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中高年のためのリフォーム術 コメントで思ったこと
 
中高年のためのリフォーム術
日々の、障害者や高齢者の住環境整備業務を通じて思うあれこれを綴ることで団塊の世代の応援歌としたい。
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コメントで思ったこと
先日コメントを頂いた方の内容から。

≪建築を専門的に学んだわけでも無く介護を本格的に学んだわけでも無く
たまたま福祉住環境整備に従事するようになってのめりこんでいます。
その為各分野の専門用語には疎く、動作分析にも方法論や理論はありません。≫
(投稿の方、無断借用お許し下さい。公開コメントでの投稿でしたので一部を抜粋させて頂きました。)

このコメントを拝見して、以前リハ職の方から「セミナーの時の資料にしたいので、貴方が住環境整備を行うときどの様な考え方で望んでおられるか教えて下さい。」とのご依頼があったときにお送りした文章を思い出しました。 

私は改修プランの立案において、その方の疾患やADLを主題として捉え、必要とされる環境を先ず考察し、しかる後建築技術的な可否の検討を行っています。

*注釈
(建築的アプローチを先行させたり、曖昧なままプラン立案を行うと「使えるはず。」
 「無いよりはまし。」「普通こうする。」といった言い訳に終始するプランとなりがちだと思います。建築的な考察を後にすることで、建築的なセオリーを無視してでも常に利用者の特性に沿うプラン立案を行う姿勢が出来ると考えています。)


1級建築士事務所を経営している友人が何人かいますが、小面積の住宅でも建築士に設計を依頼する方が多かった時代と違い、昨今は公共建築の設計を皆さんで分け合う(研究会=打合せ=?)状況となっています。
従って、個人々の身体事情に合わせた設計をするノウハウを持たれていない設計士さんが大半ではないかと思います。(勿論、卓抜した識見を持ち、活躍されている方々もいらっしゃいます。)
友人にしても、公共建築物のバリアフリー設計指針の資料を片手に設計をしています。いわゆる不特定多数の方々が対象のノウハウです。
しかし我々が対応しているのは、いわば”特定個人”の環境整備です。
自ずから出発点が異なっています。

要は専門的な建築知識よりも、どれだけ対象者に寄り添う気持ちがあるかの方がより一層重要だと考えています。

今年も福祉機器展が10月に開かれます。その中の面白い?記事から

セミナーで、受講者の緊張をほぐしたり眠気を覚まして頂くために仕掛ける、仕掛けがあるのですがそのことに関わる話題を。

機器展での住宅改修について述べた記事の中に、
{手すりの高さは、大腿骨骨頭(だいたいこつこっとう)の大転子部(だいてんしぶ)の高さが適当である。}がありました。骨格の図入りです。

実はこれを、上記の仕掛けで使っているのです。
骨格の図で見るとなるほどと思います。しかし受講者の方々に、椅子から立ち上がって頂いて
「はい、図を見ながらご自分の大転子部を指し示して下さい」と言うと、皆さんバラバラな場所を指し示すことになります。
そこで、男女の代表に一人ずつ前に出て頂いて、男性が手すりを付ける人・女性が対象者として大転子部の位置を探って頂きます。
どうしても男性側に遠慮がありますので充分に探れません。(選出には気を遣っています。この際・・という不届きな男性は選抜しません。)
女性にご自分で捜して貰います。

大部分(病院職員対象のセミナーでも同じでした)の方が腸骨(骨盤の上方に広がった部分)の外側をこれだろうと判断します。
従って、手すりの位置は本来の位置よりかなり高い位置になってしまいます。

そこで探し方を披露します。
「両手の手の平を腰のやや下に付けて下さい。そのまま片足を前に出してかかとを付けます。はい、その足先をクリクリ動かして下さい。」
「手の平にクリクリ当たる骨がありますね。それが大転子部です。」
皆さんなるほどと納得します。中にはそれでも分からない方もいますが 。
「しかし残念ながら、こういう事が出来る方には手すりの必要はありません。」
ここで1回笑いが取れます。セミナーを行う方としては”つかみはOK”ということになります。
前に出ている男性には「遠慮されて充分には探せなかったようですね。しかし、対象者がオバアチャンだからといって遠慮無く触っていたら、後で今日の人はものすごく助○な人だったと言われるかも知れませんヨ。」
ここで、もう一度笑いが取れます。

別に笑いの取り方を教授しているわけではありません。その位、大転子部での手すりの高さ測定は容易ではないと言いたいのです。

もっと簡便な方法があるのですから、それを伝えるべきだと思います。
ケースカンファレンス(担当者会議)に参加していつも思いますが、専門職の方々は分野外の方に分かり易く伝えるという努力が足りないのではと思っています。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html
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この記事に対するコメント
大転子部の探し方 参考にします
冒頭に私のコメントがあり、驚きました。全く構いません。

そう言えば通常業務内で 「使えるはず。」 「無いよりはまし。」「普通こうする。」と言ったことは無いですね。「他の業者さんならこうするでしょうけど」とは良く言います。

実は余計な肉のせいで大転子部の位置がはっきりわかりませんでしたが、
知ろうとも思いませんでした。手すりの高さの目安になることは当然知っていましたが
最終的に手すりの取り付けの際は使用する本人の動作やADLに合わせていたので。
こんな私でも年に1~2回手すりを中心としたプレゼン(少人数)をすることがあり、
大転子部の探し方は参考にさせて頂きます。
それより大転子部の位置が分かるようにダイエットが先ですか?

世間には「バリアフリー」「ユニバーサルデザイン」という言葉がだいぶ浸透しました。
でも私は「バリアフリー」はともかく「ユニバーサルデザイン」という言葉が嫌いです。
私には「そこそこ」「まあまあ」「だいたい」と同義語に感じられます。
通常業務は「ぴったり」「ばっちり」の追求ですので、「この人には」と考える(というより観察して気付く)から正反対なわけです。
「バリアフリー」というのも世間では勘違いされています。
将に、「どれだけ対象者に寄り添う気持ちがあるか」によって
バリア(障壁)を無くせるかがバリアフリーのはずです。
物理的に「段差」が無いことだけがバリアフリーになっています。
例えば玄関先にスロープ造作。
車いす使用の方なら当然ですが、片麻痺でも杖で歩行の方はスロープよりは蹴上げの低い階段造作と手すりの提案では? 
平坦な廊下と同じようにスロープ上を歩けると考えるのは健康な人が自分を基準に考えるからです。考えるから方向を間違えるし、押し付けることになるから、私は生活改善の為に観察することに集中しています。

また長くなっちゃいました。でも間違ってないと信じています。
42歳 千葉県在住です。
【2007/08/25 10:36】 URL | mucca #- [ 編集]

有り難う御座います。
muccaさん ご寛容有り難う御座います。

「バリアフリー」にしても「ユニバーサルデザイン」にしても、一語で表現することが
出来るほど簡単なものじゃない。と私も思っています。
さりとて、一語で表現出来る日本語もおいそれとは見つかりません。

muccaさんはお分かりだと思いますが、大転子部の話は反面教師として表現しています。
現実的な測定方法ではないということを言いたかったのです。
【2007/08/25 14:21】 URL | ぼくと #dDm6s.8Q [ 編集]

こんな表現ではいかがでしょう?
「思いやり」・・・バリアフリーにもユニバーサルデザインにも住環境整備にも共通しているように私は感じます。
お忙しいのにコメントの返信、本当にありがとうございます。
【2007/08/30 00:46】 URL | mucca #- [ 編集]


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いもがらぼくと

Author:いもがらぼくと
「城山の鐘 なりいでぬ 幼なかりし・・」城下町・宮崎県延岡市の地で、疾患を持たれた高齢者の住環境整備や老後に備えたリフォームを専門とした建築会社「住環境デザイン社」を経営しています。

年齢は団塊世代の末席。
趣味は「釣り道具の手入れ?」としておきます。



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