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中高年のためのリフォーム術 2010年10月
 
中高年のためのリフォーム術
日々の、障害者や高齢者の住環境整備業務を通じて思うあれこれを綴ることで団塊の世代の応援歌としたい。
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日向市駅
昨夕は久しぶりに先輩諸氏と会食しました。
観月会と銘打った飲み会です。
不定期でここ数年行っています。私も非常に楽しみにしている集まりです。
会場はいつも隣市の日向市内です。

私は電車で行くことになりますが、降車駅は市名そのままの「日向市駅」です。
実はこの駅舎、知る人ぞ知る評価の高い駅舎建築物なのです。
森林県にふさわしい木造建築

URL先の写真の数が少ないのでその魅力は伝え切れていませんが、駅前イベント広場の様子を含め
これほどきれいな駅舎周辺の風景はあまり無いと思います。

ここからが本題です。
高架のプラットホームから階段を下りて真っ直ぐ行った先がトイレエリアです。
明るく衛生的で、安心感のあるきれいな空間です。
当然、障害をお持ちの方用のトイレルームもあります。
その横にはお子様連れのお母さんのためのルームも併設されています。
扉にはその設備の内容説明版が、車いす目線の高さに分かり易く表示されています。

そしてその表示の上方に、
「利用を希望される方は駅事務所までお知らせ下さい。」
私はそうした設備のある場所では、支障のない限り中を拝見させて頂いています。
しかしその両方のドアには赤い施錠中マークが出ています。
そして、駅員のいる部署(改札)はトイレエリアから対角線上の一方側にあります。

恐らく、駅員の目に届かない空間でのトラブルや設備破損などのイタズラを恐れてのことだと想像します。
せっぱ詰まった車いす利用者の事情やオムツを汚した幼児を抱えた母親の困惑より、
設備の保持や保安を優先した結果だろう思います。

これもアリバリアフリー(アリバイとしてのバリアフリー)の一環だと思います。
そうした設備を必要とする方がしばしば切迫した状況にあるということ。
健常者がなんの断りもなく使用できる設備を、なぜ「今から排泄のために使用をさせて欲しい」と
その方々は申告をしなければならないのか。

多くの方が乗降する駅舎であれば、設備の保守も大事だと思いますし理解も出来ます。
それであれば、駅員の常時目に付くエリアにその二つの設備を設置する設計にすれば良かった
のではないでしょうか。

同じ排泄の用に供する場所だから当然に同じエリアにというのはあまりにも短絡な考え
ではないでしょうか。

失禁してしまった車いす利用者が、ドアの前にたどり着いてほっとしたのも束の間、
駅事務所に連絡せよの表示であちこち見回して見当を付けて移動する。
臭いに気付かれるのではと気兼ねしつつ駅員に開扉を頼む。
鍵を持ってきれいなホールを先行する駅員に車いすで追随しながら、利用者の頭の中には・・・。

せめて、インターホーンを二つのドアの真ん中にでも付けてくれれば、いくらかの罪滅ぼし
なるのかなと思いました。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html
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改修・・「その後」
今朝の新聞に下記についての記事が出ていました。

1.指定福祉用具貸与費及び指定介護予防福祉用具貸与費の算定について
要支援者及び要介護1の者については、「特殊寝台」、「特殊寝台付属品」、「床ずれ防止用具」等の利用に際し、指定福祉用具貸与費及び指定介護予防福祉用具貸与費が原則として算定できないこととなっています。
ただし、要支援者及び要介護1の者であっても、末期がんの急速な状態悪化等、疾病その他の原因により状態が急速に悪化し、短期間のうちに日常的に起きあがりや寝返り等が困難となることが確実に見込まれる者については、市町村の判断により指定福祉用具貸与費及び指定介護予防福祉用具貸与費を算定することができます。
なお、判断にあたっては、医師の医学的な所見(主治医意見書や医師の診断書等)に基づき判断され、かつ、サービス担当者会議等を通じた適切なケアマネジメントにより福祉用具貸与及び介護予防福祉用具貸与が特に必要である旨が判断されている場合、書面等により確認し、その要否を判断してください(別添1及び2参照)。
赤の部分はぼくと着色)

要約すると、軽介護者には従来レンタルが原則認められなかった電動ベッドなどについて、末期ガンのかたには
軽介護者であっても一定の条件下で認めます。ということのようです。
従来も医師の医学的判断に基づいて認められる場合などもあったようですが、もう一歩踏み込んで
明確に通知したと言うことでしょうか。
必要とされていた方々や福祉用具屋さんには朗報でしょう。

最後は自宅で過ごしたいという末期ガンの患者さんのご希望で改修を行ったときは、体調の良い日に
タイミングを図り即日帰宅させるという病院の方針でバタバタと工事を行いました。
介護保険担当窓口も事情を斟酌して早めに承認を出してくれました。
そして担当医師の所見通り、帰宅後1週間でお亡くなりになりました。

振り返ってみると、時間がなかったことも相まって状況の切迫性に押し切られ、
「その後」のご家族の生活に配慮が足りなかったかも知れないと考えています。

後日、同じ様に帰宅のタイミングを待つ方の改修依頼を受けました。
小さな女の子を二人お持ちの若いお母さんです。
放射線治療中のため、改修に当たって一定の時間を頂きましたのでプランは詳細に詰めることが出来ました。
住居への出入りや移動の容易性などの検討は当然ですが、意を尽くしたのは「その後」のことでした。

特殊な工事や大幅な家屋の意匠性の変更を避けながら、障害の除去や利用の容易さを実現しようと
努力しました。
ご家族にも有用な改修跡、例えば手すりの取付などはそのまま残置しても構わないと考えました。
しかし通常あり得ない改修跡、例えば車いすの出入りのための特殊な工事などは今回出来るだけ
残置したくないと考えました。

「その後」のご家族の生活で、使い勝手の悪い特殊な工事跡が残ることでその箇所またはその部分を
日常使うたびに亡くなった方を思い出すというのはどうなのでしょう。
私自身も、亡くなった父のために行った特殊な工事箇所を見るたびに様々な想いを持ちましたし
取り除くことに罪悪感も覚えて取り除くことをしませんでした。

勿論プランをご家族に説明する際に、そうした私の独善的な考え方をお話しすることはありません。
「その後」の事をご家族の方からお話をされる場面は多いのですが。

結局、上記の若いお母さんの帰宅のタイミングは残念ながら来ませんでした。


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老後の間取り考-壱
「老後の間取り・老後、間取り」は10月のブログ検索ワードランクでは5位になっています。
あくまでもこのブログを覗かれた方々の検索ワードですが。

どういう間取りが望ましいのかに付いては⇒ブログ検索リスト(故郷の両親のためにあなたが出来ること)
にいくつかに分けて記事としていますので、この考では「これでは先行き困るで所(しょ)」について
考えてみたいと思います。

毎日通る県道横に古い農家がありました。近所には最近まで牛を飼っていた農家もある古い集落です。
先々月、古い家を壊してプレハブっぽい住宅の建築が始まりました。
住宅の建築が終わった直後に、残っていた納屋兼車庫が壊され乗用車が3台ゆっくり収納できる
大きな車庫が出来ました。
どうも二世帯住宅のようです。

車庫の床が敷地地盤より高いなーと思っていましたら、玄関から車庫にかけてのアプローチの
工事が始まりました。

後日通ったときには工事は全て修了していました。
玄関ポーチからポーチ正面の車庫方向に真っ直ぐの通路が出来ていました。
煉瓦造りの堅固な囲みの大きな花壇が通路の両脇にシンメトリーに作られています。
花壇に挟まれた通路巾は90cm程でしょうか。
水害の体験があるのか、前面道路より敷地を高くしてポーチまでステップ3段の高さです。
来春、花壇に花が咲きそろうととてもきれいなアプローチが出現すると思います。

ここからは仮の話しです。
同居している母親が転倒して骨折してしまいました。
1ヶ月の入院後退院してきましたが歩行は不安定です。介助が必要です。
玄関前の通路が狭いため介助は後ろから行っています。
体格の良い義母を後ろから支えるのは大変です。
お嫁さんは腰痛を訴えるようになりました。

又仮の話しです。
母親の状況が変化し車いす生活になりました。
ポーチ階段のステップだけでも60cmの段差があります。
正面通路をスロープにしても車庫まで4m位しかありませんし、車庫の利用が困難になります。
通路両側の花壇はお嫁さんの丹精で、立派なオープンガーデンとなっています。
さて、母親の車いすはどこから・・・。

これらの状況で改修が必要となったときに予想されるトラブルは・・言うまでもないかと思います。
折角物理的な障害を克服しても、一方で家族間の人間関係を悪化させるのであればむしろ何もしない方が
良いのかも知れません。

自分が丹誠込めて作り上げてきたものが自分以外の人間の事情で壊される、やむを得ないことは
分かっていても不満は完全には解消されないかもしれません。
または、丹精こそしていないがそれなりの金額を掛けて設置したものを壊さなければならない場合も
同じような心情かも知れません。

高齢者が同居する又は高齢者の住まいをリフォームする場合は、将来の状況の変化に容易に対応できる
住まい作りが必要だと考えています。

同居する両親がどういう状況になるかその予測は付きません。
しかし、玄関廻りで予測されるのは
1.加齢に伴って虚弱になる。(杖や手すりが必要になる)
2.歩行に介助が必要となる。(介助しやすいスペースが必要)
3.車いす移動となる。(道路までの段差を解消する-段差解消機やスロープの設置)

 発生する状況は通常この3つのパターンかなと思います。

1.はその時点で対処が可能です。
2.はリフォームの時点で空間を確保しておくことで対処します。
3.はリフォームの時点で設計図面上で対処手法&対処プランを確定しておきます。必ずしも玄関から
  とは限りません。
 (いざとなったらここからあっち方向へ 1/?勾配のスロープを設置する又は段差解消機の
  設置場所を予定する)

上記の農家の場合もスペースを想定しそこには堅固な花壇や施設を作らず、移動が可能なプランターや
設置物で対応しておいた方が良かったのかも知れません。

車で通りすがりに眺めた新築住宅、職業柄ついそんなことを夢想してしまうぼくとでした。


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老後の間取り考。の前に
家の近くの坂道に桜が一輪咲いています。
去年は違う木に咲いていました。
そうした気質(木質)の木があるわけでは無いのでしょう。
単なる木まぐれかと。

書き込みの間が空いたことなど言い訳せずに始められる、これがmyブログの良い所です。

「老後の間取り」(老後生活に適した間取りのあり方)について書こうと思いますが
その前に一スレを。

先日、打ち合わせはしたものの工事に至らなかったお宅へお伺いしました。
お話しがまとまらなかったお詫びを申し上げた後それまでにお渡ししていた数種のプラン図を
お返し頂くようお話をした所、いささか驚かれていました。
相手としては、今回は工事に至らなかったものの先行き改修する際の参考資料として
手元に置いておければと考えて居られたのだろうと思います。

これについては苦い経験があります。
浴室・トイレの改修のお話が様々な事情でまとまらず、ご縁が無くなったお宅がありました。
2ヶ月ほど経った時、その方のケアマネさんから電話がありました。
曰く、
「・・さん(ぼくとのことです)、私の利用者さんがぼくとさんのプラン通りに
工事をしたけれど入浴が上手く出来ないと言って来られています。どういうこと
なんでしょう?」
私、
「どういう事なんでしょうといわれても、どういう事なんでしょう?」

実際のやり取りはもう少し長くあれこれありましたが、
要するに「あんたのプラン図通り大工さんに工事をしてもらったが上手く使えない。
プランを作った以上何らかの責任があるのではないか。」という事のようです。

実は従前から、相手方にお渡しする図面には出来るだけ細かな意匠や寸法は記載しないようにしています。
高さや位置が多少変わっても見積もりにはほとんど影響ありません。
そして、現場でのプランの訂正や確定を当意即妙に行うためにもファジーな要素は必要です。

従ってお電話頂いたお宅も、ほとんど数値のないプラン図を元に大工さんに工事を発注したとのことでした。
この時点ですでに不法な行為だろうと思います。
お電話を頂いたケアマネさんも、「情報は有価である」という今時の常識をお持ちでなかったようです。

現場にお伺いすれば無用の摩擦を起こすと思い、電話先だけで状況をお聞きしました。

問題点1.
・浴槽縁と洗い場の段差をプラン図通り30cmとしたが、立って入浴するのが不安定である。

問題点2.
・プラン図通り、浴槽に連続して作った入浴台に座って入浴しようとしたが、浴槽縁にお尻が引っ掛って
 上手くずり込めない。

私が作ったプランの対象者は痩せたごく小柄な方で、進行性の疾患をお持ちでした。
その時点では、見守りがあれば立って入浴が出来ました。
ただ先行きはその動作では入槽は困難だろうと思われる方でした。

問題点1.の発生原因
・プランの設定では深さ50cmの浴槽を設定していました。(図面には機種品番未記入)
 従って浴槽縁と洗い場の段差を30cmとすることで洗い場と浴槽底の段差は20cmとなります。
 20cm位までならなんとか安全に跨ぐことが可能だと考えます。

 現実に設置された浴槽は、施主支給の形で選定された深さ60cmの大きな浴槽ということです。
 その浴槽を洗い場から30cmの高さで設置した。
 これでは洗い場と浴槽底の段差は30cmとなります。
 洗い場で足を上げて、30cmの高さの浴槽縁を越え洗い場より30cm低い浴槽底に足を下ろす。
 跨いだ瞬間の体の傾きはかなり大きくなります。怖くて当然だと思います。

問題点2.の発生原因
・浴室の詳細な断面図は差し上げていなかったので、左官さんは標準通りの施工をしたのだと
 思われます。
 標準的には、浴槽に連続したスペースの上面のタイルが浴槽製品の縁下に潜る形で施工されます。
 従って浴槽縁が15mm~20mmほどタイル面より出っ張ることになるのが通常です。
 
 私が施工する場合は、浴槽縁高さにタイル面を合わせる形で施工して貰います。
 付き合わせることで起こる不具合を緩衝する工夫も併せてしておきます。
 こうすることで座骨が引っ掛かることなくお尻を浴槽内にずらすことが出来るのです。
 そうした施工がなされてなければ、痩せた小柄な方の座骨が引っ掛かるのは当然です。

この件については、
「事前に、提案のあったプランを使わせて貰いたいがというお話でもあれば言い足りなかった箇所や
 注意すべき点をアドバイスすることも出来ました。そうしたお話もなく、突然どうしたことだと
 言われても困惑するばかりです。」
というような形で幕引きになりました。

そういう苦い経験から(私も不都合ですが、なにより不正確な工事をされた方がお気の毒です。)
お話が不調の場合は、必ずお渡ししたプラン図を引き取るようにしています。
打ち合わせ段階では数値や意匠の詳細を記入しないのも、事故を起こさないための一つのスタイルだと思います。


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釣 書(つりがき)

いもがらぼくと

Author:いもがらぼくと
「城山の鐘 なりいでぬ 幼なかりし・・」城下町・宮崎県延岡市の地で、疾患を持たれた高齢者の住環境整備や老後に備えたリフォームを専門とした建築会社「住環境デザイン社」を経営しています。

年齢は団塊世代の末席。
趣味は「釣り道具の手入れ?」としておきます。



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