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中高年のためのリフォーム術 老後の間取り考。の前に
 
中高年のためのリフォーム術
日々の、障害者や高齢者の住環境整備業務を通じて思うあれこれを綴ることで団塊の世代の応援歌としたい。
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老後の間取り考。の前に
家の近くの坂道に桜が一輪咲いています。
去年は違う木に咲いていました。
そうした気質(木質)の木があるわけでは無いのでしょう。
単なる木まぐれかと。

書き込みの間が空いたことなど言い訳せずに始められる、これがmyブログの良い所です。

「老後の間取り」(老後生活に適した間取りのあり方)について書こうと思いますが
その前に一スレを。

先日、打ち合わせはしたものの工事に至らなかったお宅へお伺いしました。
お話しがまとまらなかったお詫びを申し上げた後それまでにお渡ししていた数種のプラン図を
お返し頂くようお話をした所、いささか驚かれていました。
相手としては、今回は工事に至らなかったものの先行き改修する際の参考資料として
手元に置いておければと考えて居られたのだろうと思います。

これについては苦い経験があります。
浴室・トイレの改修のお話が様々な事情でまとまらず、ご縁が無くなったお宅がありました。
2ヶ月ほど経った時、その方のケアマネさんから電話がありました。
曰く、
「・・さん(ぼくとのことです)、私の利用者さんがぼくとさんのプラン通りに
工事をしたけれど入浴が上手く出来ないと言って来られています。どういうこと
なんでしょう?」
私、
「どういう事なんでしょうといわれても、どういう事なんでしょう?」

実際のやり取りはもう少し長くあれこれありましたが、
要するに「あんたのプラン図通り大工さんに工事をしてもらったが上手く使えない。
プランを作った以上何らかの責任があるのではないか。」という事のようです。

実は従前から、相手方にお渡しする図面には出来るだけ細かな意匠や寸法は記載しないようにしています。
高さや位置が多少変わっても見積もりにはほとんど影響ありません。
そして、現場でのプランの訂正や確定を当意即妙に行うためにもファジーな要素は必要です。

従ってお電話頂いたお宅も、ほとんど数値のないプラン図を元に大工さんに工事を発注したとのことでした。
この時点ですでに不法な行為だろうと思います。
お電話を頂いたケアマネさんも、「情報は有価である」という今時の常識をお持ちでなかったようです。

現場にお伺いすれば無用の摩擦を起こすと思い、電話先だけで状況をお聞きしました。

問題点1.
・浴槽縁と洗い場の段差をプラン図通り30cmとしたが、立って入浴するのが不安定である。

問題点2.
・プラン図通り、浴槽に連続して作った入浴台に座って入浴しようとしたが、浴槽縁にお尻が引っ掛って
 上手くずり込めない。

私が作ったプランの対象者は痩せたごく小柄な方で、進行性の疾患をお持ちでした。
その時点では、見守りがあれば立って入浴が出来ました。
ただ先行きはその動作では入槽は困難だろうと思われる方でした。

問題点1.の発生原因
・プランの設定では深さ50cmの浴槽を設定していました。(図面には機種品番未記入)
 従って浴槽縁と洗い場の段差を30cmとすることで洗い場と浴槽底の段差は20cmとなります。
 20cm位までならなんとか安全に跨ぐことが可能だと考えます。

 現実に設置された浴槽は、施主支給の形で選定された深さ60cmの大きな浴槽ということです。
 その浴槽を洗い場から30cmの高さで設置した。
 これでは洗い場と浴槽底の段差は30cmとなります。
 洗い場で足を上げて、30cmの高さの浴槽縁を越え洗い場より30cm低い浴槽底に足を下ろす。
 跨いだ瞬間の体の傾きはかなり大きくなります。怖くて当然だと思います。

問題点2.の発生原因
・浴室の詳細な断面図は差し上げていなかったので、左官さんは標準通りの施工をしたのだと
 思われます。
 標準的には、浴槽に連続したスペースの上面のタイルが浴槽製品の縁下に潜る形で施工されます。
 従って浴槽縁が15mm~20mmほどタイル面より出っ張ることになるのが通常です。
 
 私が施工する場合は、浴槽縁高さにタイル面を合わせる形で施工して貰います。
 付き合わせることで起こる不具合を緩衝する工夫も併せてしておきます。
 こうすることで座骨が引っ掛かることなくお尻を浴槽内にずらすことが出来るのです。
 そうした施工がなされてなければ、痩せた小柄な方の座骨が引っ掛かるのは当然です。

この件については、
「事前に、提案のあったプランを使わせて貰いたいがというお話でもあれば言い足りなかった箇所や
 注意すべき点をアドバイスすることも出来ました。そうしたお話もなく、突然どうしたことだと
 言われても困惑するばかりです。」
というような形で幕引きになりました。

そういう苦い経験から(私も不都合ですが、なにより不正確な工事をされた方がお気の毒です。)
お話が不調の場合は、必ずお渡ししたプラン図を引き取るようにしています。
打ち合わせ段階では数値や意匠の詳細を記入しないのも、事故を起こさないための一つのスタイルだと思います。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html
関連記事

この記事に対するコメント
ほ ほ ほ ほ ほ・・・
と ほくそ笑んでしまいました。「相手方にお渡しする図面には出来るだけ細かな意匠や寸法は記載しないようにしています」というのは私も同じだからです。

お久しぶりです。
 介護保険が関わる改修では現在複数の見積もりを取り寄せて比較するのが当然となっています。しかし比較する際に、「内容と金額」を検討し予算内で最も効果の大きいと思われる業者を選ぶのではなく、「説明は聞いたけど内容の違いなんて私は無関係」とばかりに金額だけを比較し 安い見積を提出した業者が良心的な業者と完全な勘違いをしている介護支援専門員の方が非常に多いです。
 更に改修プランとしては私の案を採用しておきながら、それより安い金額でなじみの業者に改修をされたことがあります。連絡してもずっと「検討中」のままで 雰囲気もおかしかったので 時間をおいて見に行ったらやはり改修は終わっていました。玄関先の手すりでしたので、公道から見てすぐわかります。完全に私の説明通りです。『高さ』を除いて。
 私の高さ設定は85cmくらいでしたがそれは受注後に確認しても私としては問題ありませんので「高さは後日確認します」とだけ言って図面にも記載しませんでした。ところが付いている手すりは私の設定よりはるか20cmくらい低い位置でした。きっとあのケアマネは「良いとこ取り」して 自分は利用者さんにとって大変良いことをしたと思っているに違いありませんが、「見積り無料」でも「有益な情報は有料」だという認識は全く無かったのでしょう。
 「安物買いの銭失い」になってしまったわけで、利用者は満足していないと思いますし 皆で負担している公費が無駄に使われたわけです。そのケアマネさんの自己満足の為に!

 やり直しは事実上不可ですし お客様はお金を出して便利になっていない。踏んだり蹴ったりです。介護支援専門員の方々には「内容と金額」で是非比較して頂き、責任を持って効果が大きく期待できる提案をしている業者か否かを見極めて頂きたい! 報酬も出ないのに時間も労力も掛かり大変なのは存じています。 でも・・・それが担当している利用者の生活の為であれば 時間と労力は掛けるべきだと思います。
 
 また感情的に語ってしまいました。
でもそれは「ちょっとの工夫が大きな効果の違いを生む」ことがわかっているからです。

皆さんにわかって頂くには 地道に広報し続けるしか方法は無いみたいですから 頑張ります!

お騒がせしました。
【2010/10/20 00:26】 URL | mucca #- [ 編集]


muccaさん 本当にお久しぶりです。

宮崎も口蹄疫の混乱からようやく平常に戻りつつあります。
県内各地で、開催を自粛していた様々なイベントが「地域の復活を目指して」というような
テーマで開催されています。
隣市でも夏祭りのイベントが先日ようやく行われました。
山越えで聞こえるドーン・ドーンという花火の音が、無為に処理されていった家畜たちへの
鎮魂歌に聞こえました。

「改修の見積もりは数社から取ることが望ましいと」いう記述をテキスト等で良く目にします。
私はそうした記述をしている書籍はその時点で信頼に足らずとしています。
実態を知らずに机上で組み立てている論旨であることが明らかだからです。
身体状況に対応して勘案する改修プランは一般のリフォームとは当然に異なり、金額よりもその内容の
適否がより重視されなければならないと考えています。

正しい記述は、「改修のプランは数社から提出して貰うのが望ましい」ということではないかと思います。
その選定したプランに立って、予算の可否を検討するのが本来のあり方だろうと考えます。

利用者や支援者が明確なプランを提示して見積もりを徴集するのであればともかく、
プランの提示が行われないのであれば、いわゆるコンペ方式にするべきだろうと思います。

うーん、muccaさんにつられて長いコメントになってしまいました。



【2010/10/20 09:23】 URL | ぼくと #dDm6s.8Q [ 編集]

こちらでは介護保険課の窓口で
「複数の見積りを取る」様に指導しているようです。確かに「提案」と言わず見積と言ってしまっているのが問題です。でも比較するには複数、というのは当然と言えば当然。
 
 介護支援専門員の方に言われたことがあります。
 『(上記)・・・の様に指導されている。そして大切な給付費をできるだけ抑える為に一番低い金額の業者に発注しろと言われている』
 どう思いますか? そんなこと 言うわけ ないですよね~。
後半はこの方の勝手な解釈だと思いますけど、もしそんな保険者だったら介護保険の運営などすることはできませんね。
少なくとも この介護支援専門員の方は制度の存在意義が理解できていません。
制度があるからこその専門職としての介護支援専門員なのに、支離滅裂。
【2010/10/20 10:57】 URL | mucca #- [ 編集]


当市の窓口も同様だと思います。
大半の担当者は、誰がプランを立てても同じ内容になると考えているのだと思います。
そうであれば一番低額の業者さんに発注を、となると思います。

講座に担当課職員の方にも1~2名時々参加して頂いていますが、タイミングが合った職員の方には
模擬利用者の改修プラン作りから参加して頂いています。
そうした体験をされた職員の方は、立案者によって様々な案が出ること及び簡単にはプランが
出来上がらない事を分かって頂いているようです。


【2010/10/20 13:21】 URL | ぼくと #dDm6s.8Q [ 編集]

最大の敵は
公務員の異動ですかね? 制度が絵に描いた餅になっています。

いつも ありがとうございます。
【2010/10/20 22:52】 URL | mucca #- [ 編集]


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いもがらぼくと

Author:いもがらぼくと
「城山の鐘 なりいでぬ 幼なかりし・・」城下町・宮崎県延岡市の地で、疾患を持たれた高齢者の住環境整備や老後に備えたリフォームを専門とした建築会社「住環境デザイン社」を経営しています。

年齢は団塊世代の末席。
趣味は「釣り道具の手入れ?」としておきます。



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