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中高年のためのリフォーム術 屋外のスロープについて。2
 
中高年のためのリフォーム術
日々の、障害者や高齢者の住環境整備業務を通じて思うあれこれを綴ることで団塊の世代の応援歌としたい。
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屋外のスロープについて。2
大勢の方が亡くなった、JR尼崎脱線事故から1年半だそうです。もうそんなに経ったのかと驚きました。その時重症を負ったピアニストの話がありました。
普段は1両目に乗車するのに、たまたまその日は3両目に乗車していたそうです。
その方の言葉です。
「死は生にくっついている。生の輝きで見えないだけ。だけどある時、急に顔を出す。その時は受け入れるしかない」。
生死の境を経験した方の言葉は重い。私は、まだまだこの様な死生観は持てません。

今日も、前回に続き屋外のスロープについて。
歩行用のスロープ勾配については、特別お話をしなくても、様々な場所でご経験あるでしょうし工事中でも確認出来ると思います。
皆さんが判らないのは、車椅子を使用する際の勾配だと思います。
車椅子の利用には二つの形態があります。
1.自分で操作して移動する方法
2.介助者が押して移動する方法
  (電動の物があることはご存じでしょうが、ここでは省きます)

1 は自走と言います(自操と書く場合もありますが、耳で聞く分には同じです)。
私の経験から独断でお話ししますが、平滑な施設内や道路で自走出来る高齢の方でも斜面を走行出来る方はまれです。なぜか。
腕力が無い訳では無いのです。機敏性が無くなっているからです。
斜面に逆らって車輪を前方に回す、回しきったところで両手を離し次の回転の準備をします。
車椅子は物理の法則で下に下がろうとします。下がるより早く腕をバックしてハンドリム(車輪にくっついた輪)を握ります。
車で言えば、マニアル車(オートマチックでない車です-免許をお持ちでない方のために)での坂道発進に似ています。
この機敏性が無いために困難になるのです。
比較的早期に利用される方は走行が可能だと思いますが、加齢に伴って、何れ斜面走行は困難になります。

従って、考慮すべきは2の介助による走行と言うことになります。
どちらが車椅子利用者であるかはその時点でなければ判りませんが、案としては奥方が車椅子のうしろ、貴方が車上の人として考えることになります。
なぜか。一般的に女性の方が体力が無いとされています。負けん気とか鼻っ柱ではなく、純然たる馬力の評価としてですが。
非力な人に合わせて対処しておけば、より体力ある貴方が対応する事は容易です。

さてそれでは、どの位の斜度であれば奥方が貴方の車椅子を押すことが出来るのでしょう。
自治体の、高齢者対応の住宅改造補助金の決まりでは1/12の勾配とされています。1/12の勾配は10cmの高さに対し、手前から水平に120cm行ったところで10cmの高さに登ることを意味します。
従って、50cmの高さの玄関ポーチへスロープで対応するには、6Mの水平距離が必要になります。当地のようなローカールな地域でも容易でない長さです。地域によって緩和要件もあるようです。

補助は考えないものとした場合、実際どの程度の勾配であれば押してもらえるものか。
ご主人が中肉中背、奥方も同様、但し奥方は膝に痛みを時々感じる方です。
1/8の勾配で押すことが出来ました。但し勾配の長さは3Mでしたが。
スロープの長さが長ければより緩く、短ければ上記程度の勾配は押すことが可能だと思います。

何れの条件もクリアー出来ない場合は、乗車が必要になったとき、電動の車椅子も検討すべきです。
  スロープ外観

文字だけでは画面に潤いが無いので参考までに。

このスロープに関する解説とスロープを作ったらダメについては次回に。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html
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この記事に対するコメント

「潤い」の写真。
ぼくとさんが携わった現場ですか?
ウッドデッキ。
掃き出しに直通なんですね。
なんか渡り廊下の趣があってとてもいいです。

【2006/10/26 23:12】 URL | daiku #l3W7yd.M [ 編集]

daikuさん
コメントありがとう御座います。
白く見えるスロープはコンクリートです。勾配は補助制度に則って作りました。
緑の多いお宅ですので、木部の色が思いがけず綺麗に映えてくれました。
【2006/10/27 08:38】 URL | いもがらぼくと #dDm6s.8Q [ 編集]


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Author:いもがらぼくと
「城山の鐘 なりいでぬ 幼なかりし・・」城下町・宮崎県延岡市の地で、疾患を持たれた高齢者の住環境整備や老後に備えたリフォームを専門とした建築会社「住環境デザイン社」を経営しています。

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