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中高年のためのリフォーム術 神用語
 
中高年のためのリフォーム術
日々の、障害者や高齢者の住環境整備業務を通じて思うあれこれを綴ることで団塊の世代の応援歌としたい。
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神用語
先週の土曜日、地域の福祉系大学の講師によるセミナーに出席してきました。
講師は、作業療法士で同大学の作業療法科の助教です。

冒頭、助教の意味を解説されておりました。
「助教は助教授ではありません。間違わないでください。」
早稲田大学の吉村助教授がなかなか教授にならない訳はという話題が一頃あり、あれだけエジプトに
発掘に行っていれば業績を論文にまとめる時間は無いだろうと思っていました。
聞きかじりですが、出した論文の積み上げ高さが選任の根拠にもなると聞いていました。

教授・助教授・講師の呼称が、現在は、教授はそのままで助教授が准教授、職員講師が助教、
臨時講師が講師?なのだそうです。
そうしたことに詳しくない方は、助教イコール助教授と捉えられるので毎回その説明をされているのでしょうか?

セミナーの演題は「認知症ケアと住環境」でした。
演題を見て、これは何とか参加せねばと勇んで行ったのですが、そうした意味では若干肩すかし気味の内容でした。

思い込みで、「認知症と住まいの環境作りすなわち、認知症の方のための住改修の有り様」であろうと
勝手に期待しておりました。
総体は認知症の方にどう寄り添ったらよいのか、認知症の方はどういう感情の揺れをお持ちなのかそういう
お話でした。
病院にお勤めの時の事例を材料に、なかなか含蓄のあるお話を聞かせて頂きました。

渡された資料を講演前にぱらぱらめくっておりましたら、事例を分かり易く表現した資料が目に
止まりました。
2例あったのですが、その1例目
「私は最近疲れやすくなった。生きていく元気がない。夫は最近怒りっぽくなって来ている。
 先日も夫が、免許証が無いとあちこち探し冷蔵庫にあったといって叱られた」という様なイントロです。
ああ、認知症の初期状態である旦那様のお世話をしている奥様の話か、介護の大変さを
表現しているのだと思いました。

その資料の解説が始まりました。
その資料は奥様目線の一人称で書かれています。「私は・・・」

私のぱらぱら読みの第一印象と違い、実は、進行しつつある認知症の奥様目線でのお話でした。
ご主人でなく奥様ご本人が認知症なのです。
認知症の方には、ご家族を含めご自分の周りの人々の自分への関わり方が、どう見えているか
どう感じているかというお話でした。

2例目は、
ヘルパーとしての自分の業務消化を後回しにしてでもその奥様の感情に寄り添って、感動を同じに
しようとするヘルパーさんのお話でした。
これも同じく奥様目線で表現されています。

2例ともすごく短いお話ですが、認知症を持ったご本人の目線での訴えかけを表現したものは
珍しいと思いました。

印象に残った言葉。
「それまで○○さんと呼ばれた存在だった方が認知症になったとたん、名前が無くなりただ、認知症の人と
 呼ばれる存在になってしまう。
 その他の病気の方は、××さんは・・の病気をお持ちですというように、その社会的存在は認識されているのに
 認知症という病気のもつ特殊な面です。」

表題の「神用語」
初めて目にした言葉でした。ダンテがらみかと最初思いました。
私同様初めて目にする方のために。
アイヌの方々の表現だそうです。

高齢になった老人が、自分たちには上手く理解できないようなことを話し始める。
これをアイヌの人たちは、「かれは神の言葉を話し始めた、我々は神から遠いので良く理解できないのだ。
かれは神に近くなったので神の用いる言葉を話し始めたのだ。」
この話だけで、
アイヌの人々が認知症の人をどう寓していたか良く分かる逸話だと思います。

私は今まで、 
認知症になる-いたわってあげましょう-幼児に還っていっているのだから。
と発想していました。

神の言葉を用いるようになった-神に近くなった
アイヌの方達の、認知症のとらえ方は本当に感動的です。

この考え方が介護の現場に浸透していけば、日本の認知症介護のとらえ方は世界的指標にもなるかも知れない
と夢想しています。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html
関連記事

この記事に対するコメント
助教?
 そうだったんですか。最近「助教?」と思っていた所です。
知らない語彙を勝手に増やすの、やめてもらえませんかね?
全然付いていけません。 日本語むずかしい。

英語ってアルファベット26文字です。それで米国が、英国が成立してるんです。
イタリア語なんて20文字です。
なんでひらがな、カタカナ、漢字・・・

Twitterもそう。 何が何だかまだわかりません。
自分の生活リズムに干渉されているみたいで・・・
参加しなければ良いだけなんですけど。
「どこで何をやってたっていいだろ!」的な感情が沸いてしまいます。
知らない人とのコミュニケーションできるのはすごいんですけど。
へそ曲がりには時間が掛かりそうです。
 BY なりかけ浦島太郎
【2010/02/18 01:19】 URL | mucca #- [ 編集]


muccaさんコメント有り難うございます。
作家の中には自分の思いを上手く表現できる語彙がない場合、造語して表現する
方も居られるそうです。
そうすると、益々?な言葉が増えてくることになります。
高齢化社会になるにつれ若い方には難解な言葉が巷に氾濫するかも知れません。
一方テレビやネットには、感性優位のあいまい用語が飛び交う二元的日本語社会。

当県の東知事もつぶやき始めたそうです。
今だったらもっとブレークするだろうに彼はどうしているのでしょう、つぶやきシロー君。
【2010/02/19 07:55】 URL | ぼくと #dDm6s.8Q [ 編集]


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いもがらぼくと

Author:いもがらぼくと
「城山の鐘 なりいでぬ 幼なかりし・・」城下町・宮崎県延岡市の地で、疾患を持たれた高齢者の住環境整備や老後に備えたリフォームを専門とした建築会社「住環境デザイン社」を経営しています。

年齢は団塊世代の末席。
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