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中高年のためのリフォーム術
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中高年のためのリフォーム術
日々の、障害者や高齢者の住環境整備業務を通じて思うあれこれを綴ることで団塊の世代の応援歌としたい。
高齢対応の住まいのガイド
適当過ぎるスレッド名です。

ブログを訪問していた方々の検索ワードが集積されるのですが、ブログ内の適切なスレッドに
たどり着いていただいているのか、もしかして望んだ情報に行き着かないで諦めている方も
居られるのではないかと心配します。

下記の頁に行っていただくと、速やかに必要な情報に行き着くと思います。
不要不急の駄文を略して素早く必要な情報へ→http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
特に、段差の解消(スロープ)の項は、工務店さんにもすぐ活用できる情報だと思います。
お仕事にお役立てください。
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通路の勾配と表示プレート
 今年最初のスレッドとなります。今年もよろしくお願いいたします。

昨年末、延岡市役所介護保険課へ、下記表示板の設置を検討していただけないかと
お願いに上がりました。
スロープ勾配の標示プレートです。
 勾配表示板
延岡市の新庁舎は、裏口の障害者用駐車スペースも玄関前の思いやり駐車スペースも
それぞれ庁舎1Fの床レベルとほぼ同じレベルで設置されており、車両から車椅子に
移乗してほぼ平面移動で庁舎内に入ることが出来ます。

新庁舎と接面道路には一定の段差があるのですが、その段差は車両がスロープを登ることで
解消されているわけです。

他の自治体は道路レベルで障害者用駐車スペースは確保されているものの、
往々にしてそこから人力でスロープを上らなければ施設に進入出来ません。
つまり、車両に優しく人に優しくない施設が大半だと思います。

それでも車椅子で歩道から庁舎に進入する場合は、やはりスロープが必要です。
この新庁舎にも二つのスロープが設置されています。

ポリテクセンターで部外講師として多くの訓練生の方々と車椅子移動の検証を行った際に
分かったことは、車椅子移動介助の経験のある方でも、いままでどのくらいの勾配のスロープを
介助したのかを数値的に表現できる方はいませんでした。

一方病院や駅舎、公共施設等々スロープを設置している施設は延岡市内にも多々あります。
又、多くの方が利用もしています。
しかし、そうした方々は数値的にその経験した勾配を認識しているわけではありません。

従って、未知のスロープが存在する施設を利用する場合、自走者であれ介助者であれ
自分の能力の範疇であることを期待して利用せざるを得ません。
公共施設や医療施設でその期待が裏切られることはほぼないと思いますが、観光地での
失敗談は良く聞きます。
また、自宅にスロープを設置しようとする場合、それまで多くのスロープの自走や介助を
経験しているにも関わらずほとんどの方が設置するスロープの勾配に悩みます。

市内の様々なスロープでその勾配が表示されていれば、利用者の経験値が
集積されいろいろな場面でその数値が生かされていくと考えています。
出来れば1/10や1/8、1/6 などのスロープが日常的に経験できれば理想的です。

その草分けを庁舎に期待するお願いでした。

追記:WEB上で探しても、神戸ポートタワー避難スロープの勾配表示板以外の
    画像データは見つかりませんでした。
    我が町、我が市にはあるぞという方は、是非ご一報を。
    役所ほど、前例を喜ぶところはありませんので。


スレッドタイトルと内容が一致しない事もままありますので、ホームページに2011年4月までの過去ログの検索ページを設けています。  
 リスト→ http://jukankyo.web.fc2.com/blogl-list2.htm
 当社の業務の有り様については下記記事で。
 http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-entry-218.html
総務省 災害経験者派遣2
先日の記事を見た知人から、早速メールが来ていました。
曰く、
「大きな災害の場合は、相当な救援要請が個々携帯から集中すると考える。
 行政対象の場合は、組織体組織なので応答が可能だが、幾百にも及ぶだろう被災者からの
 要請は集約しきれないのではないか」、と言うことでした。

次のように返信しました。
一つ一つの要請に個別に応答することは困難なのは当然です。
しかし、スマホ用の災害時ソフトを衆知しておいて応答式アプリによる
集積は可能だと思います。
・集合人数、性別構成、年齢構成
・緊急要請したいこと。水、食料、医療、救命、衣類などの選択(複数可)
・位置情報
・自力移動の可否
・そのほか

対応組織が必要とする被災者情報を、一定の応答設問で集約することは
そう難しいことではないと思います。
いままでの災害でも需要と供給のミスマッチが言われています。
これは被災者からの情報の不足が原因の一つだと考えられます。

もちろん情報を受信しても即座の対応が出来るわけではないと思いますが、
間違いなく受信したという合図だけは、機械的でも良いから送って頂きたい。
それも、出来れば受信しましたという言葉だけでなく、
「貴方の発信は間違いなく受信しました。必ず支援します。ご安心ください」というような
文言であれば、発信者はどれほど力づけられることでしょうか。
知人には、上記のような文言で返信しました。
高齢者に使用者が多いガラケーであっても、対応できるソフトの開発を期待します。

総務省の今回の派遣制度は、神戸市の「神戸職員災害バンク」をある程度
踏襲したものと感じました。
また神戸市の、阪神大震災時の受援・東日本大震災の支援を踏まえた
「神戸市災害受援計画」は各自治体の災害時対応のバイブルと言える程の
内容だと思います。
特に受援に対する考察は、重要な情報だと思います。


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 当社の業務の有り様については下記記事で。
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総務省 災害経験者派遣
最近の新聞記事で、次の記事が目にとまりました。
総務省:地震など被災市町村に管理職派遣 経験者が全体見渡し助言 
 総務省は、地震などで被災した市町村のアドバイザーとして、別の自治体で災害対応を
経験した管理職を派遣する制度を2017年度にも導入する方針だ。組織全体を見渡して
職員の効率的な配置を助言し、罹災証明書の発行など被災者の生活再建に向けた業務を
迅速に進める狙い。
 熊本地震の被災自治体では、職員が避難所の対応に忙殺され、役場が手薄になった。
こういった事態を避けるため、新たな制度で派遣する職員は過去の経験を踏まえて、
行政トップへ直接助言する。
 これまでの応援職員は主に避難所運営などの現場業務を担ってきた。(共同)
 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政策・総務省・災害・地震・津波・台風・竜巻】 
  2016年11月26日
詳細な考察については下記 鍵屋氏の論文に詳しい。 
    鍵屋 一(かぎや はじめ)
 跡見学園女子大学 観光コミュニティ学部 教授
「pdf 自治体間連携による職員派遣のあり方についてー日本都市センター 」で検索


国土交通省 TEC-FORCE(緊急災害対策派遣隊) 活動内容
○大規模自然災害への備えとして、迅速に地方公共団体等への支援が行えるよう、
 平成20年4月にTEC-FORCEを創設
○TEC-FORCEは、大規模な自然災害等に際して、被災自治体が行う被災状況の
 迅速な把握、被害の拡大の防止、被 災地の早期復旧等に対する技術的な支援を
 円滑かつ迅速に実施
○本省災害対策本部長の指揮命令のもと、全国の各地方整備局等の職員が活動
○国土交通省各組織の職員合計7,728名(平成27年10月現在)を予め任命
※TEC-FORCE(Technical Emergency Control FORCE):緊急災害対策派遣隊

頭書の記事は、国交省のTEC-FORCEシステムに追随して、総務省が、災害経験職員派遣を
2017年に導入するという記事です。
このブログでも、区域災害対策私案
http://jukankyou.blog49.fc2.com/blog-category-17.html
でも7回に渡って 災害対策チャート このチャートに合わせて考察したところでした。

国交省のTEC-FORCEシステムが災害状況の把握とインフラの緊急対応が主であるのに対し、
総務省の災害経験職員の派遣制度は、災害地の行政機能支援が要旨の様です。
これは、それぞれの省の有り様からして当然の帰結です。
しかしこれでは、私のチャートの中央に記している、被災者からの「各種支援・救助要請」の
情報受け入れ先がありません。

所管は、環境省または厚生労働省でしょうか。
要請情報の受け入れ先がなければ、再び「校庭のHELP」「屋上のSOS」を
必要とするのでしょうか。
いっそのこと、縦割り行政の弊害をなくすため「災害対応省」でも創設したらどうなんでしょう。
日本は地震、津波、火山噴火など災害の多い島国です。
独立した省があっても良いように思います。


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 当社の業務の有り様については下記記事で。
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介護保険 審議会
以前から、要支援者に対する新しい総合事業に掛かるスケジュールが気になっていました。
しかし、その体系説明で使用される用語の意味が今ひとつ分かりにくい部分がありました。
・総合事業
・地域支援事業
・介護予防・日常生活支援事業
これらは、制度体系的にどのような位置づけなのか?
今回、下記の審議会資料の解説でようやく明確な制度体系が分かりました。

第69回社会保障審議会介護保険部会資料  厚生労働省老健局総務課
        平成28年11月25日(金)16:00~19:00  
資料3 介護保険制度の見直しに関する意見(素案)(PDF:670KB)

【地域支援事業の評価】 ○ 地域支援事業は、被保険者が要介護状態等となることを
予防するとともに、要介護状態 等となった場合においても、可能な限り、地域において
自立した日常生活を営むことができるよう支援することを目的とするものであり、
①介護予防・日常生活支援総合事業(以下、 「総合事業」と言う。)
②包括的支援事業
③任意事業から構成されている。

地域支援事業が大項目で、その中に①、②、③が含まれてるわけですね。
①の項目がしばしば総合事業と表現されるものですから、混乱していました。

資料3 の中に住宅改修について意見が述べられていました。
【住宅改修】 ○ 住宅改修は、段差の解消や手すりの設置などを通じて、
高齢者の自立を支援する役割を担っているが、価格の設定は住宅改修を行う
事業者の裁量によるほか、事業者により 技術・施工水準のバラツキが大きいなどの課題がある。
○ このような状況を踏まえ、住宅改修の内容や価格を、保険者が適切に把握・確認できる
ようにするとともに、利用者の適切な選択に資するため、以下の取り組みを進めるのが適 当である。
・ 事前申請時に利用者が保険者に提出する見積書類の様式(改修内容、材料費、施工 費等の
  内訳が明確に把握できるもの)を、国が示す。
・ 複数の住宅改修事業者から見積りを取るよう、ケアマネジャーが利用者に対し説明す る。

最新の審議会資料にもかかわらず、度々話題に上った改修費用の自己負担化についての
言及がここにはありません。アドバルーンだったのでしょうか。
それはともかく、
国によるモデル見積書の作成はどうなんでしょう?
各保険者もそれぞれ工夫をしてきていると思います。今更感があります。
複数の見積を取る?
見積の作成は無費用で出来るものではありません。
現地打合せ・プラン作成・材料拾い出し・他職へ見積依頼・工事費用積算・書類作成・施主へ提出
通常この程度の手間暇は掛かります。
手すり取付や簡単な段差の解消工事で、正規に相見積もり(競争見積)を取るのは
現実的ではありません。
強いて行えば、介護保険での工事を請けている地域福祉用具店同士の見積合わせ(談合?)
が発生します。
○ また、建築の専門職や理学療法士・作業療法士・福祉住環境コーディネーター・その他
住宅改修に関する知見を備えた者が適切に関与している事例や、住宅改修事業者への
研修会を行っている事例等、保険者の取組の好事例を、国が広く紹介することを通じて、
これらの取り組みを全国的に広げていくことが適当である。

国が広く紹介する?
対象者はケアマネさん達が多いでしょうね。業者向けのセミナーは、私も何度か担当課に
提案しましたが、地域工事事業者全てへの機会均等や公平性が担保できないということで
実現しませんでした。
やはり下にいう、改修事業者の登録制が実現しないと難しいでしょうね。
○ このほか、住宅改修事業者の登録制度の導入を求める意見があった一方で、市町村の
判断に委ねるべきとの意見があった。また、利用者負担については、所得や資産に応じた
限度額設定や利用者の負担増を求める意見があった一方で、現行制度維持を求める意見
が多くあった。

現行制度維持を求める意見が多くあった。
結局、ここに収まるんでしょうか。


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百歳体操
先日の日曜日、公民館で地域の高齢者を対象に百歳体操のデモを行いました。
いきいき百歳体操は,米国国立老化研究所が推奨する運動プログラムを参考に,
平成14年に高知市が開発したウェイトを使った筋力運動の体操です。
         ウェイト 参考写真です。デモで着用したのは、
それぞれ500gに調節したウェイトです。

基本、椅子に座って行う軽い体操なのですが、講師の方がお持ちになった
DVDがいわゆるビフォー・アフター事例の紹介DVDでした。
内容は、96歳の女性がこの百歳体操を週2回・3ヶ月間行った検証映像です。

ビフォー・介助者の手を借りて椅子から立ち上がり、5Mくらい先の目印まで
介助者の支援を受けてヨタヨタと危なっかしく歩行しています。
アフター・同じ女性が自力で立ち上がり、目標まで行って帰ってくるのですが
なんとポコポコと駆けています。
これには皆さんからホーッという驚きの声が上がりました。

良く、テレビのサプリメント効果をCMで効果を強調する映像に、さりげなく重なる
「これは個人の感想で有り、必ずしも・・・」というのがありますが
・登場人物の年齢が96歳。
・体操開始前は、椅子からの立ち上がりや歩行も支援を受けている。
いまDVDを見ている自分よりずいぶん高齢であり、身体状況も悪い。
しかし、3ヶ月後の身体状況はいまの自分より良いかもしれない。
俄然、講師から指導される体操に、真剣味が加わります。

デモ用に講師が用意されたウェイトが数組でしたので、私はウェイトなしで参加です。
基本、同じ動きを2セット行うのですが、ウェイトなしでも2セット目は結構きつくなります。
用意して頂いたウェイトは比較的高齢の参加者に付けて頂いたので、その方達はより以上に
ハードだったと思います。
しかし出来る範囲で無理なく、また効果を上げるためにゆっくりとした動作を指導されるので
危険な要素はなさそうです。

デモが終わるとすぐに、地区でウェイトを購入しましょうかという話も出ました。
確かに96歳婦人のビフォー・アフター映像は、百歳体操の意義を啓蒙するには
最適な検証映像でした。
今後の段取りとしては、地域の包括支援センターの都合4回の指導を受ける必要が
あるようなので、どのようなスケジュールを立てるかの検討になります。
併せて週2回継続のための仕掛けも考えなくてはなりません。


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ポリテク訪問2
前回は、ポリテクセンター延岡を久し振りに訪問させて頂いて
職員講師の方からお話をお伺いした所まででした。

面談後、単独で模擬住宅及び車椅子操作体験コーナーを見学させて頂きました。
以前の状況と何の変化もありません。
私が講師をさせて頂いた折りに、講義内容に沿って設備して頂いたそのままでした。

職員講師の方とのお話の中でも、「講義内容も当時と同じですが、以前に比べ
若干簡略化しています」というお話が出ていました。
考えてみれば当然のことかもしれません。

私のような部外講師の講義は、実務といういわば立体的な情報を基に行います。
その場合、実務に裏打ちされた様々な側面を持つ情報が講義媒体ですから、
多面的な講義が容易に行えます。
簡単に表現すれば、一つの事例を幾通りもの表現と意味づけで解説することが可能です。
一方職員講師の場合は、実務に沿っていないため活字や映像による平面的な情報(テキスト等)を基に
講義することになります。

部外講師が講義していた内容をなぞって講義をしても、立体でない平面的な情報を基にするのと
変わりませんので、時間の経過とともに内容がやせていくのは仕方がありません。
せっかく六ヶ月間の訓練期間を過ごすのであれば、通り一遍でない奥の深い知識を習得して
就労して頂けたら良いのにと思いつつ施設を後にしました。


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ポリテクと求人率
昨日、久し振りにポリテクセンター延岡を訪問しました。
部外講師を終了して以来、数年ぶりの訪問です。

ポリテクセンターには、一定の条件下で施設・設備を訓練等に
貸し出すシステムがあります。
今回の訪問は、住宅リフォーム科の訓練設備をセミナー等で
利用できるかどうかの下調査の為でした。

受付で担当科講師にお会いしたい旨お願いしたところ、幸いにも
私が講師を務めていたときの職員講師の方がまだ居られました。
早速、リフォーム科の現在の状況をお伺いしたところ、
1.求人率が高いため訓練生の定員をなかなか充足できない。
  かっては33名定員でしたが現在30名とのこと。
2.訓練期間中に次々就労が決まって、工事訓練時に必要な人員数が 
  確保できないため、従前の模擬住宅改修訓練を一定程度簡略化した。
3.車椅子操作訓練用の設備は従来(私が居たとき)通り使っているが
  建物の補修が予定されているので部外者の利用はその補修の完了を
  待ってということになる。

1.の定員充足については私も何かと思い出があります。
求人率が低いときには、定員の何倍もの応募者があり優秀な訓練生の
方々が多数参加します。
一方、求人率が高いと定員を充足するに困りあれやこれやの
手法で(コンビニ等や様々な施設に募集ビラを置かせてもらった)募集を
かけます。
優秀な方が多くしかも多人数で作業する場合と
定員確保に苦労する場合とでは作業効率は当然違ってきます。
当時も状況に応じて、その都度、なにかと作業内容を工夫したものです。

施設・設備の見学の雑感は後日に。


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刑務所と介護
先日のテレビ番組で、収監者の高齢化問題について特集されていました。
刑務官が高齢の受刑者の手を引いて、移動を支援しているシーンが流されていました。
一般社会と同じようにそうした施設内にも、当然高齢化の流れは及んでいます。

しかし、一般社会では高齢者に対し様々な社会保障支援がなされていますが、刑務所などの
矯正施設にはそうした保障システムは及びません。
従って、支援を必要とする高齢の受刑者の世話をするのは第一義的に刑務官となります。
状況によっては、同房の受刑者が世話をする側に回るという事もあると語られていましたが
受刑者による身体接触は、恐らく本来イレギュラーな行為なんだと思います。

また高齢化のより大きな問題として、認知症を持つ受刑者の問題があります。
移動や行為の支援と違い、認知機能を障害している受刑者の介護は刑務官が業務の
合間に行えるものではありません。
排泄行為、摂食作業、衣類着脱、危険行為など様々な場面での介護が必要となります。

しかしそうした支援を十分に行わないとすると、本来その受刑者が裁判所から命ぜられた
刑罰以上の負担を強いることになります。

受刑者一人あたりの年間の収容経費は約320万円だそうです。
高齢受刑者に多く見られる万引き犯罪であっても、再犯を繰り返せば
最長5年の実刑もあり得ます。
その場合、5年で収容経費は1600万円となります。

国の年間のそうした施設の予算額は2千数百億円だそうです。
介護や支援のための刑務官の増員は認められない状況です。
そうした中、一定の高齢者比率を持つ施設に対して介護士を配置することが
決まったようです。
 介護専門スタッフは非常勤で、全国70の刑務所施設のうち、65歳以上の高齢受刑者が  
 2割以上を占める32施設に1人ずつ配置する予定だ。介護人材が不足していることもあり、
 介護福祉士の資格がなくても、資格取得に必要な一定の研修を修了していれば勤務を
 認めることにした。
 政府は、17年度予算の概算要求に人件費として約6000万円を盛り込む。


しかしながら、一般の施設でも介護職員の確保に苦労している状況で
そのような特殊な環境下での就労を望む資格者はそうもいないような気がします。
以下、募集要項の抜粋です。
「 介護福祉士 」
宮城刑務所 -  仙台市 若林区
時給   1,120円 - アルバイト・パート
一般(パート)
事業所名   宮城刑務所
職種   介護福祉士
雇用形態  パート労働者
雇用期間
   雇用期間の定めあり(4ヶ月以上)
  平成29年1月4日~平成29年3月31日
   契約更新の可能性の有無
  あり(条件あり)
就業時間
  1)08:30~16:30
  2)09:00~17:00
  3)10:00~16:30
休憩時間  45分
週所定労働日数  週4日程度
賃金形態   時給 
 a 基本給(月額平均)又は時間額
 1,120円~1,120円
 b 定額的に支払われる手当
 a + b
 1,120円~1,120円
賞与  なし
休日   木 土 日 祝 他
週休二日
従業員数  企業全体: 380人 うち就業場所: 310人 うち女性: 25人 うちパート: 20人
        以下一部略
採用人数  1人
仕事の内容
   介護を必要とする被収容者に対する療養上の援助
   (入浴、食事、排せつ、移動、体位交換等)
必要な免許・資格   介護福祉士

特別な就労環境にも関わらず、意外に厳しい雇用条件です。
一方、刑務作業の一つに職業訓練があり、選抜されて訓練生となるコースのなかに
介護職員初任者研修を取り入れている刑務所があります。
唯一、山口県刑務所での職業訓練コースです。
昨年からのスタートで、現実に介護者としての就労を目的とした試みです。
こうした訓練コースを全施設に拡充して、収監者による介護業務を刑務作業の一部として
採用することは出来ないのでしょうか。

 以下、新聞記事から抜粋
「法務省は26日、2014年末に全国の刑務所にいた60歳以上の受刑者約9700人のうち、認知症傾向のある人は約1300人に上ると の推計を発表した。その割合は13.8%で、国民全体の割合とほぼ同じ水準だった。全国の刑事施設で認知症の実態調査をした のは初めて」


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式台等の屋内段差
老後も安心して暮らせる住まいの定理?―5です。

ここを覗いていただく方々の検索ワードで、上位に来るのが「式台段差」です。
住まいの環境整備においては非常に初歩的なレベルの整備対応箇所です。
それでも常に検索ワードの上位にくるのは、いかに環境整備の情報が少ないのかを
示していると思います。
今回は、そうした初歩的な対応箇所を中心に解説したいと思います。

昔東京で、住宅関係の業務に就いていた頃、山手線沿線で住宅販売の
営業を行う機会がありました。
敷地面積が二十坪もない敷地一杯一杯に建物が建っていました。
玄関土間もこれ以上は無理という位に狭く、30Cm程の框段差(フロアー~土間)に
分割対応するための式台設置も困難な空間でした。
当時三十歳台のお客様です。
そのままお住みであれば、現在七十歳台ではないかと思います。
何ら段差対応策を取られていなければ、現在、昇降に苦労されているかもしれません。

そうした都会でなくとも、玄関土間がごく狭く、テキストで示される「式台設置による段差解消」が
困難なお住まいに住んでいらっしゃる方も多いと思います。
そうした、式台設置が困難な住宅(式台を設置すると、扉を開けると踏み込みスペースだけ)に
お住まいの方には、次のようなアドバイスをすることが度々あります。

式台を設けて靴脱ぎのスペースの狭い不便な土間にするより、土間を式台と同じ形に
かさ上げして、その高くなった土間ステップで靴の脱着を行う。
平面的には土間スペースは変わりませんが、段差の解消には対応できています。
同居の家族数が減り、脱ぎ置く履き物の数も少なくなったお宅であれば、何ら問題は
ないと思います。

又この対応策は、玄関の框段差に式台で対応している一方、段差がそのまま
残されていることが多い勝手口の段差解消にも活用できます。

次回は、老後も安心して暮らせる住まいの定理?―5の2として
その他の屋内段差についてふれてみたいと思います。


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釣 書(つりがき)

いもがらぼくと

Author:いもがらぼくと
「城山の鐘 なりいでぬ 幼なかりし・・」城下町・宮崎県延岡市の地で、疾患を持たれた高齢者の住環境整備や老後に備えたリフォームを専門とした建築会社「住環境デザイン社」を経営しています。

年齢は団塊世代の末席。
趣味は「釣り道具の手入れ?」としておきます。



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結構使えます。カテゴリーに拘わらずあちこち書き散らかしていますので、お時間の節約になると思います。

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