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中高年のためのリフォーム術 療養病床削減の先ゆき
 
中高年のためのリフォーム術
日々の、障害者や高齢者の住環境整備業務を通じて思うあれこれを綴ることで団塊の世代の応援歌としたい。
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療養病床削減の先ゆき
前回のスレで、2025年問題(団塊世代の全てが後期高齢者になる)の対応策として
介護給付費の削減を目的とした介護保険制度の改革について記述しました。
今回は、増大し続ける医療費の削減を目的とした療養病床削減についてです。

日本の年間医療費総額は約30数兆円とされ、毎年1兆円ほど増えています。
このうち25%が国の負担です。
本人の負担は、保険料と窓口支払いで45%となっています。
意外に、国の負担は少ないですね。

年々医療費が増加する原因は、
 1. 対象人口の増加 (あくまでも医療を必要とする人口)
 2. 対象人口の高齢化 (2025年問題)
 3. 医学、医療の進歩、新技術の導入 (高額な医療機器とそれに伴う治療費)
 4. 疾病構造の変化、対象の変化 (生活習慣病、及び医療による延命)
上記の内 4.の生活習慣病の改善以外は、関与が出来ない。

そこで、政策的に関与できるものとして下記の項目が考えられる。
1. 病床数が多い、在院日数が長い
2. 薬剤価格が高い、薬剤使用量が多い
3. 医療材料価格が高い
4. 検査が多い
5. 受診回数が多い

2.の薬価については日本は途方もなく高いのです。
 アメリカの数倍します。
 輸入した薬剤でも流通システムの中でいつの間にか信じられないほど高くなります。
 アメリカ並みの薬価にすれば、国負担と同額の数兆円分は節約できると言われています。
 使用量が多い-実際、高齢者の、日常での服薬作業はかなりの時間を要します。
           本人用の薬箱は、余った薬剤の袋で一杯です。
 ジェネリック薬剤について、単価をもっと下げるように方針が示されました。

 参考:経常利益率 製造業の平均3.6% 製薬会社大手15社の平均22.1%

3.カテーテルやその他の資材も、他の先進国に比べて著しく高く設定されています。
 これについては特に指針は無し。

 参考:米国で7.1万円のカテーテルが日本では25.7万円

4.検査が多い。これは患者が要求するのでは無く、受診すると流れ作業的に
 いつの間にかいくつかの検査を受けさせられています。
 これは日常、皆さんが経験していることです。

5.高齢になれば、身体のあちこちに何らかの不調が出るのはやむを得ないことだと思います。
 私の身近にも、治療でなく健康診断として定期通院する高齢者が多くいます。
 これについては、病の強弱?で費用負担を変えるとした指針が出ていました。
 しかし、健康診断代わりという認識が有る高齢者はともかく、重篤な病の兆しを気づかずに
 我慢した結果・・、という事態もあり得ます。

やっと表題である1.の病床数に戻ります。

国は平成6年に、医療保険対象の療養病床を大幅に削減し条件を緩和した老健様のものに転換させる。
一方、介護保険対象の介護療養病床を全廃するという方針を決めました。
しかし病院経営者は、下流に下るのではなく遡る道を選びました。
療養病床をもっと費用の取れる一般病床に転換し、介護療養病床を医療保険の療養病床に
転換しました。
さすがにしたたかです。選挙の際の資金力と集票力のなせる技です。

今回は国も手法を変えました。
全国一律という対決を避け、各個撃破の戦略です。

介護保険対象の介護療養病床については数年その対処を延期し、
各都道府県単位に、人口10万人当たりの療養病床の基準を決めたのです。
当然過疎化の進む県は人口10万に当たりの病床数は多くなります。
一方、人口の集中する都会地の比率は基準に足りないという結果が出ました。
基準値は、鳥取県の10万人当たり213人の入院者数が目途とされています。

国はその政策を進めるに当たり、医療に関わる様々な費用点数の増減で締め付けていくことになります。
すでに聞こえてくる、事態を懸念する声は
「より診療報酬や入院基本料が高い患者を収容するために、点数の低い患者への退院圧力が
 今以上に強くなってくるだろう」、ということです。

その方達の行き場所はどこになるのでしょう。
次回は、その行き場所について。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html
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Author:いもがらぼくと
「城山の鐘 なりいでぬ 幼なかりし・・」城下町・宮崎県延岡市の地で、疾患を持たれた高齢者の住環境整備や老後に備えたリフォームを専門とした建築会社「住環境デザイン社」を経営しています。

年齢は団塊世代の末席。
趣味は「釣り道具の手入れ?」としておきます。



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