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中高年のためのリフォーム術 セミナー受講
 
中高年のためのリフォーム術
日々の、障害者や高齢者の住環境整備業務を通じて思うあれこれを綴ることで団塊の世代の応援歌としたい。
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セミナー受講
先日、延岡市高齢福祉課主催の住宅改修セミナーに行ってきました。
今回は受講者としての参加です。
講師は、地元リハ系の病院にお勤めの理学療法士さんです。
他人様の講義を聴講するのはワクワクします。
何か新しい知識や情報を得られるのではないかと耳がジャンボになります。

今回の演題は「片麻痺と住宅改修」でした。
受講者は昨年・一昨年に介護保険に関わる工事をされた工務店さん達ですので
利用者の疾患比率からして、適切な演題だと思います。

やはり参加した甲斐がありました。
片麻痺者の動作面におけるポイント考で、

(講師原文ママ)
・立ち上がり:引っ張る動作を強調すると、動作の不安定性増強や、麻痺に
 悪い影響を与える場合があります。
 (引く方向と逆に身体がそる。押し動作の方が安定する。麻痺側が緊張して拘縮が強まる。)

実は、浴槽からの立ち上がり動作で常々疑問に思っていることがあります。

浴槽がくっついている壁側にL型の手すりを設置することは普通に見られる
光景です。
片麻痺の方が、健常な方の手で縦部分の手すりを引っ張ってお尻を浮かし
浴槽内で立ち上がる。
そういう風に想定されています。

私の講座での検証場面でも
受講生の方々に、片麻痺装具を付けて頂き、浴槽からの立ち上がりを体感します。
当然、L型手すりは設置されています。しかし、これがなかなか容易ではありません。
大半の方が、縦手すりの精一杯手が届く上部を握ってぶら下がるように立とうとします。
大きな声で気合いを入れて立ち上がろうとする方も居ます。
それでも中には、全く立ち上がれない方もいます。

もちろん現実には、湯による浮力の助けも借りての動作になるのですが
体が水面から出るに連れて浮力の助けは無くなります。
つまり余談ですが、一般に推奨される浅い浴槽は元々浮力の助けが少ない浴槽なのです。

前記の、全く立ち上がれない方にどういうやり方でも良いから立ち上がってくださいと
指示をすると、
両肘を浴槽の縁に預けて、その肘に体重を掛けながら腰を浮かせて
健常な方の手の平で浴槽縁を押さえながら立ち上がります。
足が伸びた所で、ふらつかないために縦手すりを握ります。
もちろん、本来は麻痺側の肘には力が無いし、こうした動作は現実的ではありません。
しかし、その動作には緊張はありません。

私の講座では体感後、浴槽内イスを入れて立ち上がりを容易にする手法を説明していますが
今後は違った視点から、浴槽からの立ち上がり支援を工夫してみたいと思いました。

講演後、経験の少ない業者さん向けに、課から改修の流れについて事務的な説明がありました。
住宅改修費の支給申請書の記入方法についても説明がありました。

そこで、見逃していた新しい発見がありました。
支給費の振込対象窓口に、銀行・金庫・農協に並んで漁業組合がいつの間にか併記されています。
従前は、金融事務機能が強くないという理由で振込窓口になっていなかったのですが、その辺り
が改善されたとも思えないのに?

実際、今年立て続けに県北二箇所の漁業組合で職員の使い込みが発覚しています。
いずれも、一人で担当させていたためチェックが甘かったという組合長の弁明がありました。
それなのに、とは思います。
一方で、当組合は受けられないと断った市内の漁業組合もあるそうです。

諸般の事情はともかく、
海の無い市町村ではこの窓口はあり得ません。
地域性を、ほのぼのと身近に感じた発見でした。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html
関連記事

この記事に対するコメント
浴槽からの立ち上がりには
ずっと悶々としていました。よくある「L型手すり」・・・使い易いとは思えない。
自分がこれを使って浴槽から出られるとは思えなかったのです。
でも今年、ある利用者さんに「使い易いでしょ!」と言える手すりを付けました。

 時々施工例で斜めに付けた手すりを見ます。足側が上がって背側に下がっている手すりです。 私が付けたのは斜めの向きが逆です。お尻を浮かせるきっかけを作る大事な手すりです。きっかけを作り、足を延ばせばかなりの高さまでお尻が上がります。あとは浴槽に手を突いたり、正面の手すりに手を伸ばしたり。
 
 この説明では伝わらないのでメールしました。
見ればわかりますよね。ただ、壁側が患側だったり、肩や肘の可動域制限の狭い方にはできない対応です。

 いかがでしょう? 
【2010/11/13 22:43】 URL | mucca #- [ 編集]


muccaさん コメント有り難うございます。

画像付きのメールとても分かり易いです。
斜め手すり、講座でも受講生と一緒に実証してみたいと思います。

手すりと共に浴槽の形態や寸法も立ち上がり動作には
大きな要素ですね。

結果はブログでお伝えしたいと思います。
【2010/11/14 09:40】 URL | ぼくと #dDm6s.8Q [ 編集]

老婆心ながら
着衣での検証は難しいので、移座えもんシートを背中にくくりつけたりすれば、浮力が働き皮膚との摩擦が少ない状況を再現できる・・・かな?   浮力は無理かな?

http://www.moritoh.co.jp/?page_id=30
【2010/11/19 01:34】 URL | mucca #- [ 編集]


muccaさん コメント有り難うございます。

新しく機材を購入するのはなかなかの様ですので、介護員研修の際に
教えて頂いた、スライディングシート代わりに大きなゴミ袋を利用するテクニックを
応用してみます。

【2010/11/19 10:05】 URL | ぼくと #dDm6s.8Q [ 編集]

こんにちは。
コメントありがとうございました。
よい勉強をさせていただき感謝しています。


浴槽がくっついている壁側にL型の手すりを設置」

テキストにも出ていますよね。
当たり前のように思っていましたが、私が通った病院のリハビリルームには、L字型手すりは無く、長い横手すり1本でした。

ぼくとさんのこの記事を読んで思い出したことがありました。
2~3年前に受けたセミナーの講師の作業療法士の先生が
「脳血管障害の人は手すりを押して使う。」といわれたように思ったのです。
また、手すりを引いて使われるのは、どの疾患の方だっただろうと思いました。
情けないことですが、記憶が落ちていました。
ここにコメントしたくてもできずにいたのです。

勇気を出して、講師の方に質問しました。
お返事が届きましたので、参考になるかと思いご訪問しました。

~・~・~・~

”ご質問にお答えします。
基本的に、どの疾患においても手すりは押して使います。しかし、あくまでも歩行時においてです。
特に、中枢神経麻痺を呈する脳血管障害においては、手すりを引くことで体が後方へ反り返すこともあり、注意が必要です。
また、手すりで、引っ張る癖をつけると、杖歩行に支障がでます。(杖は押さないと歩けません)

浴槽から立ち上がるときなど、手すりの位置が体より低い場合は、引いて立ち上がることもあります。
トイレなどでL字型手すりの縦手すり部は、着座時の安定と、便器座位の間の体幹保持の安定のために使用し、横手すり部は、立ち上がり時のプッシュアップに使用します。

移乗するときは、縦てすりを握って、回転するように使用します。
パーキンソン病院では、縦手すりを等間隔に設置する場合もあります。

おくまでも、基本的な返答です。片麻痺においても、100人100通りの麻痺、身体状況があります。
現場では、教科書通りにいかないことが多々あります。”

~・~・~・~

原文のままです。

私の今までの知識は覆されました。
リハビリルームの浴槽にあった横手すりの意味も判りました。


参考になれば幸せます。



【2010/11/25 11:17】 URL | Junko mama #- [ 編集]


Junko mamaさん 詳細なコメント有り難うございます。

常々、手掛かりを引く動作で立ち上がりを行うことに若干の?があります。

公園のベンチから立ち上がる際に、お尻の左右に手の平を置き、頭を前方に下げて
立ち上がる。
腕を伸ばして押すだけですからほとんど筋力は使っていません。

一方ベンチの前になぜか手すりがあって、それを引いて立ち上がると相応の筋力を
使うことになります。

楽な方をテーマに手法を考えた方が良いのではと考えてます。

但し、未だ成案なしです。






【2010/11/25 19:41】 URL | ぼくと #dDm6s.8Q [ 編集]


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いもがらぼくと

Author:いもがらぼくと
「城山の鐘 なりいでぬ 幼なかりし・・」城下町・宮崎県延岡市の地で、疾患を持たれた高齢者の住環境整備や老後に備えたリフォームを専門とした建築会社「住環境デザイン社」を経営しています。

年齢は団塊世代の末席。
趣味は「釣り道具の手入れ?」としておきます。



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