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中高年のためのリフォーム術 2010年07月
 
中高年のためのリフォーム術
日々の、障害者や高齢者の住環境整備業務を通じて思うあれこれを綴ることで団塊の世代の応援歌としたい。
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加齢対応-福祉用具-補足
前々回のシャワーキャリーについての補足です。

昨日、慣例となっている母の眼科医通いに、同行しました。
相変わらず高齢者で一杯です。予約をして行っているにも拘わらず2時間半掛かりました。
クーラーの効いた待合室は満杯です。立っている方も多くいます。
健常?な私は、外のベンチで待機です。

同じように屋外で待機している高齢のご婦人がおふたり。
立っている方のご婦人が、
「あんた、ようそんな硬いベンチに座わっとれるねー。」(良くそんなに硬い所に座り続けられるね。)
座った姿勢から見上げながら、相手のご婦人
「立っちょるよりなんぼか楽じゃわー。」(立っているより随分と楽だ。)
最初の発言がスマートと言うより、か細いご婦人。
次の発言がかなりの肥満体のご婦人。

加齢に伴って臀部の筋肉も当然落ちてきます。
いわば、自前のクッションが劣化してきています。
先の座って居られたご婦人の場合は、クッションの質は落ちたが量と接地面積の拡大で
幾らかカバー出来ているのだと思います。

その様子を見ながら本日の補足を思いつきました。

前々回のスレッドの製品写真を見て頂いてお分かりだと思いますが、
両製品とも座面の一部がくりぬかれています。
腰を浮かせなくとも洗浄介助できるための工夫なのですが、座面として評価すると
臀部の接地面積が少ない座面形状です。

メーカーも座位姿勢の苦痛を和らげるために、カット部分に緩やかなカーブを描かせたり
クッション性を持たせたりしていますが効果は今一つのようです。

というのは、
ポリテクでの改修効果検証に当たってグループ毎に講習を行うのですが、諸事情で
受講生はともかく講師である私はしばしば休憩時間なしの突貫講義になってしまいます。
従って、最終グループになるとかなりくたびれてきています。
いきおい座って講義することも出てくるのですが、前々回の製品の一つをイス代わりに
利用します。

しかし、着衣のままの私で10分持ちません。しばしばお尻の位置を変えるのですが、
切り込みがあるためそれにも限度があります。
今現在でこうであるなら、将来もっと貧相な体格になった私は何分座っていられるのでしょう。

昔、新型乗用車のユーザー評価をさせられたことがあります。
何でも良いから、何かこうして欲しいという所を考えてくれと言うようなことだったと思います。
当時喫煙していた私は(現在、喫煙中止1年と7ヶ月です)、エアコンの吹き出し口と
灰皿の位置が上下近接していて、エアコン使用中に煙草を吸うと灰を灰皿に落とすたびに
灰神楽になってしまうという評価をしたものでした。

後日メーカーから、きちんと報告がありました。
曰く
(ご指摘のことについて検証した所、お客様の指摘された通りでした。
これは、テストドライバーや関係者が様々な検証を行う際、禁煙状態で行うため
生じたことでした。
以降対応していきたいと考えております。)
この様な返事だったと思います。記念品とかはくれなかったような。

シャワーキャリーのメーカーでも、同じような検証状況があるのではないかと思います。
それはともかく、
自前クッションのへたりが激しい高齢者にとって、シャワーキャリーに長時間座らせられる
ということは支援者が想像するよりもっと苦痛なのだということだけはお伝えしたいと思います。

年を取ると言うことは必ずしも悪いことではありません。
検証が自前で出来る年齢に近づいた”ぼくと”は、裏の畑から成り物を取ってくる位
の感覚で高齢者の住環境を感じることが出来る機会が増えつつあります。

能力の向上線と脳力の下降線が交差する時まではなんとか。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html
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口蹄疫と要支援者
地域の新聞に「口蹄疫発生確認から制限区域・宣言解除まで99日ドキュメント」として
各日毎の口蹄疫に関わるエポックが記載されていました。

象徴的な統計数字も併せて掲載されていました。

・県内で処分された牛豚頭数(7/12現在) 28万8300頭
  内、 牛  6万8266頭
      豚 22万34頭

・防疫に関わった延べ人数 15万人

・県口蹄疫被害義援金 26億487万円(7/23現在)

・ピーク時消毒ポイント 348ヵ所

・イベントの中止・延期 284件(県まとめ)

義援金の金額もさることながら、支援して頂く方々の県・地域名や団体名を連日新聞紙上で拝見して
本当に励まされました。
宮崎県民の一人として、心を痛めて頂いた方々を含め皆様に心からのお礼を申し上げます。

-------------------------------------------------------------------------------

地域で発信しています延岡市:住環境メルマガで、今回の災害についての
思いを「口蹄疫発生地域と当該地域の高齢者の支援」というテーマで検証してみました。

        「以下、メルマガコピー」
各位 
 メルマガ第十一回を発信致します。
   ☆ 第十一回テーマ 「口蹄疫と高齢者の支援」  ☆
連日、感染地域の状況を新聞等で見るたびに地域の高齢者はどうして
いるのだろうと気がかりでした。
デイケアやデイサービスなどの人が集散する施設の利用は困難でしょうし、
ヘルパーさん達も移動制限で通常の訪問は困難だろうと察せられました。
         「中 略」
そこで試みに、
・口蹄疫から派生する問題 

・新型インフルエンザ感染拡大から派生する問題

・台風、水害,地震などの自然災害から派生する問題を
円交差図の形でまとめてみました。(下掲)
元より思いだけが突っ走っていますので、突っ込みどころ満載です。

新型インフルエンザ感染などと併記して作成したのは
過日、市職とこの件に関して会話をした際、
「口蹄疫感染が収束したら川南町始め、該当する市町村で支援を要する
人たちがどの様な状況だったか、事前にどの様な準備が必要だったか
聞き取りをしたらどうだろう。その上で、延岡市での対応マニュアル作り
も必要ではないだろうか」と提案しましたら

市職の答えは、「新型インフルエンザのマニュアルがあるので」という反応
でした。
果たしてそのマニュアルで今回のような状況に対応できるのかということで、
添付の円形交差図を造ってみた次第です。

http://blog-imgs-38.fc2.com/j/u/k/jukankyou/20100729093956f9f.htm

交差図で見えるのは、
口蹄疫と新型インフルエンザで共に起きてくる問題は
1.集会などの集まりがしにくくなる。
2.被害を受け続ける期間が長期である。
3.風評被害による二次被害の発生。
  (新型インフルエンザの際も、・・駅で降りて・・辺りを廻って帰ったらしい。
   という様なうわさが飛び交いました。)
4.新型インフルエンザの場合は医療職、口蹄疫の場合要支援者には
  福祉職というように双方支援者は専門職である必要がある。
  (自然災害の場合は、ボランティアの活躍する場面が非常に多い)


口蹄疫と自然災害で共に起きてくる問題は
1.生活の基盤である家業の喪失危機
2.就業先閉止による失業の発生
3.地域経済への影響
4.地域住民の心理的ダメージ


口蹄疫と新型インフルエンザと自然災害の三者で共に起きてくる問題は
・高齢者への支援という意味合いで列記した場合、3災害で共通する項目は
 今回見出せませんでした。

共通する項目はそれぞれ援用して対策が立てられると思います。
口蹄疫で派生する問題の内、新型インフルエンザ・自然災害の双方に共通
しない「口蹄疫独特の問題」が、今後対応策を考えておかねばならない問題
だと思います。

1.新型インフルエンザでは、感染拡大を防ぐために感染者個人を隔離する
  のに対し口蹄疫では地域を隔離しなければならない。

  (感染被害は家畜である。畜産地域であればともかく工業・商業都市である
   当地域で今回ほどの長期間、健康な住民の権利を制限することに市民が
   容易に協力してくれるのか)

2.新型インフルエンザや自然災害の場合は感染者を病院などの施設に集合
  隔離、災害の被害者を体育館などに集合することで支援を集団的に供給出来
  るが、口蹄疫の場合人々の集散は制限すべき行動となるため要支援者への
  支援は居宅への個別供給が必要となる。

  (ディ等は本来サービスの集団供給であり、これを長期間個別にサービスを
   供給することは人員的にも困難である。)

3.支援者も移動制限地域を移動することになり、支援活動にも当然に様々な
  制約(交差路での消毒作業)を加えられる。

  (特にヘルパー業務は巡回でのサービス提供が多いため著しく効率が
   落ち、必要なサービスが届かない利用者の発生が危惧される。)

  新富町や川南町の様な畜産地域と違い延岡市は工業・商業都市である。
畜産業に対する意識及びその経済的評価は当然に異なる。
今回と同じような住民協力(不要不急の外出はしない。買い物は地元で
  速やかに行い、寄り道をしない。車で外出の際はその都度、行き帰りに
車両消毒を行う。救急車であっても消毒場所へ誘導し消毒後出発・・・)
  が同じように得られる見込みは少ないのではないか。

     *延岡市は旭化成工業発祥の地で、いまでも市経済の中心企業です。

*口蹄疫発生時のマニュアルは、今後国によって作成整備される見通しですが
「支援を要する方々のための対応マニュアル」は地域の実情に沿って地域が
  作成する必要があると思います。
その作成過程で「新型インフルエンザ対応マニュアル」に不足している視点も
見出せるのではないかと考えています。

旧三北の町々を合併した延岡市は、人口増よりはるかに大きい比率で家畜数
  が増えています。
感染経路が不明の状況ではいつ当地域で発生してもおかしくありません。
役場職員が連日現場に駆り出されている映像を見るたび、とてもこの状況では
  支援を要する方々のことに配慮する状況にはないと感じました。

     *三北の町々とは、近年合併した北浦町(漁業)北川町(農林業)、北方町(農林業)
       の三町を指します。

       (メルマガ本文、以上)

「新富町や川南町の様な畜産地域と違い延岡市は工業・商業都市である。
畜産業に対する意識及びその経済的評価は当然に異なる。」
と本文にも記述していますが、残念ながら当地域の担当部署では何らのアクションも
起きないだろうと考えています。
それでも・・・何か残しておかなければと思いました。

民間は事業が予算を集め部署を創る、行政は部署と予算が事業を作る。


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加齢対応 -福祉用具-シャワーキャリー
前回に引き続き、入浴用福祉用具のお話です。

今回は車輪付きシャワーチェアです。シャワーキャリーとも言います。
効用からすると、いわば前回の浴用イスに車輪が付いた物と言えます。

次のようなものです。

     シャワーチェア後輪小      シャワーチェア後輪大

二種とも同じ用途ですが、左の製品に比べて右の製品の後輪がやや大きくなっています。
後輪が大きい分、不陸(デコボコ)な床面を通過する際は振動が少ないと考えられます。
しかし、左の製品に比べて幾分かは小回り性が犠牲になります。

本日のテーマはシャワーキャリーと段差の関わりです。

一般の車いすの内、小型の部類に入る介助型車いすはこんな感じです。

        介助型車いす

シャワーキャリーは、一般の車いすに比べてかなりコンパクトですが其れ以外にも特性があります。
それは、
1.狭い洗い場に進入しやすくするためコンパクトになっています。

2.水濡れが再々ですので金属部品が少なく、樹脂部品がそれに取って代わっています。

3.利用者を支えながらの片手操作の場面もあるため軽量に作られています。

一般の車いすに比較してその特性1~3.を言葉で表現すると、華奢(きゃしゃ)です。

その作りがどんな場面で顕著に影響を与えるかというと、段差越えになります。
上掲の介助型車いすで容易に越えることが出来る段差を、シャワーキャリーでは越えられない場面が
しばしば出てきます。

前輪キャスターの径がやや小さいこと、車いすに比べて背もたれが直立しているため前輪に体重が
掛かっていること、そして何より作りが華奢なためです。

介助型車いすは比較的作りがしっかりしているため、前進力が段差を乗り越えるための力として
前輪キャスターに正しく伝わります。

しかし、シャワーキャリーでは段差の箇所にキャスターが当たったときにさらに押す力を加えても
前輪にその力がストレートに伝わらず製品自体が全体にたわんで段差を越えるための力を分散
してしまいます。
そして残念ながら、車いすで行える前輪上げ操作も出来るようには作られていません。

空車で操作をしてもこの現象は経験出来ません。
華奢な車体に数十キロの重量が乗っかっているときに初めて感得できます。

数値的に何ミリが限界というような数値は出せませんが、実習棟での経験値では5ミリ以下でも
突っ掛かっていました。

車いすにも対応出来るリフォームをお考えの諸先輩は、シャワーキャリー対応もお忘れ無く。


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加齢対応-福祉用具-浴用イス
最近はあまり見掛けないようですが、以前、浴用イスのCMがテレビで良く流されていました。

ご存じ無い方はいないと思いますが、次のようなイスですね。

    背もたれ付き浴用イス        背もたれ無し浴用イス
座って体幹(身体)の維持が出来ない方は背もたれ付きのイスを、安定している方は無い方を選択する。
何らかの障害で洗体動作が不自由になったり援助が必要になった方が入浴に際し使われる、とても有効な
用具です。

各メーカーさんも様々工夫されて、突起物で身体を傷つけることがないように又使用される方の体格に容易に
合わせられる様にと改良されています。

ただし、この用具を使用するに際して気を付けなければならないことが1点あります。
それは、安定した座りを実現するために四方に張り出した脚です。
当然、座った臀部の外にはみ出しています。
入浴介助の移動支援を行うとき注意するのが、この部分への要支援者のつま先の引っ掛かりです。

そして洗い場に実物を置いて初めて、カタログで見るよりずっと大きいことに気が付きます。
健常な高齢者であっても、このイスの脚につま先を引っかけると転倒することも考えられます。

脚部には滑り止めのゴムが付いています。タイルの目地も滑りを止めます。
その結果、多少の力ではスーッと滑ってはいきません。
つま先が引っ掛かった状況は柔道で言う足払いにも似ています。違うのは転倒した床が畳でないことです。
この浴用イスは、本来健常な方が楽して入浴するために開発された用具ではありません。
身体の状況から、必要に迫られて使用する椅子なのです。



そういった意味で、このイスを健常な方々に推奨するCMを、私は複雑な思いで見ていました。

そうは言っても、健常であっても加齢に伴って体力は落ちていきます。
今までの浴用イスでは立ち上がりがしんどくなった方にお勧めしているのが円筒形状のイスです。

円筒型浴用イス この製品は高さ40cmだそうです。他に30cmの製品もあります。
お尻を置く的が狭いのですから、当然手すりなどの手掛かりを持ちながらゆっくり座ることになります。

この種の製品の良い所は、つま先の引っ掛かる脚がないところ。
イスと足が喧嘩をしてもイスの方が簡単に負けてくれるところです。

さてあなたのお家の浴室洗い場は、どれほどの広さですか?
大人二人が同時に洗体する事が出来る程広い洗い場であれば、今日のお話しは・・・。


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冊子「老後に備えたリフォームのあり方」
相変わらず出前口座も引き受けています。

講座終了後の雑談(質問も)の時間に、「わが家は以前のリフォームの時に一緒にバリアフリーに
してもらっているので安心だ・・。」というお話がありました。
その方面のお話は頼まれていないのですからよせばいいのに、つい言ってしまいました。

「ご夫婦のどちらかがご不自由になられたら、お考えのようには上手くいかないかも知れませんよ。」
ご婦人は憤然としたご様子で、
「そんなことはない。段差も一切ないし浴室も高齢者配慮のユニットバスにしている。
これ以上のことはないと思う。」

それについてのご説明をしようと思いましたが時間がとても足りません。
実はクラブの会長さんから、講座修了後、誕生会を予定している旨をお聞きしていました。
そこで、後日分かり易い文書なりをお届けしましょうという事でその場は一応の幕引きをさせて頂きました。
実際にお届けできたのは、その事があって随分日数が経ってからでした。

「老後に備えたリフォームのあり方」冊子 A42枚重ね 横二つ折 ページ数8 カラー印刷
テーマ:
    「ご夫婦のどちらかが虚弱になったり病気を持たれても、住み慣れたわが家で
     暮らし続けることが出来る、加齢に配慮したリフォームのあり方をお伝えしたい。」

定義:
   居宅でのバリアフリーとは 「移動の安全」である。

   居宅への加齢対応工事とは 「生活の質の継続」である。

を図及び絵で解説をしています。
というか、全ページを図と絵で解説しています。
ひたすら分かり易く・読みとりに手間を掛けずに・誤解を恐れず。

「ページの一部分」
バリアフリーと加齢対応図

言い換えれば居宅でのバリアフリーは、転倒などの事故を起こさずに健康な生活を継続出来るように
配慮した、安全な住宅造りということだと思います。
従って転倒などで一旦何らかの障害を持つと、そのままでは対応できないということにもなります。

というようなことを、この冊子をレジュメ代わりに解説していこうと思っています。

最近思うこと。
 規格住宅のチラシをしばしば意地悪な目で分析するんですが、最近顕著にトイレの位置がいい加減に
 配置されているように感じます。
 打ち出されているのが1.エコ 2.流し台 3.浴槽・・オシャレな便器
 
 住宅業界も結構、流行り廃(すた)りで動いています。


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ハンドル型電動車いすと事故
昨日のテレビで、ハンドル型電動車いす(いわゆるセニアカー)での重大事故多発についてのニュースが
流れていました。
人形のモデルを使った転倒シーンなど、なかなか示唆に富んだ迫力のあるシーンが見られました。

しかし何か違和感があるなーと思っていましたら、原因に気が付きました。
人間のモデルを含めて、全てヘルメット着用でのデモでした。
人間はともかく人形にまで着用させてデモを行うのは、これが業界が推奨している操作服装ですよと
言いたいんだろうと思いました。

私は職業柄、一般の方に比べて電動車いすを操作される方々に出会う機会が多いと思いますが
今まで一人として、ヘルメットをかぶってセニアカーを操作されている方にお会いしたことはありません。

安全操作の推奨デモを行うのであれば、ヘルメットのない場合の危険な転倒シーンをむしろ
流すべきではなかったかと思います。

以下、今回注意を喚起した「製品評価技術基盤機構(nite)製品安全センター」
の資料冒頭文章です。

NITE製品安全センターに通知された製品事故情報のうち、ハンドル形電動車いす
(※1)による事故は、平成17年度から21年度の5年間に67件(※2)ありまし
た。このうち、死亡事故は20件(30%)、重傷事故は16件(24%)でした。
調査中を除く死亡事故と重傷事故を合わせた25件のうち、誤使用または不注意による
事故は19件で76%を占めています。
被害者の年齢・性別が判明した事故45件のうち、80歳以上の男性は19件(42%)
と多く、その中で死亡及び重傷事故は15件で79%を占めています。
ハンドル形電動車いすの事故は、転落、転倒、衝突による事故が多発しており、
死亡・重傷に至る割合が大きいことから、これらの事故を防ぐために、使用者が乗
車・点検・運転時に注意すべき事項などについて情報提供し、注意喚起をすることとしま
した。
(※1)電動車いすは、操作方式により直接ハンドル操作によって使用するハンドル形、ジョイスティッ
クレバーで行う標準形等、身体機能に合わせた特殊形等があります。
(※2)平成22年3月31日現在、重複、対象外情報を除いた件数。(調査中データを含む。)

この組織の存在は初めて知りました。
国家公務員型の独立行政法人だそうです。国家公務員型?、国家公務員で
組織されているという意味であれば役所の一部門で良さそうなものです。
経済産業省にも同様の、重大事故発生の報告機関があったような?
役職席を増やすため?
情報公開の時代です、理事長以下各職の報酬規定も掲示されています。
体調の良い時または自分の方がはるかに楽してもっと高給を取っていると思われる方は覗いてください。

ともあれ、様々な事故データがグラフ形式で表示されています。
特に興味を引かれるのは、使用年数と事故件数の関係です。

使用期間1年未満の方の事故件数が29件に対し、1年以上2年以上の方の件数がそれぞれ5件と
激減しています。
この結果については、次の二通りの考え方が出来ると思います。

1.1年間の操作技術の習熟によって、安全な走行が出来るようになった。
これが一般的な考え方だと思います。

もう一つの考え方は、

2.操作に不向きな方(操作開始一年以内に事故を起こした方)は、早々に本人又は
ご家族によって使用を停止したために1年以上の経験者に含まれないため。
言い換えれば、1年以上使用されている方は一定の能力をお持ちの方々が残っている。

しかし、「操作に不向きな方」は本当にそうだったのか、適切な指導や助言を受ける機会がなかった
方々も多く含まれているのではないでしょうか。

電動車いすの操作には免許も不要ですし、講習受講の義務もありません。
自転車すら乗ったことのない方でも使用できます。
遊園地の電動カートの乗りで使用を始められる方も多いのではないでしょうか。
電動車いすの売り込みに際し、業者側が事故発生の危険性を大きくアピールすることは
まず期待出来ないと思います。(m○○○aさんの反論は覚悟の上)

私は基本的に、そこに多少の?危険があっても歩行による移動が困難な方は
こうした器機を大いに利用して社会参加すべきだという考え方を持っています。

従って、「そこに多少の?危険があっても。」の「多少」を幾分かでも減らす工夫が
あればと考えています。

もちろん高齢の方々に今更免許制度を、とは考えてはいません。

1.一定の講習を受講したことを証する受講証明書を持たない方には販売できない。
 (地域の事情に沿った講習が期待できる。狭いあぜ道の多い地域、坂道の多い地域、
  交通量の多い地域。地域によって様々なアドバイス・工夫が出来ると思います。)

2.ヘルメット着用の指導。
 (罰金制度でなくあくまでもその地域の、交番のお巡りさんや交通指導員による指導・お願い。)

それでも事故は無くなりません。
当然です。
経験年数を重ねる毎に車の運転に習熟していく世代と違い、習熟に伴って、同時に危険予知能力や
瞬発力・とっさの判断力が衰えていく世代ですから。

ならば
座して待つか、打って出るか。

座して待つ (weblio 類語辞典から)
放置する ・ 手を拱(こまぬ)く ・ 知らん顔で~ ・ 対岸の火事視する ・ (~を)見殺しにする ・ 助けない ・ (成りゆきを)見守る ・ 関与しない ・ 「火中のクリを拾わない」 ・ 行動しない

打って出る
攻撃に出る ・ 勝負に出る ・ (寄せ手を)攻める ・ (~を)迎え撃つ ・ 迎撃する ・ 仕掛ける ・ (~の)機先を制する ・ 「窮鼠ネコをかむ」

先輩諸氏に打って出て欲しいと、私は心からそう思っています。


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高齢者と口蹄疫
発生県で高齢者に関わる業務を行う人間として、
小さな情報であっても発信する義務があるのではないかと
思いました。

 感染発生が下火になり
 サッカーが始まり
 大相撲の不祥事があり
 参議院選挙が行われ
様々なことが生じて、そして時間が流れていきます。

今日の地域新聞の記事は選挙が半分、戦後処理関連記事が半分となっています。
そうです、正に戦後処理です。
地下数メートルでは無為に命を無くした何万という牛やぶたが静かに朽ち始めています。

この事故を一過性の一地域の問題と捉えず、今後の似たような事故の対応に役立つ事例として
徹底したデータの集積・分析を行って欲しいと願っています。

経済的指標だけでなく
・風評被害はどの様な形で市民の心に影響を与えるのか
・周辺住民(非畜産業)に於ける心理的影響
・畜産業家族の心理的影響(収束後も含め)
・子供達に与える心理的影響
・どんなことが支えになったのか

全国からの励ましの声の紹介や義捐金応募の地域紹介は県民の心を強く支えてくれたと思っています。
隣県の市の、心ない対応に傷付けられた心を本当に癒してくれました。

支援を必要とする方達の地域での状況について、宮崎県の介護支援専門員協会が
発生地域のケアマネージャを中心にアンケートを行い、
集約結果を発表しています。

ケアマネージャの立場からの意見ですので、利用者側の思いは、推し量って代弁した内容となっています。
トータル35件の集計だそうです。

・支援業務について-保険者からも県からも消毒徹底の指示はあっても
              業務遂行に当たっての具体的な指示が無く不安である。
              マニュアルの作成の必要を訴える。

         -救急車で搬送するのに発生町から出ようとしたら消毒ポイントへの誘導と
          消毒作業で時間を取られた。

・サービスの提供-殺処分の際の家畜の悲鳴を聞かせたくないのでと、短期入所を
             依頼されたが処分の日が決まらないので予約が取れない。

           -経済的に追いつめられ、費用の面からサービスを辞退される。

・利用者及び家族-感染拡大を心配する家族がサービスを休ませた。閉じこめられた状況で
             認知症の進行が心配である。
      
           -リハビリを必要とする方が長期の中断で拘縮等の進行がないか心配。

           -入所者のご家族(畜産農家)の面会が減り、テレビで暗いニュース
            ばかり見て、息子夫婦を心配し落ち込んでいる。

           -認知症の母親を一人で介護しているが、介護者が精神的に不安定になり
            母親の介護が出来ない。

・風評被害3件

・金銭問題2件

・その他     -殺処分時の家畜の声、重機の音、消毒薬の臭い、自衛隊の防護服の色で
           高齢者は戦時中を思い出してしまう。

         -殺処分の際の家畜の声で気が狂いそうだと言われる。

もっとたくさんの声が集約されています。かなり要約してしまっています。
こういう事態は二度とあっては欲しくありませんが、万一同じような事故が起こった際に
支援を必要とする方々にどういう事が出来るのか研究することはとても大事なことだと
思います。

被害を受けた農家の方々や周辺の方々が落ち着かれるときがいつか来たら、
個々の方々の戦時下(口蹄疫)の状況はどうであったのか、詳細な聞き取り
を行って欲しい。
行政の職員が必ずしも行う必要はない、予算を付けて支援職の機関に委託するなり
して時間を掛けて調査して欲しい。

実は知り合いの介護保険課の職員に、事態が落ち着いたら感染地域の支援や利用者の状況は
どうだったのか、是非該当市町村の情報を収集し地域での対策なりマニュアルを作成して
欲しいと頼みました。
その際の彼の回答は、取りあえずは新型ウィルスに対応したマニュアルは作成していますから
という返事でした。

ウィルス・感染・蔓延・消毒はタグでいえば該当します。しかし、
高齢者・介護・家族の経済的危機・殺処分・精神的疲労などが加わります。
似て非なる物だと思います。

それでも、無理かも知れないが上司に具申してみて欲しいとは伝えました。

結局戦争は、常に弱者に最もしわ寄せが来るものです。
それは今後も変わらないのでしょう。


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釣 書(つりがき)

いもがらぼくと

Author:いもがらぼくと
「城山の鐘 なりいでぬ 幼なかりし・・」城下町・宮崎県延岡市の地で、疾患を持たれた高齢者の住環境整備や老後に備えたリフォームを専門とした建築会社「住環境デザイン社」を経営しています。

年齢は団塊世代の末席。
趣味は「釣り道具の手入れ?」としておきます。



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