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中高年のためのリフォーム術
日々の、障害者や高齢者の住環境整備業務を通じて思うあれこれを綴ることで団塊の世代の応援歌としたい。
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カウンターが廻っています。
ここ何日か、ブログご訪問の方が急増しています。
福祉系の掲示板に”理由書作成とケアマネの責任”というテーマで質疑を上げられた方が、話題の一つとしてこのブログの「ケアマネの責任範囲」を取り上げたからでした。

やはりケアマネの皆さんは、理由書を作成すること、その事によって自分に返ってくるかもしれない責任
について危惧されているのでしょうか。

私自身はケアマネではありませんが、理由書を書いています。
以前は、一般の建築業界に長く務めていました。
その経験から、
 ・自分の-理由書を書く-行為(改修プランをお勧めした私は、こう考えます。)
      -その内容(具体的な工事内容とその期待効果はこうです。)
を、もう一度客観的に見てみたいと思います。

通常の住宅のプランを作る際には生活者としての視点は全く同じレベルです。
施主も家族があり、こちらも家族がいる。同じような気候・地勢環境に生活している。
決定的に違うのは、建築的な(法規も含めて)知識、経験だけです。
それすら、一旦、プランをテーブルに乗せてしまうとほぼ同じ目線でやりとりをする事になります。
和室にするか洋室にするか、その具体的な使用感はお互い共通です。
従って、最終的に出来上がったプランの良い所も不満な所も施主は理解していることになります。
自己選択・自己決定・自己責任の原則が実現できたと言うことになります。
トラブルは、
・図面や打ち合わせとの整合性
・工事仕上がりの善し悪し
・工期の遅れ
に集中して発生します。
使い勝手の善し悪しも無くはないですが、それほど大きなトラブルにはなりません。
なぜなら、多くが互いの打ち合わせの結果に生じたあだ花だからです。
(面積と予算)(品質と予算)(設備と予算)(・・と予算)その他諸々-妥協の産物では言い過ぎですね。

一方、私が書いた理由書に沿って改修される住宅。
・工期の遅れまでは同じです。
しかし、
使い勝手、言い換えれば、利用者ご家族の希望する生活が実現できたか。
本来これが第一義、目的の工事です。
さあ、実現できたか?。

プランを作るに当たっては一般住宅の場合と異なり、施主側(利用者ご家族)とは建築知識の有る無しだけではなく疾患や障害に対応する構造的な知識や関係法規そして併用する福祉機器、これらに関わる知識・経験レベルの違いがあります。
また、無ければいけません。
当然、打ち合わせのテーブルに乗せたプランはほぼ一方的な説明に終始する事になります。
これは?。  ・・のためです。
これは?。  ・・する事が必要です。
逆もあります。
こういう不便も出てきますが、よろしいでしょうか?  ・・?!。
こうして頂く必要が、よろしいでしょうか?  ・・?!。

要するに、こうすればこういう効果があります。(CMだとここで、これはあくまでも個人の感想です。と出ます。)と言い切ってしまうことになります。
そういう効果が期待できるのではないかと思います。とか、
上手くするとそんなことも出来るのではないかと思います。とか、
しないよりやった方が良いのじゃないですか。などとは言えません。
そんなあやふやなことで玄関の式台を壊したり、玄関ポーチに大きなスロープを作ることに同意はしてくれません。

だから、常に背水の陣で理由書を書くことになります。(誰でも、仕事の姿勢はそうなんですよね。)
そのため、しつこく情報を集めます。
間違いなく有効で必要だと思われる手すりでも、その利用者さんは使わないかもしれません。
有る意味、独自の人生哲学を貫き通す先輩もいらっしゃいます。(敢えて偏屈な、とは申しません。)
ただ、使わなければ不要の手すり費用を理由書に書いたことになります。

要は自己選択・自己決定・自己責任のバランスが、一般住宅の場合と疾患や障害に対応したプラン作りでは違ってくるのではないかと言うことです。
一般住宅に比して、自己選択・自己決定に及ぼす対応者の(この場合、私の)説明責任が格段に大きくなってくると思います。
その分、利用者・ご家族の自己責任は軽減されてしまうのではないでしょうか。

このテーマの議論で良く聞くのが、「理由書作成者にもいくらかの責任はあるかもしれないが、むしろ大切なのは、そこに行き着くまでに何処まできちんと利用者・ご家族に対応したかその経緯ではないだろうか。」に類した発言です。
利用者ご家族に対する姿勢についての言及としては、何の問題も無いように思えます。
しかし、ここで私が奇異に感じるのは、「いくらかの責任はあるかも・・」の部分です。
さり気なく修辞的?に使われていますが、一般住宅でのトラブルで同じ発言をすれば、損害を与えた事に一半の責任があることを表明したことになります。
それが、半分なのか十分の一なのかは分かりませんが。
いくらかの責任は感じると思った時点で、万が一の損害賠償請求の責めを認識しなければならなくなります。
一般の建築業界では、そうでした。

私は常にその覚悟で仕事をしています。
理由書を書いて工事も行うのですから当然です。
それでは、工事はしないまでも理由書は書くケアマネさんも同じ様に覚悟は必要でしょうか。
私は必要だと考えています。
これだけ彼我の(対象者と大工とケアマネ)の対応知識が異なるのですから、その責めを逃れることは出来ないと思います。
対価がないという理屈は、包括的な報酬制度に包含されているということで反証されると思います。

同じく理由書を書いて、私は責めを負う覚悟があるとなぜ言えるのか、これも一般建築業界では自明のことです。
常に危険負担を考慮しながら、どの現場でも工事が行われているからです。
それらを含めたものが工事予算です。
毎回、事故(トラブル)があるわけではありませんが、万が一の場合の費用(手直し費用、賠償、和解金等)は常に覚悟されています。

一方、ケアマネさん達には対応する予算は皆無です。
 (私には、何らかのトラブルがあったとき、行政が支援してくれるとはとても考えられません。)
私は、理由書を書くに当たってケアマネさん達が、訳の分からない包括的報酬ではなく直接的な費用とトラブルに対しての一定の支援を要求して当然だと考えます。

そうでなければ、利用者ご家族の希望されるまま理由書を書き何のアドバイスもしないで改修終了とするケアマネさんの存在は無くならないだろうと思います。

比較的大きな事業所の責任者をお勤めの方が、お辞めになるときに業務上の本音をいろいろとお話下さいました。
その一つが理由書、言い換えれば改修を希望される方への上記の対応(アドバイスもしない)でした。
それはその方個人の対応ではなく、事業所全体の申し合わせだったそうです。
厳しい経営状況の中、きれい事を行っていては給料が支払えない。
要支援と要介護の方が分離されてから、その傾向は強まったと話されていました。

積極的に対応しなければトラブルはないという、事業所の自己保身のための考えなんでしょう。
でも、不作為の作為ということもあります。特に専門職でもあるし。

「文が長いのは頭が悪い証拠だ。」と、昔担当教師に言われました。
昔の名僧をみよ、”喝”の一言で・・。
まだまだ枯れたく有りませんので、今後もだらだら長文で、生臭く。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html
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いもがらぼくと

Author:いもがらぼくと
「城山の鐘 なりいでぬ 幼なかりし・・」城下町・宮崎県延岡市の地で、疾患を持たれた高齢者の住環境整備や老後に備えたリフォームを専門とした建築会社「住環境デザイン社」を経営しています。

年齢は団塊世代の末席。
趣味は「釣り道具の手入れ?」としておきます。



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