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中高年のためのリフォーム術 ケアマネの責任範囲?
 
中高年のためのリフォーム術
日々の、障害者や高齢者の住環境整備業務を通じて思うあれこれを綴ることで団塊の世代の応援歌としたい。
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ケアマネの責任範囲?
昨日隣町のケアマネさんと打ち合わせを行っていましたら、新人のケアマネさんからご相談がありました。
簡単なご相談だと思っていましたら、かなり深刻な事態のようです。

曰く、
自分は、今回初めて住宅改修に関わった。
改修工事を行ったのは、ご利用者(女性)のなじみの大工さんだった。。
工事は手すりの取付がほとんどで、一箇所敷居段差の解消も行った。
ご利用者は入院中であるが、片側上・下肢に麻痺をもたれている。
特に自宅での入浴をご希望であり、その実現が今回の改修の主たる目的であった。
大工さんとご家族で(主としてお嫁さん)決められたプランを見せて頂いて、介護保険の工事として問題はないと思い、ケアマネとして理由書の作成を行って手続きを行った。

しかし、
退院後入浴させようとしたら上手くいかなかった。
折角付けた手すりをご利用者が使ってくれない。
ご家族が指示する動作で入浴しようとしない様だ。
しつこく言っていたら怒ってしまったとお嫁さんに言われた。

現状は、
自宅での入浴が困難なので当社のディに来所してもらうよう働きかけているが、ご利用者が同意してくれない。
お嫁さんも、義母と夫の間で立つ瀬がない状況である。
なじみである大工さんがもっと親身に相談に乗ってくれるかと思ったが、新築当時手伝いに来たことがあるだけの関係だった。
先日お嫁さんから、「提出前に理由書を見せて頂いたときお風呂の手すりが有効であると書いてあった。私もそれを見て安心して大工さんに頼んだのだ。あれは何だったのか。」と言われた。
キーパーソンであるお嫁さんと難しい関係になっているようです。

新人のケアマネさんが私に聞きたいのは、自分に責任があるのか。ケアマネはそこまで責任を負わなければならないのか。
と言うことだと思います。

どうなんでしょう?。
全くありませんと言えば、あまりにも無責任な業務になります。
100%あなたの責任ですと言えば、これも酷な話だと思います。

旧制度の時は、改修後に必要書類の提出となっていました。
従ってご家族が勝手に進めてしまったと言う事例も多かったし、その言い訳も通用しました。
要は、内容の把握如何に関わらずご家族との口頭のやりとりで業務は淡々と進められました。
理由書は事後の提出、いわば後だしジャンケンでしたからどうとでも書けました。

しかし、現在の事前申請制度は理由書の1Pで(改修によって生活をどう変えたいか)、2P目で
(困っていることの具体的な項目=それを改善するために行う具体的な改修の方法)をケアマネが
記述しなければなりません。
従って、どの様な工事が行われるか、またその効果はどの様なことが期待されているかをケアマネは当然把握していることになります。

そうした状況では、今回の件は一切の責任なしとは言えないのかと思っています。
しかし一般の主婦(男性のケアマネも多くなっていますが、取りあえずこの新人ケアマネさんも主婦です)に、いくらかの研修は受けたにせよ改修の効果にまで責任を負わせることになる今の制度には疑問を持っています。
保険者が知識を持った専従職員を養成し、現地調査を含めた改修指導に当たらせるべきではないでしょうか。

今のところ新聞沙汰になるような改修に関わる大きなトラブルは起きてはいませんが(福祉系の掲示板では時々書き込まれるようですが)、工事後の期待効果を記述させる現在の理由書の書式は、何かトラブルが起きたときにはケアマネにとって訴訟上言い逃れの出来ない大きなくびきとなるかもしれません。

ところで肝心のご相談ですが、工事後の写真を見せていただいたところ(若干、個人情報保護に抵触かも)
結構な数の手すりが浴室に付いていました。
おそらく新しく手すりを購入する必要はないと思われるので?訪問させて頂き、対処方法を考えることになりました。
その大工さんが再設置してくれるにしても若干の取付費用は掛かる旨、お嫁さんが了承して頂ければ早々にお伺いすることになっています。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html
関連記事

この記事に対するコメント
ケアマネさんの責任。。。
今回も考えさせられますね。
結構あることではないのでしょうか?

実は、、、最近2件ほど。。。
弊社に手すりの依頼があって。。。
介護保険に該当しないか聞いてみたんですが。。。
「利用したくない!」と言われるんです。
理由は。。。
初めに居宅介護支援事業所からいわれて手すりを玄関の上がり口につけたと言うんです。
でも、使えない。
使えないし、手続きが面倒くさい。
弊社のものが懇意なので他のところのものはつけてくれたんですが。。。
そういう事情もあって私はノータッチ。
「気難しい人だからいろいろ聞くとだめなんよ」

もう1つはもともと社長のなじみの方なんですが、入院中に頼まれていたのに退院前訪問の時に人的介助だけでするからと病院から声がかからなかったのです。
いざ生活に入ると不便で。。。
介護する方の負担を軽くためにも大切なんですけどね。
介護される方の心の負担も軽くなりますから。。。。

その辺をケアマネさんにわかって欲しいですね。

・・・・そういえば、FJCのベーシックセミナーの講師の先生が同じようなこと言われてました。

お話を聞くのをケアマネさんだけ、現場の寸法を測るのが業者。
・・・では、利用者さんが生活しやすい環境作りは出来ないかもしれませんね。

その辺は、心のバリヤフリー・・・ですね。
【2009/07/29 14:51】 URL | Junko mama #- [ 編集]


Junko mamaさん コメント有り難うございます。

うーん、ケアマネさん達も不安が一杯だと思います。
もう少し公的な機関でそのフォローをしてあげられると良いと思うのですが。

ついつい無難な方向に行くのは人情でしょうか。
【2009/07/29 19:44】 URL | ぼくと #dDm6s.8Q [ 編集]

私見ですが
 新人ケアマネさんが張り切っているのは手に取るようにわかりますが、ケアマネさんは人の動きのプロでもありませんし、建築のプロでもありません。但し、最も重要な仕事。それはケアチームを作って自分が扇の要となり利用者と関わりあう様々な人から意見を引き出し、限られた条件の中で一番効果が期待できる様に調整しなければなりません。住宅改修は人の住んでいる家に上がって壁に穴を開けたりするので『一発勝負』と言う点で福祉用具と決定的に違います。ケアマネさんが理由書を書くから責任を取る、という単純な話ではなく 理由書を書くという事は当然改修が必要な理由を書くという事で 手すり1本でも必要だと思われるならその根拠が存在し 効果を期待するだけの根拠を理由書に書けばいいのです。根拠があいまいだから「責任問題」になります。作業療法士さん,理学療法士さんにも是非参加してもらって、改修に対してのアセスメントをきちんとしましょう。私も毎月10枚位理由書書きます。いつも欄びっちりです。手すりの取り付けも自分でするのですが、理由書書くほうが大変です。理由書書くにはそれだけのアセスメントをしなければなりませんし。
アセスメントに基づく理由書が書き上がった時点で改修は9合目です。その理由書に対して「効果無し。使えない。」は有り得ません。業者もどこだっていいのです!(ちょっと暴言) 愛想の良い工事業者なら話もし易いかもしれませんが、何の意見も言わないケアマネの「御用聞き」業者なら 排除!  頑固者で口数少なくたって話に巻き込んでしまえばひょっとしたら素晴らしいアイデアを、使い易い手すりを構築する為の鮮烈な工夫を出してくれるかもしれません。やっぱり餅屋は餅屋です。
OT・PTによる機能回復訓練でADLを向上するのに1~3~6ヶ月掛かるでしょう。でも理由書2面に「□できないことができるようにする」欄があるように 適切な手すり1本の取付により一瞬にしてその日の内にできなかったことができるようになるのです。そんなサービスは住宅改修だけです。そんな素晴らしい手すりはまさにpriceless。費用対効果? 費用が掛かっても御利用者さんは一瞬で忘れてくれます。気持ち良く支払ってくれるでしょう。
その為にはアセスメントとケアチーム。ケアマネさん自身で作りましょう。
形のある福祉用具は限界がありますが、形の無い住宅改修は無限の可能性を秘めています。

と言いながら私は全てを一人でこなしているので説得力ありませんけど。
【2009/07/29 21:40】 URL | mucca #- [ 編集]


muccaさん コメント有り難うございます。

>手すり1本でも必要だと思われるならその根拠が存在し 効果を期待するだけの根拠を理由書に書けばいいのです。

その通りだと思います。私もケアマネは気付きまでで良いのではないか、具体的な工事内容まで対応する必要は無いのではないか。というのが持論です。

しかし、当地には現場まで出張ってくれて対応してくれるOT/PTもいません。彼らも気持ちは充分にあるのですが経営者(院長等)の許可が出ません。
それなりの加算の方法もあると聞きますが、行き帰りの交通時間を考慮すると計算が合わないそうです。
それでも以前対応して頂いたPTは、自分の休日を使って応援してくれていました。
しかも、自分で購入された携帯用リハベッドまで持ち込んで対応してくれました。
しかし、全くのボランティアです。

我々は工事によってそれなりの収益を得ることが出来ますが、支援事業所は包括的報酬というくくりで現実には直接の報酬はありません。
ケアチームを作って正面から改修に向き合うにも一定の時間と手間が掛かります。
ケアマネさん達は、改修のための調査に行く燃料費でさえ事業所に引け目を感じながら負担してもらっているのが実情だと聞いています。
2,000円でなくても良い、1,000円でもあれば事務所に申し開きが出来るのにという声もありました。

結局、muccaさんの様な存在が普通にあれば問題はなくなるのだと思いますが、当地を含め大凡の地域は当分ケアマネさん自身が対応するしかないのが現状かなと思っています。
【2009/07/30 08:11】 URL | ぼくと #dDm6s.8Q [ 編集]

私も『やりがい』で動く人です
 介護保険の住宅改修が大きな、そして即効性のある効果が期待できるサービスなのに現実的にはその様な取り組み、というか扱われ方しかされていないのが現状です。
私は事業所内でも自分のやり易い状況を構築し、ほぼ単独行動ですので縛りは無いです。『利益出しているんだから!』みたいな状況。
どうにでも動けるので、レンタルのお客さんの至急対応や不具合対応は即日。
車いすでも階段昇降機でも段差解消機でもほとんど現場で修理してしまいます。
ただ書類作成に費やす時間はほとんど就業時間外です。おまけにフル稼働のパソコンは自前。
私に限らず 大なり小なり『やりがい』だけに支えられています。
その状況で時間と手間を惜しまずケアチーム構築は不可能でしょう。
やっぱり自治体絡めて いもがらぼくとさんのように実績・経験ある方が自治体から受託して適切なアドバイスをするのが最も望ましいところです。一部業者からは白い目で見られ、見えない針でつつかれるのでしょうけど、それでも『報酬』が伴い効果が見えるやりがいであれば まだマシでしょう。勿論関わったケアマネさんとかOT・PTさんにも報酬分配を。
ただ、内容の無い実績をアピールする同業者がわんさかいるので・・・

 内容に制限があっても住宅改修が介護保険給付対象となっているのは大変素晴らしい事なのに、素晴らし過ぎて世間が追いつかなかったです。景気も下降してますからスキルアップの余力も奪われてます・・・。
経済・行政の話をしても仕方ないので、でも苦しいときこそ『人と人』の助けあいです!
理想論的なところもありますが、啓発して自分も盛り上がらないとドンドン駄目になる!

すいません。 以上。
【2009/07/30 19:29】 URL | mucca #- [ 編集]

熱い!
muccaさんの熱気で今夜も熱くなりそうです。

メタボ警戒でビールは控えたいとこなのに。でも、そろそろ食卓に・・。
【2009/07/30 20:11】 URL | ぼくと #dDm6s.8Q [ 編集]


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釣 書(つりがき)

いもがらぼくと

Author:いもがらぼくと
「城山の鐘 なりいでぬ 幼なかりし・・」城下町・宮崎県延岡市の地で、疾患を持たれた高齢者の住環境整備や老後に備えたリフォームを専門とした建築会社「住環境デザイン社」を経営しています。

年齢は団塊世代の末席。
趣味は「釣り道具の手入れ?」としておきます。



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