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中高年のためのリフォーム術 居室の変更について
 
中高年のためのリフォーム術
日々の、障害者や高齢者の住環境整備業務を通じて思うあれこれを綴ることで団塊の世代の応援歌としたい。
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居室の変更について
余所事だと思っていた県政のゴタゴタが、我が県でも起こってしまった。
時あたかもゴルフマンスリーで、ゴルフトーナメントで注目を浴びるはずが、不祥事で注目を浴びることになった。非常に恥ずかしいことです。
公共事業関連の事業を営む友人は、「地域の関連企業を守るためには談合も必要悪だ」と宣(のたま)う。
過疎地の役場に勤める知人は、「道路が未整備な時代は、作業員が村内に宿泊して工事の期間中村内を潤してくれた。道路が二車線になり日帰りでの送迎が可能になった今、苦労して認可を受けた事業も住民にメリットが無くなった。地元住民を雇用する地域の会社に請け負わせたいのは当然である。官製談合は無くならない」。
又、こうも言います。「恒久的に保全出来る工事は行いたくない。大規模な工事であれば地元の小さな会社は参加に預かれないし、技術的にも困難である。むしろ、時々壊れるくらいが地元会社の永続のためには望ましい」。
確信犯的な意見ですが、地域の現状を見れば有効な反論も見いだせません。
いっそ、一定の条件下で官製談合(調整)を有効にするとか。

今日は、居室の変更について。 
  
過日行った老後に配慮した改造工事に、居室にトイレ室を設ける工事例が多々あります。
高齢期に向かって準備をしておきたい、既に歩行が不安定でもあるので設置したい等ご希望は様々です。
中には、新築時に既にその計画を持ち、準備をされている方もありました。
今日はその事例を中心にお話しします。
お一人の方は、トイレには水回りが必要とのことで水道管とボイラーからの給湯管を寝室予定の床下まで配管されていました。しかし、実際の工事ではそれらは利用されないままとなりました。
何故なのか。
そのお宅では、南向きの1階洋間を老後の居室予定室と考えて、階段歩行が困難になったときには2階からその部屋に寝室を移すこととしていたのです。
クローゼットを改造して、洗面台とトイレ室を設置する計画でした。
奥様が脳梗塞を発症され、介助無しでは歩行が困難となりました。ご主人は予定していた洋間を居室に改造する構想を奥様に持ちかけましたが奥様は承知されません。
予定していた洋間は客間でした。退職して高齢になれば訪問客もそう多くは無いと考えてのことです。
奥様がその部屋を寝室にすることを嫌がったのには訳があります。客間であったために、家族の日常生活するスペースからは離れた位置にあったからです。
ベッドにいる時間が長くなった奥様は、家族の動きが感じられる場所に居場所が欲しかったのです。客間では離れすぎて何も感じられません。
結局、ダイニングキッチン横の和室が寝室となりました。1間の押入を改造して、トイレ室としました。

用意していた配管は使わないままとなりましたが、予定通りの居室であっても、給湯管は使えないはずでした。
大量の給湯を必要とする場所であればともかく、せいぜい手洗いや洗面のための水量はたかがしれています。温水を利用するには、長い配管の中でさめてしまった温水を、出し切ってからしか使用出来ません。距離によっては利用する量より捨てる量の方が多くなってしまいます。温水が出るまでの待ち時間も長く必要です。結局、水道水の温度で使うことになると思います。

このご夫婦の構想の出発点は、健常な老夫婦ということでした。
一方が介護を要するようになったらという発想がありませんでした。
居室の変更を予定する場合は、どちらか一方が介護を要する場合を想定しておくべきです。
必ずしも、そうはならないかもしれません。しかし。体調の好不調は当然あることですし、病気になる事だってあります。加齢に伴って、そう言う事態は増えてきます。
たまたまこのお宅は、家族の居場所に近い場所に、居室に変更出来る6畳の和室がありました。改造出来る1間の押入もありました。
現在は、台所に立つご主人にベッド上から奥様があれこれ指図して、和気相合?と生活して居られます。
押入をトイレに

写真は、上の事例とは関係のない工事例です。
左に洗面台が少し写って、右に便器が写っています。半間の物入れを拡幅してトイレ室を作りました。違和感を少なくするために、長押も設置しています。洗面台の給湯は、洗面台下部に電気温水ポットから取っています。

下の写真は、歩行が不安定になった方の工事例です。
3枚連動の引き戸ですが、外して写しています。  
1間押入をトイレ室に

押入をトイレ室に改造する場合の欠点は大方窓が取れないことですが、このお宅の場合は、外壁に面して押入が設置されているため筋交いを避けて開口しています。

要は、居室の変更を将来予定する場合、そこに居室を移したときの生活の有り様を想像することが肝要です。
お一人が、(当然、生活習慣病予備軍のご同輩、貴方です)ベッド上にいる。連れ合いは台所のテーブルで趣味に余念がない。呼べど届かず、動きも見えず。
居室の選択は、その後の”貴方の”生活に大きく関わります。くれぐれも慎重に。

次回は、ご質問を頂いた方への回答です。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html
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この記事に対するコメント

あ、そっかァ。
私も多分このご主人と同じですねェ。
想像力が足りないようです。
家族のそばがいいにきまってますよね。
特に弱ったときは。

三連扉。
なるほど、これなら開口が広くなりますね。
納得。
【2006/11/21 00:59】 URL | daiku #l3W7yd.M [ 編集]


daikuさん コメントありがとう御座います。
この配置にも功罪があって、功は家族との連携が常にあると言うことです。
罪は動こうと思えば何とか動ける方が、日中ベッド上で過ごすことが多くなることです。
終日ベッド上であれば、パジャマを着替えることもなしに、生活のメリハリが失われてしまいます。
従って、一つの仕掛け?が必要です。記事にも「家族の動きが感じられる」としています。
【2006/11/21 14:04】 URL | いもがらぼくと #dDm6s.8Q [ 編集]


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Author:いもがらぼくと
「城山の鐘 なりいでぬ 幼なかりし・・」城下町・宮崎県延岡市の地で、疾患を持たれた高齢者の住環境整備や老後に備えたリフォームを専門とした建築会社「住環境デザイン社」を経営しています。

年齢は団塊世代の末席。
趣味は「釣り道具の手入れ?」としておきます。



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