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中高年のためのリフォーム術
日々の、障害者や高齢者の住環境整備業務を通じて思うあれこれを綴ることで団塊の世代の応援歌としたい。
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「もう年だから」
先日高齢者ご夫婦のお宅に、手すり取付の打合せでお伺いしました。
その地区の自治会役員さんのご紹介です。
奥様が骨折され入院されています。
退院を前に設置を行おうということです。

その役員さんが、率先して家屋内を案内してくれました。
手すりの取付は浴室が主な設置場所です。
洗い場の狭い浴室でした。
その洗い場にデンと存在感を示しているのは洗濯機です。

私、
「洗濯機がスペースを取ってしまって、介助もしにくいでしょうね」
役員さん、
「これは外に出すように予定しちょります。(しています)」

そして昨日、役員さんも同席の上図面と見積書を見て頂きました。
取付後のイメージをしっかり掴んで頂くために浴室での説明ということで
脱衣室に移動しました。
なんとすでに脱衣室に洗濯機が移動しています。

排水管は洗い場にかろうじて下がっています。給水管は浴室の水栓から
延長ホースで空中を飛んでいます。
そのままの状態では浴槽に近づけません。
当然浴室引き戸も閉められない状態です。

しばらく声が出ませんでした。
私、
「アッアノー、これは?」
役員さん、
「洗い場がせめーかい(狭いから)出したとよ、ホースもなげーつがあったかい
 (長いのがあったので)ぜにゃー(金は)いらんかった」
私、
「そうすると、お風呂にはいるときは、ホースを片づけて洗濯機からの
 洗濯排水を洗い流してから入るということになりますね」
役員さん、
「洗面台が横にあるかい、そこから分岐したりしてできんこたねっちゃけんど
 (出来ないことはないけど)ぜにがいるわなー」
私、
「そう大きな費用もいらないと思いますが?」
役員さん、
「こん人達ももう年じゃかい、あれこれしてもそう何年も使わんじゃろ
 もったいねわなー」
(このご家族も、もう高齢(夫83才妻75才)なので今更お金を掛けて
 あちらこちら改修しても先行きそう長くは利用しないだろう。
 それではお金がもったいない)


このご夫婦、ご主人はある企業団体(・・商業組合)の部長職で退職され
お暮らしぶりもそうお困りの様子はありません。
長く使わないだろうからもったいないというのは、何かとお世話をされている
この役員さんのお考えの様です。

こうした考え方は、お伺いした高齢者宅でもしばしばお聞きします。
確かにコストパフォーマンスから考えればそうした考え方もあります。

50万円の改修費用を10年で割ると年5万円になります。
もしかすると5年で割ることになるかもしれません。
そうすると年10万円。
しかし一方で、15年ということも考えられます。
要は、高齢期の不自由を少なくするための環境整備は、そうしたコスト管理の
考え方には馴染まないということでしょう。

改修を終えたお宅で、後日の感想でよくお聞きする言葉は「こげんこつなら
(こうしたよい事で有れば)もちっとはよから(もっと早く)すれば良かった」
という言葉です。

「使う年月が短いに違いないから無駄だ」
という考え方もあり
「精一杯生きてきた。だからこそ、あと何年生きられるか分からないがせめて穏やかに
 不自由少なく過ごしたい」
という考え方も有ると思います。

使う年月の意味が、老後を意識することない世代と終末からの残余の年数を
考える世代とではその意味が大きく違うのではないでしょうか。

私は高齢者の方々に、不自由な生活のまま人生の終末を待つ生活より、
少ないに違いない年月だからこそ濃密な日々を過ごして頂きたい
と考えます。

このお宅の住環境整備も何とか上手に説得できればと思っています。
それに先だって、先ずは役員さんの説得から始めなければ。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html
ベースリフォームについて
以前ちらっと書いたベースリフォームについて、知人から問い合わせのメールが来ました。
「ベースと言うからには基礎と言うことなんだろうが、もう少し詳しく説明を・・」という
事です。

因みに知人は建設とは無関係の業務です。
本人又は近親者がリフォームを考えている様に窺える文面です。

詳細は下記に。

[READ MORE...]
老親と同居予定
「母が亡くなって単身となった父親を呼び寄せて同居することになり、
 それなりに必要な改修を考えています。
 ネットで調べると、高齢者の居室はトイレに近い方が良いとありますが
 我が家は何れの居室もトイレから遠い間取りとなっています。
 トイレは必ず父の居室に近接しなければだめでしょうか」

要約するとこのようなご質問を頂きました。
私の方からは次のようにお答えしました。
1.トイレが近いということと、使い易いということは必ずしも同じではありません。                      居室の隣がトイレであっても居室出入り口から廊下を曲がらなくては
利用できないトイレ室より、距離はあってもまっすぐにたどり着けるトイレの方が
利用しやすいこともあります。
2.トイレに近いことが不適切な場合もあります。
深夜にトイレを利用する家族がいらっしゃる場合、排水音で父親の睡眠が
妨げられる状況もありえます。
3.トイレ室が家族の居室に近く、夜間の排泄回数が多い高齢者の場合
排水音を出すことに気兼ねして水分の補給を制限してしまう方もいます。
経験した事例で、
複数回の夜間排泄の際に、排水をせずにそのまま貯留させている高齢の
女性もいらっしゃいました。
これはこれで同居のご家族に不満が出そうです。

結局、
先ずは、今のご家族でどのような受け入れができるか話し合いをすること。
その際、特に若年のご家族の意見は尊重すること。
例えば、
夜間のポータブルトイレ利用も選択肢としてあって良いのですが、
中のバケツ(尿等の貯留器)を、誰がどこで(トイレ室・浴室・屋外)洗うか。
汚物を便器に流すことを了承する方でも、浴室洗い場でのバケツ洗浄には
抵抗感が持つ方が多いものです。

高齢者はこういうものだと決めつけずに、父親の意見もしっかり聞くこと。
遠慮の中から、本音を上手に聞き出すこと。
一方の負担(我慢・犠牲)だけが大きいと、家庭内の不和の原因になります。

トイレ室を新たに追加することも状況によっては考えられます。
そうしたご相談の際には、簡単な間取り図と写真添付のメールを頂くようお願いして
今回のご相談は終わっています。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html


釣 書(つりがき)

いもがらぼくと

Author:いもがらぼくと
「城山の鐘 なりいでぬ 幼なかりし・・」城下町・宮崎県延岡市の地で、疾患を持たれた高齢者の住環境整備や老後に備えたリフォームを専門とした建築会社「住環境デザイン社」を経営しています。

年齢は団塊世代の末席。
趣味は「釣り道具の手入れ?」としておきます。



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