アクセス解析
レンタル掲示板
中高年のためのリフォーム術 2016年10月
 
中高年のためのリフォーム術
日々の、障害者や高齢者の住環境整備業務を通じて思うあれこれを綴ることで団塊の世代の応援歌としたい。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

式台等の屋内段差
老後も安心して暮らせる住まいの定理?―5です。

ここを覗いていただく方々の検索ワードで、上位に来るのが「式台段差」です。
住まいの環境整備においては非常に初歩的なレベルの整備対応箇所です。
それでも常に検索ワードの上位にくるのは、いかに環境整備の情報が少ないのかを
示していると思います。
今回は、そうした初歩的な対応箇所を中心に解説したいと思います。

昔東京で、住宅関係の業務に就いていた頃、山手線沿線で住宅販売の
営業を行う機会がありました。
敷地面積が二十坪もない敷地一杯一杯に建物が建っていました。
玄関土間もこれ以上は無理という位に狭く、30Cm程の框段差(フロアー~土間)に
分割対応するための式台設置も困難な空間でした。
当時三十歳台のお客様です。
そのままお住みであれば、現在七十歳台ではないかと思います。
何ら段差対応策を取られていなければ、現在、昇降に苦労されているかもしれません。

そうした都会でなくとも、玄関土間がごく狭く、テキストで示される「式台設置による段差解消」が
困難なお住まいに住んでいらっしゃる方も多いと思います。
そうした、式台設置が困難な住宅(式台を設置すると、扉を開けると踏み込みスペースだけ)に
お住まいの方には、次のようなアドバイスをすることが度々あります。

式台を設けて靴脱ぎのスペースの狭い不便な土間にするより、土間を式台と同じ形に
かさ上げして、その高くなった土間ステップで靴の脱着を行う。
平面的には土間スペースは変わりませんが、段差の解消には対応できています。
同居の家族数が減り、脱ぎ置く履き物の数も少なくなったお宅であれば、何ら問題は
ないと思います。

又この対応策は、玄関の框段差に式台で対応している一方、段差がそのまま
残されていることが多い勝手口の段差解消にも活用できます。

次回は、老後も安心して暮らせる住まいの定理?―5の2として
その他の屋内段差についてふれてみたいと思います。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html
スポンサーサイト
JR九州とバリアフリー
公共機関での「バリアフリーのアリバイ作り」
私は、上記を略して「アリバリアフリー」という略称で表現しています。
以前もこのブログで、アリバリアフリー ←(リンクしています)の表題で取り上げています。
(また、下段の「ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています」に
 リスト→のリンク内その他の項でアリバリアフリー~6までリンクを貼り付けています)
 
要は、「我が施設は、バリアフリーについて考慮していますよ」というアリバイ作りとしか言いようのない
対応を、皮肉を込めて表現しています。

先日、久し振りの東京出張の帰りに宮崎空港乗り入れのJRを利用しました。
待ち時間の間に目にとまったのが下記の料金表示板です。
      JR点字料金表 トクトクきっぷのご案内の、目立つ表示板の下に
地味に貼り付けられている表示板は視覚障害者用の点字運賃表です。
部分拡大すると 
           点字料金表拡大 このような表示となっています。
見えにくいですが、左側の空白部分に点字が表示されています。
上の写真で、右側にある販売機の商品取り出し口の位置からも類推できると思いますが、
点字表示運賃表の添付はかなり低い位置に設置されています。

上から三分の一まではなんとか屈みながら指で触れましたが、それより低い点字は
手首を返して指を下向きにしなければ触れません。
点字が読める視覚障害者は10人の視覚障害者の内、1~2人くらいと言われている中で
逆さまに触って点字を読める視覚障害者は何人いらっしゃるのでしょう。

結局のところ、この表示板の存在すら認識できない方がほとんどだろうと思います。
こんなアリバイ作りの表示板を設置するより、
「目のご不自由な方を見掛けたお客様は、駅員までご案内ください」と呼びかける
表示板を設置する方が、よほどバリアフリーにつながると思います。
「心のバリアフリーの呼びかけ」とでも言うのでしょうか。

奇しくも今日、JR九州は完全に民営化し東証一部に上場されます。
より障害者に優しい、交通機関となるよう期待するところです。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html
平屋か二階建てか
老後も安心して暮らせる住まいの定理?―4です、
高齢者の住まいとして、平屋と二階建てのどちらが適しているのかについて考察します。

片付けコンサルタント近藤麻理恵さんは、
モノには物体としての価値のほかに、機能、情報、そして感情の3つの価値があり、
人がモノを捨てられない理由は、「まだ使えるから」、「有用だから」、「思い入れがあるから」と
大きく3つの理由に分けられるとされています。

ピアノ
子供達が小さかった頃、弾いていたピアノです。
捨てるに捨てられず、陳列台代わりになっています。

               洗濯機
息子と娘が、学生時代の下宿から実家に転送した洗濯機です。

高齢者の住まいが片付かない理由は
「思い入れがあるから」 →今はそばにいない子供達との思い出 →その他の家財に埋もれる
「まだ使えるから」 →使う予定はないけど、もったいないから →経年で傷んだ →放置 
が多い様に感じます。

リタイヤで、職場関係の友人知人と縁遠くなる。
子供達は、順次独立して家を出る。
友人が先に逝く。
そうやって、加齢に伴い、得るものより失うものの方が多くなります。

ときめかない物は捨てる!
これが出来るのは、まだまだ新しいときめきが期待できる若い世代でしょう。

そんな風に割り切れない高齢者が圧倒的に多く、そのため片付かない住まいに居住している高齢者が
大多数であるというのが現実です。
狭い住居で、通行を阻害する、何年も開け閉めした事がない衣装箪笥や鏡台の存在。

手すりの取付や段差の解消以前に、これらの不要と思われる家財を片付けるのが
先じゃないですかと言うのは簡単ですが、それら一つ一つの家財の思い出を
しみじみ語られたらとてもさっさと捨てましょうとは言えません。
せいぜい、普段使わない部屋に取りあえず移しましょうというのが精一杯です。

加齢に伴って使わなくなる部屋、それは二階部分です。
ピアノなど特別重量のある物は運搬も容易ではありませんし、建物の上下重量配分を
損ねてしまいます。
そうならない家財や思い出の品物をせっせと移します。
そうすることで、一階空間はいくらかは安全な住まいになってきます。

二階建ての住まいを平屋のように使う。
断捨離 こそと悟れず、身軽になれない方々にとっては、思い出倉庫が造れる
二階建てが良いのかもしれません。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html
スロープと住まい2
こんな内容のブログを見つけました。
「片麻痺のご家族が、安心して自立した生活ができるよういろいろと工夫しました。
 ご家族による介助をできるだけ減らし、車イスのご家族が自立して日常の生活行為の
 大半が行えることを目標に設計サポートしています。
 いまは必要ありませんが、片麻痺のご本人がいつでも車椅子を利用して移動できるように
 車椅子に対応したスロープを設置し、将来の介助に備えて広目の通路部分を確保出来るように
 設計しました」 
一級設計事務所の方のブログです。

どう思われますか?
 1.中々行き届いた考え方であり、設計する側としてはそうあるべきだ。
 2.私は、ちょっと?。
貴方は1.2.どちらの側ですか。

クイズの定理からしてこういった場合、肯定より否定の答えが正解となりますが
今回も同じく2.が正解です。

2.私は、ちょっと?。 を選択した方は、一定の知識がある方だと思います。
以前、ポリテクセンター(独立行政法人)という訓練機関で部外講師を務めさせて頂いたおりに、
勾配が 1/15 ・ 1/12 ・1/8 の3勾配が連続したスロープを設置していただき、
訓練生に、
・両上肢は健全だが下肢に障害がある状態
・上肢、下肢ともに同じ側の半身に障害がある状態
それぞれの状態を模擬する形で車椅子の自走昇降体験をしてもらいました。

訓練内容の詳細は省きますが、結果として訓練生は、片麻痺の方は自走で
スロープの昇降は出来ないということを体験として学びます。
これは体験しないと分からない車椅子操作の盲点でもあります。
オブザーバーとしてときたま参加する福祉課職員や福祉用具販売店の社員も
一様に驚きます。

冒頭の設計士の方も、福祉系のテキスト内容を鵜呑みにして考察されたのだと思います。
実際、高齢者のスロープ昇降に関して、片麻痺の方のスロープ昇降能力について
記述したテキストは私も見たことがありません。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html
スロープと住まい
老後も安心して暮らせる住まいの定理3として。
建物本体の考察に移る前に、住居周辺環境について考えます。

敷地の前面道路がスーロープであった場合、高齢者の生活にとってどのような
影響があるでしょうか。

まだまだ健常で歩行にも何ら問題がない方でも、斜面に駐車した車からの乗り降りに
苦労した経験はおありだろうと思います。
下向きになった駐車状態からは、ドアの急な開きを制するのに苦労しますし、
上向きだと若い人でも開くのにかなりな力を必要とします。
おまけに、自重で閉まろうとするドアに挟まれないように乗り降りにも
注意が必要です。

また、車椅子での介護が必要になったとき、車両シート~車椅子への移乗も
斜面道路上ではよほど困難なことは自明だと思います。

車椅子乗車のまま接面道路から敷地に進入する場合も、今までのプラン作成の経験上、
平面道路に比してより大きな工事を必要とする場合がしばしばでした。

それでは、一般的に水平面を確保している、十分に幅員のある車庫に駐車してからの
車椅子利用も含めた乗り降りはどうなんでしょう。
自立での昇降も車椅子移乗も当然問題はなさそうです。
十分な車庫スペースを確保するにしくはなしといえます。
問題が発生するのは、車庫と建物の位置関係に因ります。

南斜面又は東斜面に造成された団地が、日当たりも良く良好な敷地として好まれます。
そして往々にして、より日当たり・展望を良くするために南又は東側に庭を持ってきます。
限られた敷地面積であれば、当然車庫も同じ面に掘り込み車庫として存在します。

より緩やかな斜面道路であれば、掘り込み車庫レベルと建物敷地レベルはそれほど
差がないため、勾配の小さなスロープやリフトで対応が出来た事例もあります。

接面道路の勾配がきつくなるほど車庫レベルと建物敷地レベルの差は当然大きくなります。
よほど敷地に余裕がなければスロープでの対処は困難ですし、リフトによる対処も容易では
ありません。
そして道路勾配がきつくなるほど、隣地高台の敷地からの視線を嫌って敷地を
かさ上げする傾向があります。

私の経験した工事では、上方の建物が3棟、すなわち高い方の敷地から4番の敷地の
建物でしたが、掘り込み車庫レベルと建物敷地レベルの差は3mを越していました。
こうなると尋常の手法では、建物敷地への車椅子での進入を容易にする事は出来ません。
かなりの費用を要した工事となりました。

次回は、高齢期の住まいとして平屋建て二階建てのどちらが良いかの考察を
これまでの経験を通して行ってみたいと考えています。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html


釣 書(つりがき)

いもがらぼくと

Author:いもがらぼくと
「城山の鐘 なりいでぬ 幼なかりし・・」城下町・宮崎県延岡市の地で、疾患を持たれた高齢者の住環境整備や老後に備えたリフォームを専門とした建築会社「住環境デザイン社」を経営しています。

年齢は団塊世代の末席。
趣味は「釣り道具の手入れ?」としておきます。



カテゴリー

お急ぎの方は(表題については下記へ)以下をご覧ください。



ご質問など。

お名前は匿名でも構いません。 こんな事をと思われる事でもどうぞ。

お名前又はハンドルネーム:
メールアド:
お住まいの地域名:
ご相談・ご質問内容:

記入終わりましたらOKボタンをポチッと。 可能な限り早めに返信させて頂きますが、 頭を絞るお題を頂いたときはお時間を。



最近の記事です。



最近頂いた又返信させて頂いたコメントです

昨今のweb状況から承認方式にさせて頂いていますので投稿ネームにはご注意を。



私のブログ内の検索が出来ます。

結構使えます。カテゴリーに拘わらずあちこち書き散らかしていますので、お時間の節約になると思います。

「手すり」とだけ入力するより「手すり(スペースキー)便器」のように検索して頂くと効率的です。



お付き合い頂いている方々のHPです。

このブログをリンクに追加しようかなという奇特な方はこの文をポチッと



RSSフィード





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。