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中高年のためのリフォーム術 改修と福祉用具
 
中高年のためのリフォーム術
日々の、障害者や高齢者の住環境整備業務を通じて思うあれこれを綴ることで団塊の世代の応援歌としたい。
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改修と福祉用具
最近、当地の医療施設でもMSW(メディカルソーシャルワーカー)やSWを配置する医療施設が多くなりました。
SW=いわゆる院内相談員さんです。

入院中の様々な相談に応じる職務ですが、医療制度上配置基準がないため、以前は社会的入院患者の病床からの追い出し担当者と位置付けされて不遇な立場であった時期もあります。
しかし現在では「・・連携室」、「在宅療養支援室」などの呼び名で、退院後の療養生活をいかにスムーズにスタートするかの検討を行うチームの一員(社会保障制度担当)に変わってきています。
チーム員は医療施設によって異なりますが、SW、看護師長、リハ職等々で構成されているようです。
医療の現場に介護保険や障害者自立支援との関わりが大きくなってきたことが要因だと思います。
彼らの益々の活躍に期待しています。

改修と福祉用具について。
過日のケアマネジャーとの改修打合せの際の一幕です。
退院後、車椅子を利用予定の方の改修打合せです。

ぼくと   「ところで、どの様な車椅子をご利用予定でしょうか?」
ケアマネ 「車椅子のことはこちらで段取りしますから結構です。」
ぼくと   「そうだと思いますが、自走型なのか介護型なのかを知りたいのですが・・」
ケアマネ 「だからこちらで段取りしますから、車椅子のことは考えなくていいです!改修だけ行って下さい。」

その時のケアマネジャーの心情としては、(改修事業者なのに福祉用具の選定にまで口を出すとは、越権行為だ。福祉用具選定はケアマネジャーの専決職務だ。)だったのだろうと思います。
その位の剣幕でした。
その場は「分かりました。」で引き下がりました。利用者ご本人との面談や家屋調査もそのあと予定していましたので、その際に自ずから必要な機能とサイズは見えてきますから。

あとで分かったことですが、このケアマネさんは改修の相談は受けたもののまだご本人にも会っていないし家屋も見ていなかったのです。
要は、「家屋調査をして改修プランを出して欲しい。それを見て車椅子を決定すればいい。」と
考えていたのだと思います。
この考え方だと、改修した家屋の状況に合わせて使える車椅子を選択する事になります。
車椅子を利用するご本人の状態は後回しになります。

住環境整備の考え方は、出来るだけ自立した生活が行える環境を整える事だと思っています。
その考え方からスタートすれば、家屋の改修状況に合わせて車椅子を選定し、それしか使えないのだからこの車椅子ですというのはあり得ないと思います。

1.ご本人の希望や可能な動作・介護力を確認し必要な機能やサイズを想定する。
2.想定した車椅子が操作出来るプランを考える。
3.家屋の構造や経済状況からプランに一定の制限が加わる。
4.それを加味して最終的に利用出来る車椅子を決定する。
車椅子の選定はこの順番だと思っているのですが。


ケアマネジャーというのは、いわばオーケストラの指揮者だと思います。
様々な楽器(各種介護保険サービス事業)の演奏者が、指揮者が必要とする音が出せるように指揮を行う。
従って、指揮者が全ての楽器を演奏出来るオールマイティーである必要はないと思っています。
指揮者の本分は、演奏者がそれぞれの技量を発揮出来るように指揮を行う事ではないでしょうか。
そうした意味では・・・。

この案件では・・正直、疲れました。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html
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この記事に対するコメント
お疲れ様です。
ぼくとさん、お疲れ様でした。

ぼくとさんでも、そういうことがあるのですね。

”オーケストラの指揮者”・・・・。
私もそういわれました。
2月に終わった工事のとき、障害者支援センターのセンター長さんに。
PTさんがかなりプライドの高い方で、「病院優先で。」といわれるんです。
そのわりに支援チームに全く連絡されないんです。
質問してもすぐ怒るし、現場を見ないで「えっ?!」って言う発言をされるし。
打ち合わせには来ないし・・・。
センター長さんに対して、「近いんだから、いつでも来られればいいじゃないですか」なんて発言をするし。
私も「だいたい経理のものがこんなこと(fjc)をすることが間違っている!」って怒鳴られました。
ただ、そういう方は病院内でも”ほうれんそう”ができていなくて、
代わりに来られたOTさんの話を聴いていないようなのが話の内容で分かったりします。

センター長さんは経験がおありなので、私に、
「すべてのことを知っている必要は無いのですよ。
 コーディネーターは、いわばオーケストラの指揮者なのですから。」
と優しく言葉を掛けてくださいました。

それはそれで責任重大なのですけどね。

チームワークは大切で、みんなで支援するのだという気持ちを確認して、
お互いの専門分野を生かしたり、足りないところを補い合ったりするのだと思います。
(これは図書館まつりでいい例として感じたことでもありました。)

私は「まず適合した車イスを作ってください。車椅子に合わせますから」
そうお願いしました。
PTさんからではなく、OTさんから、車イスが届いたことの連絡があったのを覚えています。
しかし、工事の終わらないうちに車イスのシートがたるんできたのです。
OTさんもPTさんもお若くて、ご存じなく、私が指摘しました。
私は、トイレの補高便座を業者の方にお願いして返品させて頂きました。
OTさんは、クッションの下に車イスのシートがたわまないように敷物をいれて対応されました。

そうやって、共同作業をしていけばいいのだと思いました。

ただ、病院というものは、主導権をとりたがるのですが、確認を怠られるようで、
電動ベッドが入ったのも、使いやすいようにセットされていないのもご存知ありませんでした。(これは福祉用具の業者さんのミスかもしれません)
度々、現場に行ってよかったと思いました。

私の担当ではなかったことが沢山ありましたが、もっと気配りすれば・・・ということが沢山ありました。

勉強しなくてはいけないことが沢山ありますね。
気持ちを新たにして頑張ろうと思いました。

ありがとうございました。




【2008/11/10 11:53】 URL | J.hayashi #- [ 編集]

かなりのご無沙汰です
おひさしぶりです。
自分が最近感じている事ですが、介護保険や障害者対応の住宅改修については・・・対応する側の考え方を変換すべき時期が来ているというか、これからが過渡期だ!みたいな重要な時期に差し掛かっている気がします。それは社会が変化しているというより、利用者側の不満が爆発しそうで「もう泣き寝入りしないぞ!」的な・・・。気のせいかも。
先日も150名位の介護支援専門員の方の前で事例紹介をしました。金沢さんの講演の後で住宅改修の話をするのもかなりやりにくいものでしたが、内容は魅力あるものだと思っていました。が、「案の定」質問も来なければ「名刺下さい」と言う方もいませんでした。やっぱり。同席した福祉用具の同業者や全国福祉用具専門相談員協会副会長さんからは絶賛されたのに。
先日もケアマネさんから要支援の方で歩行不安定な方がいるので例外規定でセニアカーをレンタル利用を勧めているからと紹介を受けました。要支援の方でも特例として担当医の意見書・ケアマネさんの判断でレンタル利用できる場合があり、「要支援は借りられません」とバッサリ切ってしまえば済むものを利用者側に立って考えてのことですので早速利用者宅へ伺いました。「!!!」玄関までコンクリートの外階段でフェンスもありません。その先は崖のようになっています。セニアカー利用よりこっちの話が先な様な気がするんですけど・・・。『先に手すり付けましょうよ!』
ケアマネさんが住宅改修を苦手としているのがよ~くわかる例ですね。
「すべてのことを知っている必要は無いのですよ。
 コーディネーターは、いわばオーケストラの指揮者なのですから。」というセンター長さんの言葉にも私はちょっと引っかかります。とりあえず情報はすべてひっくるめて交換させてもらわないと話が進みません。例えば排泄でも失禁があれば回復の可能性も含めて考えオムツにするのかポータブルトイレか廊下に手すりを付けるか検討しなければならないのに「改修業者は黙って手すり付けてればいい」などと言われたら私は「じゃぁ他の業者にお願いしてください」と言ってしまうかもしれません(前科あり)。
関わるかどうかわからなくてもとりあえずサービス担当者会議を召集して情報交換しないと・・・。それに参加しなければ事業所を変えるとかしないと「利用者本位の」チーム作りですから。
おひさしぶりで長~くなってしまいましたけど、千葉で住環境整備頑張ってます。
【2008/11/13 01:45】 URL | mucca #- [ 編集]


hayashiさん muccaさん コメントありがとうございます。
実はhayashiさんからコメント頂いた後、お礼もかねてコメントをしたのですがその直後ブルー画面になってしまいました。
あれこれやってもうまくいかないのでノートパソコンでレスしております。
やりにくいったらないです。(メールの返信は当分無理です)

昨年の制度改正で、要支援者は原則包括支援センターへ要介護者は支援事業所になり、
支援専門員の担当者数が減ってから様子が変わってきたように思います。
どこの事業所もコストぎりぎりで余裕がなくなってきたように思えます。

支援事業所は、訪問の燃料費も出ない状況では、できれば面倒な改修は避けたい。
包括センターは、多すぎる対象者数にとても親身に対応できる体制にない。

元々、要支援~要介護1の方々が認定を待って改修されることが多かったのですが、要介護1の方の相当数が要支援に下げられ?包括の繁多な業務の中に埋没しているような気がしています。
介護職の方々の報酬引き上げは計画されているようですが、支援専門員の方々がもっとゆとりを持って対象者の方々に接することが出来るようにならなければ現状は変わらないようにも思えます。
【2008/11/13 15:11】 URL | ぼくと #dDm6s.8Q [ 編集]

勉強になりました。
こんにちは、ぼくとさん、muccaさん。
実は自分のコメントを読み直して、愚痴になってるようで後悔していました。
でも、お2人のおかげで勉強させていただきました。

オーケストラの指揮者は本当はどの楽器も出来ないといけないんです。
それではじめて、奏者を輝かせることが出来ます。
”それはそれで責任重大なのですけど”・・・・と言うことなんです。

>関わるかどうかわからなくてもとりあえずサービス担当者会議を召集して情報交換しないと・・・。それに参加しなければ事業所を変えるとかしないと「利用者本位の」チーム作りですから。

本当ですね。
私もそう思います。

前の例ですが、トイレの手摺りや紙巻器、手洗い器などをつけるとき、現場にOTさんだけしか病院側からは来られませんでした。
「本人の自己決定・自己責任」を守られたんでしょうけど、情報を提供されていないので、
短絡的な利用者さんは・・・・「そこ(どこでも)いい!」になってしまいました。
私や支援センター長さんとしては、訪問看護・介護される方に立ち会って場所を決めたくて
各自に連絡しているのに代表者しか来られない。
これでは、上手くいくわけが無いんです。

>ケアマネさんが住宅改修を苦手としている
そういう方も沢山おられます。
でも、苦手でも勉強されている方も知っています。
セミナーのグループワークでご一緒した方たちは、
「建築関係の方は全く違う発想をされておもしろい。」
と 言われていました。

同じ眼の高さで交流することが重要かと思います。
確かにプライドが高くて相手にしてくださらない方もおられました。

ただ、本当に介護にかかわる方たちが忙しすぎなのに、
報酬が低いということが大問題なのだと思います。
福祉・介護関係にはボランティア精神という感覚が強すぎるのかとも思います。

本当にいい勉強になりました。
これからも宜しくお願いいたします。


【2008/11/14 14:12】 URL | J.hayashi #- [ 編集]


hayashiさん レス遅くなりました。
なにせ、PCが不調でおっかなびっくり操作しています。
念のためUSBメモリーに、重要なデータはコピーしていますがUSBも容量の大きな物が
安価で出ていますね。写真系のデータも何とか出来ます。

呼びかけがあってもそこに時間や手間を費やすだけのものがあるのか。
その不信感(力量、知識、経験、感性・・)が参加をためらわせるのでしょうか。

今回の体験も含めて、色々な活動の中で幅広い人脈も出来てくると思います。
それを大事に育てていけば、お互いの信頼感も深まるのではないでしょうか。
人を動かすのは組織のシステムではなく人脈だと私も思っています。
建前でなく本音で情報交換が出来る人間関係、そうしたものが「自分の想い」を
正しく相手に届けてくれると思います。

相手が動かないのは自分に相手を感動させるものがないから。
情報を正しく認識してくれないのは自分の伝え方が悪いから。
私はいつもそう自戒しています。
hayashiさん 頑張って下さい。

【2008/11/16 09:35】 URL | ぼくと #dDm6s.8Q [ 編集]

ありがとうございました。
ぼくとさん、深いお言葉、ありがとうございます。

大切に心に刻んで頑張ろうと思います。

自分の想いも、人脈も大切に育てていこうと思います。
そして、自分を省みることも。
大切にしていきますね。
【2008/11/16 23:21】 URL | J.hayashi #- [ 編集]

すいません 再び
>オーケストラの指揮者は本当はどの楽器も出来ないといけないんです。
hayashiさん オーケストラではそうかもしれませんが私はそう思いません。
やはり「餅屋は餅屋」です。専門職はそれぞれの分野では専門でも異分野では素人です。私はお客様に教えていただいたこともたくさんあります。御利用者さまこそ素人なのですが、話し合いの中で素晴らしいアイデアが出てくることがあります。それは偏見・先入観にあふれた専門職から出てこないようなアイデアです。時間と手間が掛かりますがそれ以上の効果が得られれば「信頼」も得られます。
奏者は奏者、指揮者は指揮者。

と言いつつも 私の業務はケアマネさんからの丸投げが多く、自分の必要な情報は病院側やケアマネさんや御利用者本人・家族から自分で集め、身体状況の把握・動作確認から改修内容の検討→見積書・図面・理由書作成→申請業務一式→部材手配・施工→集金まで1人でやります。病院側の見識を黙って聞いていると、住宅改修手引書そのままに「トイレにL型手すり」「浴槽脇もL型手すり」のようにパターンにはめているだけの作業です。定食屋のAランチ、B定食です。一人ひとり身体状況は異なり、一軒いっけん建築条件は違うのに。 ・・・だから結果的に1人で全部やっています。「速さ」もサービス内容の一つですから。でも内容では同業者より絶対濃いです。

【2008/11/24 22:52】 URL | mucca #- [ 編集]


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Author:いもがらぼくと
「城山の鐘 なりいでぬ 幼なかりし・・」城下町・宮崎県延岡市の地で、疾患を持たれた高齢者の住環境整備や老後に備えたリフォームを専門とした建築会社「住環境デザイン社」を経営しています。

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