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中高年のためのリフォーム術 建築職との連携
 
中高年のためのリフォーム術
日々の、障害者や高齢者の住環境整備業務を通じて思うあれこれを綴ることで団塊の世代の応援歌としたい。
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建築職との連携
前回スレとの間に、セミナー1回と出前講座1回が挟まっています。

どちらも春先に予定されていたのですが、建築系対象のセミナーは口蹄疫の関係で延期となり
高齢者対象の出前講座は、何回かの予定日設定の度に天候不順で延期となっていた集まりです。

建築系のセミナーは、大工さんが主たる参加者のセミナーでした。
若い大工さんもいない訳では無いのでしょうが、参加者はほぼ中高年の大工さん達でした。
中には私よりやや先輩と思われる方も居られました。
まだまだ現役、頭が下がります。

セミナーに先立って、主催者である包括支援センターと地域の福祉課に
状況聞き取りに伺いました。
要は、私は何を話したらよろしいのですか?の確認です。

結果は、以下の様でした。
1.大工さんは、家族とのやり取りだけで勝手に工事を変更してしまう。-だからケアマネがバタバタしてしまう。
2.大工さんは、必要書類をしっかり準備してくれない。-だからケアマネが写真から手配している。
3.大工さんは、介護保険のルールを知らないまま工事を行う。-だからケアマネが後始末に追われる。
4.大工さんは・・・。
5.大工さんは・・・。
聞き取りの両所ともほぼ同じようなお話でした。

締めは、「福祉用具屋さんだと安心なんですが。」という言葉でした。
「そりゃそうだろ、彼らは介護保険が飯の種なんだから・・(私の心の中の声です)。」

何となく、「そういうことのない様に、大工さんを教導して欲しい。」と聞こえました。
買い被りすぎです。そんな能力も経験もありません。

本来、担当課が率先して研修会の開催などを通じて改修ルールの周知を行うべきだろうと思います。
それらの実施が無くて一方的に、「大工さんは・・。」では大工さん達が気の毒です。

一つの業界に従事していると、いつの間にか、自分たち業界の常識が世間の常識と思ってしまう。
大工さんへの不満の原因は、そんな所にもあるんじゃないかと思いました。

セミナー前に、早めに来られた参加団体代表の方とちょっとお話をしました。
「仕事がない。こうした研修会に参加する事で、改修の仕事を得る手掛かりでも得られたらと思い
みんなに呼びかけました。」
もう一人、副代表の方にもお話をお伺いしました。
表現は違いますが、同じようなことを言われていました。

皆さん誠実で前向きなんです。決して、ルール破りをしてでも仕事を取ればよいなんて考えてはいません。
セミナー後の質問にもありました。
「こうした工事を請けるにはどこに営業したら良いのか。」
結局、介護保険に関わる業界の成り立ちや仕組みを把握するだけの情報が、得られていないということだと思います。

急遽、お話しする内容を少し修正しました。
元々私は、原稿を用意しないタイプですので修正と言うほどのことはありませんが。

前半部で、
1.健常な御家族さん達のリフォームとは異なる対応が必要な理由の説明。
2.利用者(大工さんには?です。施主と言い直しました。)の情報をきちんと把握する必要性。
3.工事前後の写真撮影の実務
4.御家族が自己選択を行うための二種以上のプラン提出の必要性を説明。
  (費用大・自立度大>介護負担小 、 費用小・自立度小<介護負担大)  
5.高齢の方とのコミュニケーションの取り方。
6.他職(福祉職、医療職、保険担当課等)との手のつなぎ方。
  等々

後半部で
7.健常な御家族のためのリフォームと違って、プランが間違っていれば無駄な工事となる。
8.手続きを間違うと御家族が取得するはずの給付金が出ない。
9.工事に不慣れなケアマネは、工事で対応するより人力での支援に頼ろうとする傾向がある。
10.福祉用具屋さんは不慣れな建築工事でなく、毎月レンタル収益を生み出す福祉用具で対応しがちである。
  等々

大凡、この様なお話をさせて頂きました。

まとめの部
1.2.6.7.8.については、
「だからケアマネさん達をきっちり利用しましょう。
 場合によっては福祉課の職員も抱き込みましょう。
 大工さん一人で責任をかぶることはありません。
 みんなで渡れば怖くない。(多少露悪的な表現ですが)」

9.については、
「詳しい介護保険のシステム説明は省きますが、ヘルパーさんの支援は大きな費用が掛かるため、
そのほかのサービスを希望しても使えないことがあります。
それがヘルパーサービスを使う御家族の悩みです。
建築素人のケアマネさんに、きちんと優しく連携してくれる大工さんがいればケアマネさんも安心です。」

10.については、
「福祉用具屋さんも工事を受けることもありますが、所詮素人なので自社では行えず大工さんや工事会社に
廻すことになります。
私にも何度か福祉用具屋さんからその様なお話がありましたが、結局はペーパー
マージンのお話となります。
工事費に %マージンを上乗せして見積もりを出して欲しいと言うことです。」
「皆さんが直接工事を行うことで、地域の皆さんが適正な費用で住まいの環境を整備することが出来る
事になります。
是非こうした研修会や座談の場を再々設けて、ケアマネさん達との連携を作っていってください。」
 
終了。

福祉関係者の上から目線を感じたのか、いささか塩っ辛いセミナー内容だったように思います。
まだまだ青い、反省。
しかし、この年になると”青い”、うーん嬉しいような。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html
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この記事に対するコメント
お互い、違う土俵ですから
 お互いの「歩み寄り」が必要ですよね。

どちらかが変わればいいのではなく、お互いに変わらなければ連携できない。

利用者さんに最善の、できるだけ良い提案をするには

できるだけその方の情報を集める必要があるし、

情報とは書類だけではないし。

お互いに専門用語が当たり前だと思ってますし、

「通訳」無しで情報交換するには、どんな中和剤が必要なんでしょうか?

私もしばしば考えております。
【2010/12/13 02:48】 URL | mucca #- [ 編集]


muccaさん コメント有り難うございます。

セミナーの最後にお伝えしたのは、人的支援・建築的支援・用具支援を上手く組み合わせることが
生活環境整備の要諦だと思います、とお話ししました。

それを、誰が、どうやっての箇所が抜けた無責任な締めです。

しかし、今のシステムですと交通整理の旗振り役はケアマネさんでしょう。
何はともあれ、当分がんばって頂かなくては。



【2010/12/13 19:39】 URL | ぼくと #dDm6s.8Q [ 編集]

昨日気付きました
 私、いつも「バスミルク」という入浴剤を使っています。

例の「背中でせり上がり」ですが、

この入浴剤が大きく影響している・・・

のではないか?

絶対、している。影響している。

間違いなく、肌と浴槽面の摩擦が少なくなっています。



返信コメントに困ると思いますが、


           以上です。
【2010/12/15 22:14】 URL | mucca #- [ 編集]


muccaさん ご丁寧にフォローのコメント頂き、有り難うございます。

プライベートな密室での動作、なかなか伺い知ることも出来ません。

こうして頂いたらという動作を上手く伝える技術の方が、むしろ肝要かも知れません。

お伝えしたいことを誤って理解され、返って混乱されることもあるかも知れないと思います。

そうしたことを自分の母親から、再々経験させられていますので。
【2010/12/17 08:05】 URL | ぼくと #dDm6s.8Q [ 編集]


とても魅力的な記事でした。
また遊びにきます。
ありがとうございます。
【2010/12/23 01:22】 URL | あろえ #- [ 編集]


あろえさん コメント有り難うございます。

思いつくまま書いているブログですが、また是非お寄り下さい。

【2010/12/23 07:54】 URL | ぼくと #dDm6s.8Q [ 編集]


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いもがらぼくと

Author:いもがらぼくと
「城山の鐘 なりいでぬ 幼なかりし・・」城下町・宮崎県延岡市の地で、疾患を持たれた高齢者の住環境整備や老後に備えたリフォームを専門とした建築会社「住環境デザイン社」を経営しています。

年齢は団塊世代の末席。
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