アクセス解析
レンタル掲示板
中高年のためのリフォーム術 老後に向けた間取り3
 
中高年のためのリフォーム術
日々の、障害者や高齢者の住環境整備業務を通じて思うあれこれを綴ることで団塊の世代の応援歌としたい。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

老後に向けた間取り3
改修の済んだ実習棟での車椅子操作体験の様子をビデオに撮り、掲示しようとしましたが上手くいきません。
いわゆるアップロードが上手くいきません。
もう少し熱心に努力すればよいのですが無くなるものでもなし・・まあその内に。

そろそろ表題について。

ご同輩と連れ合いがまだまだ若く元気な頃は、二階に上がる階段もダダダダッと駆け上がり駆け下りしていたと思います。
最近はいかがでしょうか。まだ寝室はお二階でしょうか?
足先で探りながら降りられていますか?お尻が後ろに残される感じで登っておられますか?
いずれにしても将来も居室を二階にとお考えの方は少ないと思います。
いらっしゃる場合は下欄をご一読ください。

過日の利用者の方で、お商売の関係でどうしても居室が二階にしか配置できない方が居られました。
奥様が障害を持たれたために、ご主人が奥様の昇降のお手伝いをして居られました。
奥様の脇の下にひもを通し、二階の踊り場からご主人が引っ張り上げるのです。
工夫の達者なご主人で、踊り場の壁にパイプで巻き取り機をつくりそれにロープを巻き取っていました。
その工夫で確かに巻き取りは便利になっていましたが、奥様の苦痛は推して知るべしです。
そのつらさを奥様は泣いて訴えて居られました。
最終的に、階段昇降機で昇降することになりました。
認知症の進みつつある奥様にはこれも決して安全な昇降方法では有りませんが、やむを得ない状況でした。
ご不自由になられたのがご主人で有れば、当然当初からギブアップです。

居室が二階の方が、高齢になったとき有効である状況はそう多くはないように思います。
日当たりの関係、風通しの関係、水害による浸水等のおそれのある地域。などでしょうか。

特別な状況を除いて、居室は一階にということになるかと思います。

大昔、建て売住宅の企画を担当していた際は、夫婦居室・居間・客間・DK・子供室2室を先ず確保し残余の面積を水回りに廻していました。
勢い、面積によっては階段下がトイレという状況も多々ありました。
現在では客間という発想は過去の遺物であろうかと思いますが、高齢者のお宅に伺いますとその客間が療養室になっている例が多いのです。
なぜでしょう。

客間は家族の動静が伺いしれないような家屋での位置関係(子供が騒いでも聞こえにくい位置)にある。
トイレにはプライベートゾーンを通過せずにいける。
家への出入りも、玄関から最も最短で行ける。

これを療養室としてみた場合、
ソファーやテーブルを撤去すると、介護者の居室環境は従前通りで一定の空間を持った別室が確保できる。
家族の騒音が聞こえない静かな寝室環境。
ポータブルトイレのバケツもオムツも居住区域を通らずに処理できる。
デイケア等の外出経路も単純である。

おお、我が家にもそんな部屋があるわい、と思われたご同輩。
早まらないでください。客間を転用した療養室が良いと言っているのではありません。
上記の転用には状況により種々問題もあります。
この環境はいわば隔離環境でもあるのです。

以前、ご主人の療養室をDK続きの居間に変更し大変喜ばれたことがあります。
当初は、ご夫婦の居室にベッドを運び込む予定でしたがお二人暮らしでご主人の自立移動が容易でないことからDK横への設置を提案しました。
床材の変更や照明器具などの変更も必要でしたが、炊事以外にも日常の大半を台所で編み物などで過ごされる奥様との会話が行える環境を喜んで頂けました。
娘さんやお孫さん達が見えたときも、皆さん台所のテーブルが一番落ち着かれるようで、ご主人もベッドとテーブルの間でのやりとりを楽しんで頂けていたようです。
このお宅のトイレは台所の横に位置していました。療養室の位置からすると理想的な配置に思えます。
ただ形態に問題があります。
ひたすら奥長いトイレ室でした。ずずいっと奥に進んで、洋便器に正面からアプローチする動作になります。
浴室を拡幅した際、隣接するトイレ室も拡幅に沿って延長されたものでした。
今のところ、ご夫婦とも特別な不満は述べられてはいません。
ご夫婦で何とか対処されています。
対処が困難になったらご連絡頂くようにお話ししています。
それほど難しい改修は予定していません。
便器を手前に移設して浅いトイレ室にし、扉を引き戸にするだけです。
ただしこれも、ご主人の状況と奥様の介護力に大きな変化がないことが前提です。

老後に向けた間取り。続きは又次回に。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html
関連記事

この記事に対するコメント
楽しそうですね。
こんにちは、ぼくとさん。
前例の奥様にはお気の毒としか言いようがありません。階段昇降機も子どもならば喜ぶでしょうが、年配のご婦人には怖い思いをされるでしょうね。

でも、後のご夫婦は仲もおよろしいんでしょうが、楽しい会話が聞こえてきそうですね。
笑顔が目に浮かびます。

家が古いから車いすは入れられないと納屋を改造してくださいと依頼されたことがありましたが。。。
確かにバリヤフリーにはなったでしょうが、隔離としか言いようの無い状況だったのでショックを受けたことがあります。
結局居間の隣の居室を広げる案になりました。
玄関からのお客様がまっすぐにご主人のところに行かれるのでよかったと思っています。

心のバリヤフリーって難しいですね。


事例のご夫婦、できるだけお元気でトイレのご利用がこれからもうまくいくようにお祈りいたします。
【2009/06/29 15:11】 URL | Junko mama #- [ 編集]


Junko mamaさん コメント有り難うございます。
どうしてこんなに甲斐甲斐しくお世話をするんだろうと思うくらい、仲の良いご夫婦もいらっしゃいますよね。

介護保険が始まって間がない頃、ずいぶんと奥深い田舎の方に呼ばれたことがあります。
室内側から鍵の開けられない部屋を作って欲しいとのことでした。
要は現代版座敷牢の事でした。即座にお断りしたのですが、当時を振り返ってみると
地域にそういった方を入所させてくれる施設もない時でした。
よくよくせっぱ詰まって居らっしゃたのだろうと思います。
その後、どうされたかは聞いておりません。

当時心に余裕が有れば、もう少し有益なアドバイスも出来たのかもしれません。
【2009/06/29 20:11】 URL | ぼくと #dDm6s.8Q [ 編集]

人と人・・・
知り合いの建築士の方からこんな話を聞いた事があります。

現役バリバリで活躍していた友人(独身)の建築士が脳梗塞を発症し、在宅復帰に向けてリハビリにも精を出し 母屋の脇に離れとして自分専用のバリアフリー住宅を設計し退院と共に車いすでの新生活をスタートしました。前途洋々です。
ところが数ヵ月後その方は自殺してしまいました。結果的には自分から社会との交流を絶つ状況を作り上げてしまった為 夢や希望や目標を失ってしまったようです。周囲はみんな「一人で頑張っているのだろう」と思っていたらしいのですが そんな結末、哀し過ぎます。

制度があやふやだったり 凶悪事件が頻繁に起きたり 物騒な世の中ですが やっぱり人と人の交流で乗り切るしかありません! 
このブログもそうですね。私は救われております。 
【2009/06/30 00:28】 URL | mucca #- [ 編集]


muccaさん コメント有り難うございます。

自立も介護も、一人で頑張りすぎない事が大切ですね。
介護されるご家族にも、負担を感じずに長く介護を続けるコツはいかに上手に手を抜くか
だそうですよとお伝えしています。
しかし時には、比喩が比喩として伝わらず本当に放棄に至ることもありました。

在宅療養の当初にお伝えせずに、お世話が大変そうだなと見えたときにお伝えすべきでしょうか。



【2009/06/30 14:35】 URL | ぼくと #dDm6s.8Q [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://jukankyou.blog49.fc2.com/tb.php/174-9304f538
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

釣 書(つりがき)

いもがらぼくと

Author:いもがらぼくと
「城山の鐘 なりいでぬ 幼なかりし・・」城下町・宮崎県延岡市の地で、疾患を持たれた高齢者の住環境整備や老後に備えたリフォームを専門とした建築会社「住環境デザイン社」を経営しています。

年齢は団塊世代の末席。
趣味は「釣り道具の手入れ?」としておきます。



カテゴリー

お急ぎの方は(表題については下記へ)以下をご覧ください。



ご質問など。

お名前は匿名でも構いません。 こんな事をと思われる事でもどうぞ。

お名前又はハンドルネーム:
メールアド:
お住まいの地域名:
ご相談・ご質問内容:

記入終わりましたらOKボタンをポチッと。 可能な限り早めに返信させて頂きますが、 頭を絞るお題を頂いたときはお時間を。



最近の記事です。



最近頂いた又返信させて頂いたコメントです

昨今のweb状況から承認方式にさせて頂いていますので投稿ネームにはご注意を。



私のブログ内の検索が出来ます。

結構使えます。カテゴリーに拘わらずあちこち書き散らかしていますので、お時間の節約になると思います。

「手すり」とだけ入力するより「手すり(スペースキー)便器」のように検索して頂くと効率的です。



お付き合い頂いている方々のHPです。

このブログをリンクに追加しようかなという奇特な方はこの文をポチッと



RSSフィード





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。