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中高年のためのリフォーム術 福祉用具のあれこれ
 
中高年のためのリフォーム術
日々の、障害者や高齢者の住環境整備業務を通じて思うあれこれを綴ることで団塊の世代の応援歌としたい。
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ハンドル型電動車いすと事故
昨日のテレビで、ハンドル型電動車いす(いわゆるセニアカー)での重大事故多発についてのニュースが
流れていました。
人形のモデルを使った転倒シーンなど、なかなか示唆に富んだ迫力のあるシーンが見られました。

しかし何か違和感があるなーと思っていましたら、原因に気が付きました。
人間のモデルを含めて、全てヘルメット着用でのデモでした。
人間はともかく人形にまで着用させてデモを行うのは、これが業界が推奨している操作服装ですよと
言いたいんだろうと思いました。

私は職業柄、一般の方に比べて電動車いすを操作される方々に出会う機会が多いと思いますが
今まで一人として、ヘルメットをかぶってセニアカーを操作されている方にお会いしたことはありません。

安全操作の推奨デモを行うのであれば、ヘルメットのない場合の危険な転倒シーンをむしろ
流すべきではなかったかと思います。

以下、今回注意を喚起した「製品評価技術基盤機構(nite)製品安全センター」
の資料冒頭文章です。

NITE製品安全センターに通知された製品事故情報のうち、ハンドル形電動車いす
(※1)による事故は、平成17年度から21年度の5年間に67件(※2)ありまし
た。このうち、死亡事故は20件(30%)、重傷事故は16件(24%)でした。
調査中を除く死亡事故と重傷事故を合わせた25件のうち、誤使用または不注意による
事故は19件で76%を占めています。
被害者の年齢・性別が判明した事故45件のうち、80歳以上の男性は19件(42%)
と多く、その中で死亡及び重傷事故は15件で79%を占めています。
ハンドル形電動車いすの事故は、転落、転倒、衝突による事故が多発しており、
死亡・重傷に至る割合が大きいことから、これらの事故を防ぐために、使用者が乗
車・点検・運転時に注意すべき事項などについて情報提供し、注意喚起をすることとしま
した。
(※1)電動車いすは、操作方式により直接ハンドル操作によって使用するハンドル形、ジョイスティッ
クレバーで行う標準形等、身体機能に合わせた特殊形等があります。
(※2)平成22年3月31日現在、重複、対象外情報を除いた件数。(調査中データを含む。)

この組織の存在は初めて知りました。
国家公務員型の独立行政法人だそうです。国家公務員型?、国家公務員で
組織されているという意味であれば役所の一部門で良さそうなものです。
経済産業省にも同様の、重大事故発生の報告機関があったような?
役職席を増やすため?
情報公開の時代です、理事長以下各職の報酬規定も掲示されています。
体調の良い時または自分の方がはるかに楽してもっと高給を取っていると思われる方は覗いてください。

ともあれ、様々な事故データがグラフ形式で表示されています。
特に興味を引かれるのは、使用年数と事故件数の関係です。

使用期間1年未満の方の事故件数が29件に対し、1年以上2年以上の方の件数がそれぞれ5件と
激減しています。
この結果については、次の二通りの考え方が出来ると思います。

1.1年間の操作技術の習熟によって、安全な走行が出来るようになった。
これが一般的な考え方だと思います。

もう一つの考え方は、

2.操作に不向きな方(操作開始一年以内に事故を起こした方)は、早々に本人又は
ご家族によって使用を停止したために1年以上の経験者に含まれないため。
言い換えれば、1年以上使用されている方は一定の能力をお持ちの方々が残っている。

しかし、「操作に不向きな方」は本当にそうだったのか、適切な指導や助言を受ける機会がなかった
方々も多く含まれているのではないでしょうか。

電動車いすの操作には免許も不要ですし、講習受講の義務もありません。
自転車すら乗ったことのない方でも使用できます。
遊園地の電動カートの乗りで使用を始められる方も多いのではないでしょうか。
電動車いすの売り込みに際し、業者側が事故発生の危険性を大きくアピールすることは
まず期待出来ないと思います。(m○○○aさんの反論は覚悟の上)

私は基本的に、そこに多少の?危険があっても歩行による移動が困難な方は
こうした器機を大いに利用して社会参加すべきだという考え方を持っています。

従って、「そこに多少の?危険があっても。」の「多少」を幾分かでも減らす工夫が
あればと考えています。

もちろん高齢の方々に今更免許制度を、とは考えてはいません。

1.一定の講習を受講したことを証する受講証明書を持たない方には販売できない。
 (地域の事情に沿った講習が期待できる。狭いあぜ道の多い地域、坂道の多い地域、
  交通量の多い地域。地域によって様々なアドバイス・工夫が出来ると思います。)

2.ヘルメット着用の指導。
 (罰金制度でなくあくまでもその地域の、交番のお巡りさんや交通指導員による指導・お願い。)

それでも事故は無くなりません。
当然です。
経験年数を重ねる毎に車の運転に習熟していく世代と違い、習熟に伴って、同時に危険予知能力や
瞬発力・とっさの判断力が衰えていく世代ですから。

ならば
座して待つか、打って出るか。

座して待つ (weblio 類語辞典から)
放置する ・ 手を拱(こまぬ)く ・ 知らん顔で~ ・ 対岸の火事視する ・ (~を)見殺しにする ・ 助けない ・ (成りゆきを)見守る ・ 関与しない ・ 「火中のクリを拾わない」 ・ 行動しない

打って出る
攻撃に出る ・ 勝負に出る ・ (寄せ手を)攻める ・ (~を)迎え撃つ ・ 迎撃する ・ 仕掛ける ・ (~の)機先を制する ・ 「窮鼠ネコをかむ」

先輩諸氏に打って出て欲しいと、私は心からそう思っています。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html
加齢対応-福祉用具-浴用イス
最近はあまり見掛けないようですが、以前、浴用イスのCMがテレビで良く流されていました。

ご存じ無い方はいないと思いますが、次のようなイスですね。

    背もたれ付き浴用イス        背もたれ無し浴用イス
座って体幹(身体)の維持が出来ない方は背もたれ付きのイスを、安定している方は無い方を選択する。
何らかの障害で洗体動作が不自由になったり援助が必要になった方が入浴に際し使われる、とても有効な
用具です。

各メーカーさんも様々工夫されて、突起物で身体を傷つけることがないように又使用される方の体格に容易に
合わせられる様にと改良されています。

ただし、この用具を使用するに際して気を付けなければならないことが1点あります。
それは、安定した座りを実現するために四方に張り出した脚です。
当然、座った臀部の外にはみ出しています。
入浴介助の移動支援を行うとき注意するのが、この部分への要支援者のつま先の引っ掛かりです。

そして洗い場に実物を置いて初めて、カタログで見るよりずっと大きいことに気が付きます。
健常な高齢者であっても、このイスの脚につま先を引っかけると転倒することも考えられます。

脚部には滑り止めのゴムが付いています。タイルの目地も滑りを止めます。
その結果、多少の力ではスーッと滑ってはいきません。
つま先が引っ掛かった状況は柔道で言う足払いにも似ています。違うのは転倒した床が畳でないことです。
この浴用イスは、本来健常な方が楽して入浴するために開発された用具ではありません。
身体の状況から、必要に迫られて使用する椅子なのです。



そういった意味で、このイスを健常な方々に推奨するCMを、私は複雑な思いで見ていました。

そうは言っても、健常であっても加齢に伴って体力は落ちていきます。
今までの浴用イスでは立ち上がりがしんどくなった方にお勧めしているのが円筒形状のイスです。

円筒型浴用イス この製品は高さ40cmだそうです。他に30cmの製品もあります。
お尻を置く的が狭いのですから、当然手すりなどの手掛かりを持ちながらゆっくり座ることになります。

この種の製品の良い所は、つま先の引っ掛かる脚がないところ。
イスと足が喧嘩をしてもイスの方が簡単に負けてくれるところです。

さてあなたのお家の浴室洗い場は、どれほどの広さですか?
大人二人が同時に洗体する事が出来る程広い洗い場であれば、今日のお話しは・・・。


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加齢対応 -福祉用具-シャワーキャリー
前回に引き続き、入浴用福祉用具のお話です。

今回は車輪付きシャワーチェアです。シャワーキャリーとも言います。
効用からすると、いわば前回の浴用イスに車輪が付いた物と言えます。

次のようなものです。

     シャワーチェア後輪小      シャワーチェア後輪大

二種とも同じ用途ですが、左の製品に比べて右の製品の後輪がやや大きくなっています。
後輪が大きい分、不陸(デコボコ)な床面を通過する際は振動が少ないと考えられます。
しかし、左の製品に比べて幾分かは小回り性が犠牲になります。

本日のテーマはシャワーキャリーと段差の関わりです。

一般の車いすの内、小型の部類に入る介助型車いすはこんな感じです。

        介助型車いす

シャワーキャリーは、一般の車いすに比べてかなりコンパクトですが其れ以外にも特性があります。
それは、
1.狭い洗い場に進入しやすくするためコンパクトになっています。

2.水濡れが再々ですので金属部品が少なく、樹脂部品がそれに取って代わっています。

3.利用者を支えながらの片手操作の場面もあるため軽量に作られています。

一般の車いすに比較してその特性1~3.を言葉で表現すると、華奢(きゃしゃ)です。

その作りがどんな場面で顕著に影響を与えるかというと、段差越えになります。
上掲の介助型車いすで容易に越えることが出来る段差を、シャワーキャリーでは越えられない場面が
しばしば出てきます。

前輪キャスターの径がやや小さいこと、車いすに比べて背もたれが直立しているため前輪に体重が
掛かっていること、そして何より作りが華奢なためです。

介助型車いすは比較的作りがしっかりしているため、前進力が段差を乗り越えるための力として
前輪キャスターに正しく伝わります。

しかし、シャワーキャリーでは段差の箇所にキャスターが当たったときにさらに押す力を加えても
前輪にその力がストレートに伝わらず製品自体が全体にたわんで段差を越えるための力を分散
してしまいます。
そして残念ながら、車いすで行える前輪上げ操作も出来るようには作られていません。

空車で操作をしてもこの現象は経験出来ません。
華奢な車体に数十キロの重量が乗っかっているときに初めて感得できます。

数値的に何ミリが限界というような数値は出せませんが、実習棟での経験値では5ミリ以下でも
突っ掛かっていました。

車いすにも対応出来るリフォームをお考えの諸先輩は、シャワーキャリー対応もお忘れ無く。


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加齢対応-福祉用具-補足
前々回のシャワーキャリーについての補足です。

昨日、慣例となっている母の眼科医通いに、同行しました。
相変わらず高齢者で一杯です。予約をして行っているにも拘わらず2時間半掛かりました。
クーラーの効いた待合室は満杯です。立っている方も多くいます。
健常?な私は、外のベンチで待機です。

同じように屋外で待機している高齢のご婦人がおふたり。
立っている方のご婦人が、
「あんた、ようそんな硬いベンチに座わっとれるねー。」(良くそんなに硬い所に座り続けられるね。)
座った姿勢から見上げながら、相手のご婦人
「立っちょるよりなんぼか楽じゃわー。」(立っているより随分と楽だ。)
最初の発言がスマートと言うより、か細いご婦人。
次の発言がかなりの肥満体のご婦人。

加齢に伴って臀部の筋肉も当然落ちてきます。
いわば、自前のクッションが劣化してきています。
先の座って居られたご婦人の場合は、クッションの質は落ちたが量と接地面積の拡大で
幾らかカバー出来ているのだと思います。

その様子を見ながら本日の補足を思いつきました。

前々回のスレッドの製品写真を見て頂いてお分かりだと思いますが、
両製品とも座面の一部がくりぬかれています。
腰を浮かせなくとも洗浄介助できるための工夫なのですが、座面として評価すると
臀部の接地面積が少ない座面形状です。

メーカーも座位姿勢の苦痛を和らげるために、カット部分に緩やかなカーブを描かせたり
クッション性を持たせたりしていますが効果は今一つのようです。

というのは、
ポリテクでの改修効果検証に当たってグループ毎に講習を行うのですが、諸事情で
受講生はともかく講師である私はしばしば休憩時間なしの突貫講義になってしまいます。
従って、最終グループになるとかなりくたびれてきています。
いきおい座って講義することも出てくるのですが、前々回の製品の一つをイス代わりに
利用します。

しかし、着衣のままの私で10分持ちません。しばしばお尻の位置を変えるのですが、
切り込みがあるためそれにも限度があります。
今現在でこうであるなら、将来もっと貧相な体格になった私は何分座っていられるのでしょう。

昔、新型乗用車のユーザー評価をさせられたことがあります。
何でも良いから、何かこうして欲しいという所を考えてくれと言うようなことだったと思います。
当時喫煙していた私は(現在、喫煙中止1年と7ヶ月です)、エアコンの吹き出し口と
灰皿の位置が上下近接していて、エアコン使用中に煙草を吸うと灰を灰皿に落とすたびに
灰神楽になってしまうという評価をしたものでした。

後日メーカーから、きちんと報告がありました。
曰く
(ご指摘のことについて検証した所、お客様の指摘された通りでした。
これは、テストドライバーや関係者が様々な検証を行う際、禁煙状態で行うため
生じたことでした。
以降対応していきたいと考えております。)
この様な返事だったと思います。記念品とかはくれなかったような。

シャワーキャリーのメーカーでも、同じような検証状況があるのではないかと思います。
それはともかく、
自前クッションのへたりが激しい高齢者にとって、シャワーキャリーに長時間座らせられる
ということは支援者が想像するよりもっと苦痛なのだということだけはお伝えしたいと思います。

年を取ると言うことは必ずしも悪いことではありません。
検証が自前で出来る年齢に近づいた”ぼくと”は、裏の畑から成り物を取ってくる位
の感覚で高齢者の住環境を感じることが出来る機会が増えつつあります。

能力の向上線と脳力の下降線が交差する時まではなんとか。


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使い方?-シャワーキャリー
ブログを覗いて頂いた方々の、検索ワードをクリックしていましたら
(シャワーキャリー・段差)で検索された方の検索ページで(財)テクノエイド協会の資料が
ヒットしました。

何げにクリックして入浴用福祉用具-シャワーキャリーの項を読み進んでいましたら、
ハイッ?というヵ所に当たりました。
シャワーキャリーの使い方という項でした。
次の文章です。

4.ブレーキロックを解除し、シャワーキャリー本体を洗い場まで移動させる。
段差の大きな所は後ろ向きで走行する

とてもシンプルに解説しています。
意味としては、前輪キャスターで上手く通過できない段差は、シャワーキャリーを回転させて
大きな後輪で段差を通過するというごく分かり易い説明です。

段差とシャワーキャリーとの関わりだけに注目すれば、さらりと流せる文章です。

しかし一度でも、シャワーキャリーでの入浴支援で、狭い脱衣室・洗い場に悩んだ経験があれば
恐らくその文章のさりげなさに引っ掛かると思います。
「おいおい、簡単に言うなよ。」という次第です。

「シャワーキャリーを後ろ向きで」は、どこで向きを回転させるのか?
脱衣室には充分な広さがあるのか?
向きを変えるのは車いすから移乗してからか、それとも移乗前か?
それによって、移乗のために車いすからの立ち上がりに必要な手すりの位置が変わってきます。

洗い場に進入した後、洗体のために又向きを変えるのか変えないのか?
向きを変える場合、洗い場は回転時に足先をぶっつけない広さがあるのか?

向きを変える広さがない場合、洗い場から出るときには同じ段差に今度は前輪で対応することにならないか?

段差の大きな所は後ろ向きで走行する
普通に読み下せば何の疑問も浮かばない文章ですが、沢山の?が隠れています。
それを一つ一つクリアーして初めて、住環境について考えていると言えるのではないかと思います。

WEB上の文章を勝手にあれこれ言うのもどうかとは思いましたが、
なにせ天下の(財)テクノエイド協会です。福祉用具の大本締めです。
多少の検証には耐えて貰わなければなりません。

ましてや、
私が初めて福祉用具のイロハを教わったのは、国立障害者リハビリテーションセンターで
行われた(財)テクノエイド協会主催の福祉用具プランナー養成講座でしたから。
いわば母校のようにも思っています。


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「加齢対応」リフォームへのご質問 2
「梅にウグイス」と言いますが、わが家の梅の木にはメジロが集団でやってきます。
集団と言っても5~6羽なのですが、梅の枝をあちらに渡りこちらに渡り
そのたびに白い花を咲かせた梅の枝が揺れ、なかなか賑やかな情景です。
この寒さも、もう少し、もう少しです。

ご質問頂いた中で
・どの状況のとき自走式、介助式のどちらの車いすを推挙すべきか。
 と
・清掃が容易なゆか、壁の仕上げ材。
 についてご返答した内容の粗々を書いてみます。


どの状況のとき自走式、介助式のどちらの車いすを推挙すべきか。
<自走式は、ハンドリムという車輪にタイヤ径よりやや小さな輪が付いており
自分で輪を回して移動出来る車いすです。屋外での介助による移動でもおおむね
この車いすが使われています。>
<介助式はハンドリムが無く、移動は後方からの介助で行われます。
自走式に比べハンドリムが無い分、10cm前後製品幅が狭くなります。
後輪は自走式よりかなり径が小さくなります。

屋外移動については自走式、介助式のどちらでも構わないと思いますが
利便性は自走式の方が大きいかと思います。

さて、屋内移動の場合。

(身体状況)
・身体的要因あるいは加齢による意力減退で、ハンドリム操作が困難な方の場合は
介助型の車いすが当然にお薦めです。
屋内移動で、大きな通過巾を必要とする自走式車いすを採用するメリットは
この方の場合ほとんど見つけられません。
(今回は電動車いすについては想定外としています。)

・両碗又は片手片足で移動が出来る方の場合に、下線引きの<状況>による判断が必要です。
新築又は大規模な改築で充分な通路巾や開口部が予定される場合は、
自走式車いすの推奨も構わないと思います。

しかし、
自走式の車いすには充分とは言えないかぎりぎりの通行巾しか確保できない家屋の場合、
ハンドリムの操作が行える方の場合であっても自走式車いすを導入するには
様々な問題が当然予想されます。
例えば
一つには、通過中にハンドリムと壁の間に指や手を挟み込む事での受傷。
二つには、車いすの突起部による壁や開口部の損壊。
三つには、円滑な移動が出来ない事によるストレス。

結局、最低限の移動可能範囲(居室、トイレ、外出路)での生活に終始する可能性が
大です。

こうした家屋における対応は、通常は移動可能範囲を広げる建築的対応になりますが
もう一つ検討して欲しい対応策は導入する車いすの変更です。

(車いすでの自走というとイメージ的にはハンドリムを回転させての移動を
想像しますが、狭い屋内での移動ではハンドリムを操作するより家具や
壁面の様々な手掛かりを利用しての移動の方がより現実的です。
事務所内で事務椅子に座ったまま移動するイメージです。)

自走用車いすより10cm前後巾の小さな介助用車いすは、通路上の段差さえ解消されていれば
自走式とは比較にならないほど小回りも利きストレス無くスムーズに移動できます。

手掛かりのない空間を移動する場合、片手片足で移動される方は片足で
両碗を使われる方は直接タイヤを握って回転させて移動する事になります。
この場合に派生する問題は、
一つには、片足で移動が出来るのか。
 (片麻痺の方を想定して受講生を介助式の車いすに乗車させると、何も言わなくても
  片足で漕いで移動を始めています。)
二つには、トイレの床も走行するタイヤを直接握る事への抵抗感。
 (現実にはその方法による移動はごく限られた距離だと思います。またその箇所への
  手ふきの準備など対応はいくらでも)
場所によっては移動用の手掛かりの工夫も考えられます。
この場合何より、大きな工事を要せず車いすでの生活範囲が広くなる事がメリットです。

ご質問を頂いた方には
対象者の様々な状況を勘案した上で福祉用具に詳しい方と連携して
自走式、あるいは介助式の車いすの推奨をして頂ければとお伝えしました。

答弁漏れは次回に。(国会中継に便乗。)


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福祉用具店と改修
今朝は、久しぶりに朝から雨が降っています。
さすがにこの天候では、メジロも満開の梅に訪れて来ません。
先日の風を伴った降雪の際は、舞う雪の中に梅の花が紛れて舞い、なかなかの景色でした。

一方、新燃岳の灰が蓄積されている地域では、降雨量の増大と共に
土石流発生の危険性が増しています。
山地の木の葉一枚一枚に付着した灰も、斜面に降り積んだ灰も
全て降雨と共に低きに流れ下ります。
降らなければいつまでも危険が存在する。
降れば災害の危険。
科学の進歩などとうぬぼれていると、自然の力の前では人間の力などどれほどのことかと
こうして時々思い知らされます。

先日、福祉用具店に就職した受講生に会いました。
その時の会話から。

以下に。



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浴槽内いす
昨晩は、浴槽に入りながら肩シャワーを実験しました。
浴槽内いすに座ったつもりで腰を浮かせ、肩や背中にシャワーを掛けます。

    浴槽内いす


最初は直接に、次にタオルを肩に掛けて行います。
セミナーで浴槽内いす利用のお話をする際に、「肩までどっぷり浸かれない
代わりに、シャワーを肩口に掛けてその補いとする」そんなことをお話しています。

今回は掛ける湯の温度の実証です。
結果としては、浴槽の中の湯温より高めの方が満足感が高いように感じます。
また肩に掛けるタオルもやや厚手の方が、シャワーの水圧を直接肌に感じなくて良いようです。
バスタオルが最適かなと思った次第です。
ただし特に体力のない方は、ぬれたバスタオルの重みが負担になる場合もあると思います。

浴槽からの出入りが容易でなくなったとき、浴槽内いすの利用も選択肢として
お話ししていますので、その際の対応方法も併せてお伝えする必要があります。

<タオルを掛ける>については以前体感していましたが、水温やタオルの厚みまでは
実験していませんでした。
今回思いついて、ようやく体感した次第です。
体感したことは、自分の言葉でお伝えすることが出来るので相手にも伝わりやすいと
感じています。

それにしても、私も普段つい使ってしまう「浴槽内いす」の語彙はどうも誤解されやすい
気がしています。
用法や効用からすると、いすというより台だと思います。

足裏と臀部が同じ平面上にあると、浴槽からの立ち上がりは困難になります。
健常な場合は、両椀を使って臀部を浮かせ両足を引き寄せ立ち上がります。
普段は何の意識もなく行っていることです。

しかし、虚弱になったり疾患を持ってしまうと最初の<両椀を使って臀部を浮かせ>
の部分が容易でなくなります。
ここを当初から、台で補ってしまっておこうというのが浴槽内いすです。

従って10cm足裏より臀部が高ければよい人もいるし、15cmほどの高さが
必要な人も出てきます。
その姿勢から足を引き寄せ立ち上がります。

ここに、ちょっとしたコツがあります。

縦手すりが壁面に設置されている時、思い切り腕を伸ばして縦手すりの上方を
握って立とうとしても上手く出来ません。

むしろ手すりの下の方を握って、顔を湯の中につっこまない程度に頭を下げて
おしりを浮かせます。
おしりが上がって中腰になったら、そこで始めて縦手すりの中間または上方を
掴みます。

最初から手すりの上方を掴んでしまうと、てこの原理で身体を浮かせる前に
腕力での引き上げ動作を始めてしまいます。

それやこれやで「椅子」というより「台」が適切かなと思う次第です。
腰掛けてのんびりする椅子でなくて、浴槽からの脱出を助ける福祉用具
なのですから。


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車いすエピソード1.
T電力の社内・事故調査委員会報告書案が報道されています。
責任逃れの報告が多いのではないかとの批評もあるようです。

飲酒運転で事故を起こした当事者に、なぜそのようなことになったのか
報告書を出せといっても、
・妻とけんかをしてむしゃくしゃしていた、その原因は上司がつまらない
 ミスをしつこく叱責したためです。
 そもそも私はこの会社に入るつもりは無かったのです。
 当時世の中の景気が悪く、この会社しか採用してくれなかったのです。
 そして景気が悪かったのは、そのときの政府の舵取りが悪かったからだと思います。
 従って、今回事故の一半の責任は政府にあるともいえます。
何とかにも三分の理といいます。

以前書いた氷の話にも似ています。
・現場の担当者が”真実”の報告書を書いて上司に提出する。
・直属の上司は<自分及び管掌する部署の責任>を曖昧に溶かす。
・報告書が上に上がるに連れ、次々に保身のための修正が施させられる。
 そのたびに”真実”の氷は溶けていく。
・何れも大義名分は「組織を守るため」
最終責任者の手に残ったのは、スカスカになった真実のネットに入った
溶かしようもない現実のみ。

昔であれば国会図書館にでも行って調べなければ見つからない事案資料も、
インターネット時代のいまでは孫子の代でも容易に見出すことが出来ます。
自らの子孫に恥じることのない、歴史的検証に耐えられる報告書の作成を望みます。

表題については下記へ。


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車いすエピソード2,3
先日の段差解消機の修理でお伺いした利用者さんとのお話で、車道~歩道間の
境界ブロックの話題がありました。

知人に車いすを押してもらっていたとき、車いす介助に不慣れなこともあって
横断報道を渡るそのままのスピードで境界ブロックに乗ろうとして、前輪キャスターが
段差にぶっつかり危うく前に放り出されそうになったそうです。

車道~歩道間の境界ブロックには、わずかに(2cm)段差が残されています。
残されているというのは意図的にということです。

うかつながら私も、道路工事を見るたびになぜわずかな段差を残すのだろう、
ゼロにした方が車いすやカートが通り易いはずなのにと思っていました。

この段差は視覚障害者の歩行の安全のためなんですね。
車道と歩道の境界を知らせるものでした。
盲導犬もこの段差で一旦止まるように訓練されているそうです。

それでも車いすやカートにとって通行に支障があることは間違いありません。
 (熊谷市HPから)熊谷市ブロック そこで熊谷市ではこのように車いすやカートの通り道を
刻んだそうです。

一方、船橋市ではこのように対処しています。(船橋市市議HPから)
  船橋市ブロック 本来2cmの段差を1cmにしてしまいました。それぞれ障害を持たれる方の
検証を経て採用に至ったようです。

健常者が決まり事を一方的に押し込んでいくことなく、譲り合って一緒に地域で暮らしていく。
そういう姿勢の現れなんだろうと思います。

表題については下記へ。



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釣 書(つりがき)

いもがらぼくと

Author:いもがらぼくと
「城山の鐘 なりいでぬ 幼なかりし・・」城下町・宮崎県延岡市の地で、疾患を持たれた高齢者の住環境整備や老後に備えたリフォームを専門とした建築会社「住環境デザイン社」を経営しています。

年齢は団塊世代の末席。
趣味は「釣り道具の手入れ?」としておきます。



カテゴリー

お急ぎの方は(表題については下記へ)以下をご覧ください。



ご質問など。

お名前は匿名でも構いません。 こんな事をと思われる事でもどうぞ。

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最近の記事です。



最近頂いた又返信させて頂いたコメントです

昨今のweb状況から承認方式にさせて頂いていますので投稿ネームにはご注意を。



私のブログ内の検索が出来ます。

結構使えます。カテゴリーに拘わらずあちこち書き散らかしていますので、お時間の節約になると思います。

「手すり」とだけ入力するより「手すり(スペースキー)便器」のように検索して頂くと効率的です。



お付き合い頂いている方々のHPです。

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