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中高年のためのリフォーム術 開き戸と引き戸の長短について
 
中高年のためのリフォーム術
日々の、障害者や高齢者の住環境整備業務を通じて思うあれこれを綴ることで団塊の世代の応援歌としたい。
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開き戸と引き戸の長短について
以前予告してました、「開き戸と引き戸の長所・短所」から。

開き戸の欠点と引き戸の長所については、一般に認識されています。
そして開口部のバリアフリー化は、当然のように引き戸への転換と
されているようです。
つまり、開き戸の長所と引き戸の欠点については、この場面であまり論じられていないようです。

ここでは、欠点ばかり問われる開き戸と長所ばかり評価される引き戸について
考察してみます。
1.開き戸の優位点
  ・ドアの開閉に要する力が少なく、惰性で、動作以上に大きく開口出来る。
  ・密閉力が高く、プライバシーが保護しやすい。
  ・出入り口を作りたい壁に、戸の幅があれば容易に開口部を作れる。
  ・堅固な錠が設置でき、防犯性能が高い。

2.引き戸の欠点
  ・引き開けた巾しか通行幅が取れない。
  ・レール式、吊り戸式ともに、プライバシー保護能力が低い。
  ・設置壁に、引き戸の倍以上の壁面を必要とする。
  ・戸が前後する壁側には、手すり等の手掛かりが設置できない。
  ・一般に施錠がし難く、防犯性能が低い。

ここで最も留意すべき事柄は、それぞれの最初の項だと思います。
開き戸-惰性で、動作以上に大きく開口出来る。
 ↑↓
引き戸-引き開けた巾しか通行幅が取れない。

上肢の関節(指・手首・肘・肩等)に痛みを持つ方の場合、
レバー等を押し下げてラッチ(開きドアの半月状の爪)を外しさえすれば
軽い力でドアを開口する動作の方が、引き戸を引き開ける動作より
ずっと苦痛が少ないのは容易に推察できます。

総じて、引き戸の方が長所が多いとは言えますが、全ての場面において
必ずしも万能ではないということです。

平滑な床面にわざわざ段差で表示する、視覚障害者誘導用ブロックの有り様など
対処すべきバリアは個々の人によってそれぞれであるということを、場面々々で
再認識することが必要だと考えます。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html
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いもがらぼくと

Author:いもがらぼくと
「城山の鐘 なりいでぬ 幼なかりし・・」城下町・宮崎県延岡市の地で、疾患を持たれた高齢者の住環境整備や老後に備えたリフォームを専門とした建築会社「住環境デザイン社」を経営しています。

年齢は団塊世代の末席。
趣味は「釣り道具の手入れ?」としておきます。



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